府中市 日鋼団地が建て替えを決議 新たに14階建て2棟構造の共同住宅を予定(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★府中市一の高齢者の多い団地、「日本一建て替えが難しい」と評された建て替え決議が可決
先日の建設通信新聞インターネットニュースによると、府中市内にある府中日鋼団地の記事が配信されています。同団地の管理組合では、「日鋼団地の建て替えに向けて、2025年内の建替組合設立総会開催を予定している」とのニュースを配信しています。同ニュースによると「3月30日の臨時総会で建て替え決議が成立したことを受けたもので、事業協力者には長谷工コーポレーションが参画し、コンサルティング、設計、事業推進を担っている」として、「老朽化した既存32棟702戸のうち、敷地南側の1-13号棟を解体し、新たにRC造14階建て2棟総延べ7万4156㎡、戸数830戸の共同住宅を建設する計画」と報じています。
また今回の建て替え決議について、同管理組合の藤原理事長は「702世帯32棟という大規模な権利者数、府中市一といわれる高齢者の多さ、そして10年前の計画で提示された負担額と比較してしまうという『三つの壁』があり、日本一難しい団地建て替えといわれてきた」とコメントされています。
★事業化の最大の障壁となったのは、建設費高騰による組合員の負担額増加
建設通信ニュースによると「2014年に三井不動産レジデンシャルJVが提案した計画時の負担金が1世帯当たり500万円程度だったのに対し、今回は倍以上に上る」「他の団地では最初から建築費高騰後の負担金を前提に話が進むが、過去の数字と比較してなぜ今、倍以上出さなければならないのかという思いがある。この過去の数字と比較する心理的なハードルが、合意形成をより難しくさせた」(同組合の藤原理事長)。
しかしながら今回、決議に踏み切った背景には、「組合員の切迫した思いがあった」として、「改正区分所有法の成立を待つ選択肢もあったが、裏金問題で国会審議が停滞し、いつ成立するか分からなかった。10年以上かかっている計画で、これ以上待てなかった。皆のモチベーションがぎりぎりの状態だった」(藤原理事長)。
今後同管理組合では、建て替え同意書を府中市に提出し、組合設立の承認手続きを進める予定と伝えています。(参考、建設通信新聞インターネットニュースより)
★総戸数700の大規模団地、駅へのアクセスも良好の地
この日鋼団地についてインターネットで検索したところ、「東京都府中市日鋼町に建つ、1966年6月築、鉄筋コンクリート造地上5階建、総戸数702戸の大規模団地です。 京王線「分倍河原」駅まで徒歩13分、武蔵野線「北府中」駅まで徒歩9分、さらに府中駅へも徒歩でアクセスができ、電車での各所への移動には大変便利です」と解説されています。
また日鋼団地の歴史についてネットでのAIによる解説によると、東京都府中市日鋼町にある、1966年6月築の702戸の大規模団地です。この地名は、かつてこの地域にあった日本製鋼所東京製作所に由来しています。
①1938年:日本製鋼所が武蔵製作所を府中町に起工。②1941年:武蔵製作所が竣工し、操業を開始。③1963年:東京製作所と改称。④1966年:日鋼団地が完成。⑤1987年:東京製作所が閉鎖され、跡地に府中インテリジェントパークが建設された。⑥1995年:本社機能の一部が府中本社となる。⑦2007年:本社が東京都品川区に移転。日鋼団地がある日鋼町という地名は、この地域にかつて存在した日本製鋼所東京製作所にちなんで名付けられました。