28 10月

府中市 学校教員が業務に追われ、不登校児童、生徒への対応に時間を割く余裕がないのが実態・・NPO法人の全国調査から(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★不登校の子どもや親に対応する時間がなくて困っている教員は8割以上に

10月28日付毎日新聞ネットニュースで、「不登校の子どもや親に対応する時間がなくて困っている教員は8割以上」「NPO法人『登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク』が実施した調査で、教員らは不登校の子どもたちに対応したいという思いがあっても、それ以前にさまざまな業務が積み重なり、時間を割く余裕がない現実が浮かんだ」との記事が配信されています。

 同調査では年々増加する不登校について、子どもや親に対応する上での「困り感」について尋ねたところ、「子どもへの対応や保護者との面談、電話連絡など不登校に関して対応できる時間について4段階のうち最も当てはまる状態を答えてもらったところ、『とても困っている』と『少し困っている』が計86・3%に上った」とのことです。

★半数近くの教員が子どもたちとのコミュニケーションに10分以内しか確保できていないのが実態

 また教員は不登校対応に限らず事務作業などさまざまな業務を抱えているとして、 「半数近くの教員が子どもたちとのコミュニケーションに10分以内しか確保できていない現状」について、「多忙のため不登校の子どもに対応できる時間が足りていない」と分析しています。また不登校の子どもの受け皿になるフリースクールについては、「97・3%の教員が『フリースクールという選択肢があることをいいと思う』と回答。一方で、『フリースクールの知識がない』と回答した教員は73・3%に上り、84・7%の教員が『不登校に関する研修について研修・内容の充実が必要』と教員側の知識のアップデートを望む声が目立った」と伝えています。

 また不登校対応に限らず多忙な業務によって精神的に追い詰められている教員も少なくなく、「11・8%の教員が『教員としての負担から精神的疾患で休職した』と回答している」そうです。

 ニュースのなかで、全国ネットワークの事務局の朝倉景樹さんは、「子どもが不登校になった際の対応のキーパーソンは教員であるとした上で『その先生たちがどんどん追い詰められ、精神的な理由による長期休職も増えている。先生たちが働きやすい環境が(不登校対応のためにも)必要であるということを広く世の中に知ってもらいたい』と指摘し、教員増員の必要性などを訴えた」としています。※同調査は今年の2~6月、全国ネットワークとつながりのある教職員組合などに呼びかけ、全国の小中学校教員293人からオンラインで回答を得たものだそうです。(参考、毎日新聞インターネットニュース、10月28日付)

★もはや学校の先生たちはキャパオーバー状態(保護者の声より)

以前、私あてのメールで、保護者の方から学校の先生の働き方の改善について、ご要望をいただきましたので、再度、以下、紹介させていただきます。

~ 改善してほしいと常々実感するのは、市立小学校の先生方の仕事量の多さについてです。宿題の丸つけやプリントの準備など、先生がたの事務負担を少しでも減らし子供たちの教育に力を注ぐ時間を作ってほしいです。そのためには、先生がた専属のスタッフ制度を緊急に作る必要があると、私は考えています。そのための予算をぜひとも割り当ててほしいです。

先生がたの毎日の努力と信念で、ぎりぎり成立している公立小学校の教育は、このままだと崩壊してしまうのでは?。どう見ても仕事量のキャパオーバーで、少しのことで生徒たちに怒鳴って指導する先生も増えています。ゆうきさんはどう思われますか。もう一度書きます。先生がたの事務を担当するスタッフ制度を緊急に作って、その分の予算を増やしてほしいです。未来ある子供たちの教育に府中はもっと予算を増やすべきだと思います。 ~ (以上、市民の方からの要望より)

★教育委員会も地域住民、保護者の方に通知文を発出

府中市の教育委員会では、以前「保護者、地域の皆様へ」とのタイトルで、「学校の働き方改革にご理解、ご協力をお願いいたします」という文章を発出しています。中身を要約すると、『小中学校の教員の方々は過労死ラインを超える長時間過重労働の実態があり、教員の健康面ばかりではなく、教育の質の確保という観点からも見過ごせない状況となっている。そこで各学校では、教育の過重労働の負担軽減のために、副校長の校務改善支援員などの人的支援、タイムレコーダーの導入、学校閉庁日の設定、勤務時間外における電話応答メッセージ対応の導入などの取り組みを紹介し、保護者、地域のみなさんへ教育の働き方改革の趣旨に理解と協力を求めます』という内容です。

~私も2017年6月議会の一般質問で、教職員組合の方々の要望、現場の先生方の声をふまえ、この問題を取り上げたことがあります。現場の話を聞くと、休憩時間などなく、まさに「ブラック職場」ともいえる実態を聞いて、驚愕した覚えがあります。何より現場の先生方は、子どもたちにより良い教育をしたいが、そのほかの業務に追われ、明日の授業の準備もできないのが一番辛いと話をされていたことが記憶に残っています。現場の教員の方々は、不登校児童生徒に気をまわす余裕がないのが、実態です。(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ 府中市議会議員  ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合がありますが、お気軽にお声をおかけください。駅頭には朝8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

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