24 12月

府中市 PTA 保護者にとって負担のかからない「PTA」活動とは・・PTA改革の取り組み(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日の読売新聞ネットニュース(12月21日号)で、「PTAの代わりとなる保護者ボランティア組織を作った新設の公立小中一貫校、モットーは「役員なし」「活動の強制なし」「会費徴収なし」との見出しで記事が配信されていました

★少子化が進み、共働きの家庭が増える中、PTA活動を負担に感じる人が増加

同ニュースでは、PTAがない学校である、大阪市立中之島小中一貫校を取材。昨年4月、ビジネス街・中之島に開校、中学生約630人だそうです。「PTA活動の代わりとなる、保護者のボランティア組織「なかのしまラボ」を作り、「PTAとの違いは会費徴収がなく、役員がいないという点です。中心メンバーは保護者20人ほどで、活動のたびに広く参加を呼びかける形が取られています」と、参加する保護者の声を伝えています。

このニュースでも解説していますが、元来PTAは児童生徒らの保護者と教職員でつくる任意団体であり、教員の学校運営を手助けし、保護者同士の交流の場となってきましたが、少子化が進み、共働きの家庭が増える中、活動を負担に感じる人が増えています」。

★活動を強制しない保護者どうし助け合いとしてのボランティア組織を結成

 そこで「開校前の昨年3月、楠井誠二校長の呼びかけで、保護者による組織のあり方に関する話し合いが始まった」そうです。そこで議論を経てまとまったのが、①PTAは作らないという方針と、②活動を強制しない、③会費は徴収しないという方向性とのことです。また「同年10月にラボが結成され、保護者は、『クリーン作戦』のほか、傘を持ち寄る『置き傘プロジェクト』、卒業記念のネーム作成といった活動に取り組んできた」とのことで、活動に必要な経費は、寄付や、保護者の負担で賄っているそうです。(参考、読売新聞インターネットニュース12月21日付)

★なぜ府中第六小学校はPTAの活動方法を変えたのか・・・『子ども達のための活動』のはずが、『子どものことに支障をきたす』活動になっている

2022年12月の私(ゆうきりょう)のブログで、小中学校のPTA活動のあり方について配信したことがあります。保護者の方々からいただくお声で共通しているのは、「PTA活動の意義は理解しつつ、忙しい共働き世帯でも強制的ではなく、安心して参加できる活動にしてほしい」というものでした。そこで府中第六小学校のPTA活動では、「持続可能なPTA」をめざして取り組んでいることを、同PTAのホームページで発信していますので、紹介させていただきます。

★みんなが参加しやすい形態に運営方針を改革

府中第六小学校のPTAのホームページでは、以下のように発信しています。「2020年度はコロナ禍において、今までの活動ができなくなりました。活動自体が立ち止まったことで、PTAの活動方法や内容についてより深く考えることができました。そのなかで、強制されることへの不満、役員決めのくじに対するストレス、参加したいが参加しにくい現状、PTA活動で家庭や仕事、子どものことに支障が出ている等のご意見を伺うことがありました」。

​ 「『子ども達のための活動』のはずが、『子どものことに支障をきたす』という本末転倒なことが生じている現状に目を瞑ってはいられない!!このままでは、PTAへの参加者が減り、いずれPTAが破綻してしまうのではないか。子ども達のためにも、家庭と学校が連携するためにも、PTAがなくなることは避けたい!!」。

 「PTAを続けていくためには、保護者、先生方のご協力が必要不可欠!!そう考え、『できる人『』が『できる時』に『できる事』を掲げ、みんなが参加しやすい持続可能なPTAを目指して活動方法を変えよう!」と動き始めました」(同HPより) とその活動のあり方について再検討されています。

★PTA主催のイベントも希望者がいなければ開催はなし

 具体的には4つの専門委員会で行っていた活動をすべて精査して、それらをひとまとめにし、「PTA活動」という一覧にしています。その中より、参加できる活動を各ご家庭にて選んで参加してもらう形式に改革しています。

 また「縁日実行委員会」を廃止して、「縁日にこだわらず、別のイベントの開催も含めて、内容を検討します」とし「新年度にイベントの内容企画から実行までをしてくださる会員の方を募集」すると改めています。そして、​希望者がいない場合は、その年のイベントは開催しないとの方針を打ち出しています。同時に実務的な改革策として、PTA活動のお知らせについても、書類をやめて専用アプリを導入して連絡体制を構築、定期総会の時間短縮、運営会議もより開かれたものにしています。(以上、府中六小PTAのHPより)

~私のブログを見た市民(保護者)の方からは「PTAは外部委託によって保護者の負担を一部は軽減することはできると思いますが、PTA組織の改革と地域社会の理解がなければ、保護者の負担が大きく減ることはないように思います」とのお声もいただきました。「持続可能なPTA活動を」という、府中六小PTAの理念は大変素晴らしいと思います。ぜひ私も調査して、一度取り上げたいと考えています。※府中第六小学校PTAのホームページ ⇒ 六小PTAとは | Furokupta

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ 府中市議会議員  ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合がありますが、お気軽にお声をおかけください。駅頭には朝8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

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