★生活保護の申請に関する「誤解」が広がっている実態・・仙台市

府中市議会議員（無所属）の　ゆうきりょう　です。１２月２５日付、毎日新聞ネットニュースでは、仙台市の生活困窮者の状態についての記事が掲載されています。それによると、「生活困窮者らに食品を無料配布している『フードバンク仙台』は、2021年度上期（4～9月）に行った利用者の生活実態調査の結果をまとめた。約8割の世帯の収入が生活保護の受給基準を下回り、うち9割が行政機関に相談できていなかった」。

「生活保護の申請に関する誤解もみられるといい、収入が生活保護水準以下の世帯が全体の8割弱を占めた。借金や持ち家があるなどの理由で生活保護を受けられないと思い込み、行政機関に相談しないケースが多かったという」と報じています。

 

★生活保護の捕捉率は２１％程度、行政と民間、市民が連携して生活困窮者への支援策拡充を

またこの記事によると、こうした団体などから指摘を受けて、仙台市ではホームページ上で「借金や持ち家があっても申請できるという説明を加えた」とのこと。記事では、「フードバンク仙台」の川久保尭弘さん（34）は「困窮している人が行政につながれていないのは大きな問題。法律上の権利を行使するためのサポートをしたい」という。

日本の生活保護の捕捉率は２１％程度との調査結果もあり、生活保護を受けるべき世帯が受けていない実態があるのが問題です。私は「生活保護」という名前に違和感を覚えます。私はこの名称を「生活保障」という名称にすべきと考えます。

この府中市内においても、「府中緊急派遣村」のみなさんのように、民間、市民団体のみなさんが生活困窮者を支援する活動を続けており、仙台市のように行政と民間市民団体が綿密な連携をして、生活困窮者を支援する活動が必要と考えます。

また府中緊急派遣村のみなさんは、下記の予定で年末年始にかけて支援活動を行うとのお知らせが新聞記事に掲載されていましたので、以下紹介いたします。

★府中緊急派遣村主催　「年末＆年始食料無料配布」生活困りごと無料相談会

日時・・１月３日（月）　午後５時～７時
会場　東京都府中市　府中駅前　京王線府中駅西口けやき並木ガード下です。
※コロナの状況で中止する場合があります。

生活・労働困りごと無料相談いたします。

※連絡先　電話　０９０－３０８５－７５５７（松野）