17 4月

府中市の新型コロナワクチン接種会場に遠くて行けない、どうすればいいのでしょうか(その1)・・90歳以上の市民の方からの要望

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。私のブログがみなさんの情報のお役に立てれば嬉しいです。

さて昨日(4月16日)付朝日新聞に「接種会場まで行けない」「ワクチン 介護必要な高齢者ら不安」との見出しで記事が掲載されています。

★『(高齢者の会場までの移動手段について)喫緊の課題と考えているが、解決策が見つからず苦慮している』(千葉市)

府中市でも90歳以上の市民の方へのワクチン接種が始まりましたが、先日もご家族の方からも「主人が90歳を超えています。ワクチン接種会場までに行くのが大変で、なんとかならないものでしょうか」という問い合わせをいただきました。お話を伺うと、市内南西部地域の端に住んでいるという方で、市が設定している2ヶ所の会場(医王病院、桜井病院)には距離が遠くて、連れていくことができないで困る、というご様子でした。タクシーなども利用できないよう様子でした。

この朝日新聞の記事でも「89歳の母親を自宅で介護する千葉市の方が「車いすのわずかな移動でも、母は体調を崩すことがある。集団接種の会場や医療機関に移動するのが難しい」という内容です。

記事では「千葉市は『喫緊の課題と考えているが、解決策が見つからず苦慮している』」(担当者)とあります。記事によると自治体ではこうした高齢者に対して「丸投げ」するような姿勢が目立っているようです。「介護関係者からは『ケアマネジャーや地域包括支援センター、民生委員らがフォローする必要があるが、自治体からは何の連絡がない』」「多くの対応を丸投げされるのは負担が大きい」(中国地方のケアマネ)とう声を紹介しています。(次回に続く)

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15 4月

府中市でもヤングケアラー支援を・・厚労省が初の全国調査、中高生の20人に1人

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。私のブログがみなさんの情報のお役に立てれば嬉しいです。

★相談できないまま孤立、自覚せず、介護保険制度など知らないケースも多い

さて昨日(4月14日)の朝日新聞1面、3面に厚生労働省が、ヤングケアラー(家族の世話を担う子)の初の全国調査の記事が掲載されています。ヤングケアラーとは、大人の代わりに家事や介護といった家族の世話を担う児童、生徒のことです。最近、この問題を取り上げるマスコミもありましたが、厚労省が初の全国調査をした結果、中高生の20人に1人がヤングケアラーになっているという事態に驚きました。

記事によると、親や祖父母だけでなく、兄弟の世話をする割合が高いとのことです。「世話に費やす時間は中学2年で平日1日平均4時間、高校2年で同3.8時間」との結果で、7時間以上という回答もそれぞれ1割を超えたとしています。

この記事では「相談できないまま、孤立してしまうケースが多い」とあり、京都市の女性のケースでは、小学3年生のことから祖父母の世話が始まり、高校生になると家計を助けるためにコンビニやカフェのアルバイトを手掛けるようになったケースを紹介しています。

また記事にもありますが、世帯の平均人数が減り、高齢化が進む一方、大人に変わって子どもがケアの担い手になりやすい状況が生まれていると分析しています。「介護保険や障害福祉サービスなどの公的サポートを家族が知らない場合もあり、自分がヤングケアラーと自覚していないケースもある」と記事にはあります。

★埼玉県がヤングケアラー支援条例を制定、各地でも支援策が広がりつつある

自治体の動きでは、埼玉県が「ケアラー支援条例」が3月27日に県議会で可決、成立。介護する人に焦点を当てた全国初の条例で、18歳未満をヤングケアラーとし、国や他の自治体に先立つ取り組みとして注目されています。ほかにも浜松市でも支援策の具体化を検討しているそうです。ほかにも北海道の栗山町議会で、3月19日にケアラー支援条例が成立しています。

府中市議会でも以前、西の議員(生活者ネット)もこの問題で一般質問をされていました。今回の厚労省調査を機会に、府中市内でもヤングケアラーの実態把握と、具体的施策について取り上げ、市に要望したいと思います。

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11 4月

府中市が介護サービス事業者連絡協議会と風水害時における要支援高齢者の安否確認、避難所への避難誘導に関する協定を締結

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。私のブログが少しでもみなさんの情報のお役に立てれば嬉しいです。

府中市の広報「ふちゅう」4月11日号で、府中市と介護サービス事業者連絡協議会との間で「風水害時における要支援高齢者と安否確認などに関する協定を締結」したと掲載しています。

内容は「浸水想定区域に居住し、風水害時に自力での避難が困難で、家族などの支援を得られない高齢者の方の避難を支援するため、風水害時における要支援高齢者の安否確認等に関する協定を締結したとのことです。主な協定内容は①電話などによる安否確認、②市が開設する要配慮者用避難所への避難誘導など。

近年の台風による水害で記憶に新しいのが、2019年10月の台風19号による被害で、府中市でも初めて大規模な避難勧告がされました。いよいよ現実となった水害時などによる避難行動ですが、当然ながら自力で避難することができない高齢者の方や障害のある方が多数います。こうした方がたに対するケアは、行政がその環境づくりを行わねばなりません。

ちなみに自治体が指定する「災害時要支援者」名簿の管理については、①自主防災組織代表、②民生児童委員、③地域包括センター、④消防署、⑤消防団、⑥警察署となっています。

今回の協定は「要支援高齢者」になっていますので、行政では介護保険課の担当となりますが、行政が地域と住民との連携に「丸投げ」して済ますことがないよう、この協定が実効性のあるより良い内容とするために、私も調査して市に要望したいと考えています。府中市介護保険課 電話042-335-4210

03 4月

府中市の高齢者施設職員にも新型コロナ対策で、PCR検査を実施・・東京都が35億円かけて、都内すべての高齢者施設でPCR検査を実施します

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。私のブログが少しでもみなさんの情報活用のお役に立てれば幸いです。

今朝(4月3日)の読売新聞多摩版に、東京都が都内の全高齢者施設や主な精神科病院の職員計約18万人にたいして、都の負担で新型コロナウイルスの定期検査を実施するとしています。

記事によると「早期に感染者を発見し、重症化リスクの高い高齢者の集団感染を防ぐのが狙い」とのことです。報道によると、「都内の高齢者施設と障害者施設の計2458ヶ所の職員約11万人に、4月から6月にかけて月1回のペースで唾液によるPCR検査をする」そうです。また精神科病院296の医療機関職員約7万人にhた4月から6月に週1回の抗原検査を実施するそうです。(小池都知事の記者会見から)

この間、高齢者施設におけるクラスターが問題になっていますが、その教訓の1つにPCR検査の実施で早期発見が挙げられています。都もこうした教訓にもとづき、今回の施策を判断したものと思われます。着実な実施を望みます。

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27 3月

府中市内の福祉関係施設で働くケアマネージャーの声、要望をうけとめる仕組みを市に求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。いつもブログをご覧になっていただき、ありがとうございます。

昨日のブログで市内の高齢者福祉施設などで新型コロナ感染者が発生した場合に、ケアマネージャーへの情報伝達と施設利用者に対する情報交換に関する支援を市に求めることを記載しました。

★ケアマネの関連団体で取り上げるのが難しいのではないか

私は令和3年度の予算要望のなかに「福祉施設や介護現場で働くケアマネージャーの要望を本庁(市の関係部署)が吸い上げる仕組みをつくるよう検討してほしい」と要望しました。市の回答は「ケアマネージャーの要望については、関連団体でとりまとめのうえ、市に要望をいただければ検討します」というものでした。

一般的回答としてはこれでいいのですが、関連団体でとりまとめられないのが現状のようです。一人ひとりのケアマネージャーから、市に対して要望するのはやはり「困難」ではないでしょうか。今日では市の方から、新型コロナの感染拡大防止のために、積極的にケアマネジャーから意見や要望を聞くという姿勢こそ求められていると思います。

★ケアマネ間の横の連携をアシストする仕組みを市が援助を

「ふれあいの里」のクラスター発生の件で、近隣周辺の方からも不安の声が寄せられました。同施設を通所やデイサービスなどで利用している方のなかで、「もし自分が感染していたら」と不安に思った方もいるはずです。ケアマネの方々は複数の施設で勤務されている方が多数いるそうなので、ケアマネどうしの「横の」情報伝達を市が援助する仕組みがあれば、「『ふれあいの里』でクラスターが発生したので、この施設で通所やデイサービスを利用されている方などは、感染拡大防止に最新の注意を払ってほしい」という情報を、ケアマネ間に広げられると思います。

情報は怖い側面もありますが、新型コロナ感染拡大は人の命がかかっている問題です。今後も市に対してこうした意見要望を取り上げていきます。

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