19 12月

府中市の若松町4丁目に新たに特別養護老人ホームが開設されます

府中市では高齢者保健福祉計画、介護保険事業計画にもとづいて高齢者の福祉施設整備を進めていますが、2019年6月1日開設予定で、特別養護老人ホーム「若松苑」を開設します。法人は「社会福祉法人広域福祉会」で、①特別養護老人ホームで69床、②ショートステイ、③防災拠点型地域交流スペースとなっています。

入所の募集期間は19年2月1日からです。

住所は府中市若松町4-51-5 鉄筋コンクリート造、地上5階建て

問合せは 府中市福祉保健部 高齢者支援課 042-335-4503 まで

結城亮(結城りょう)

23 10月

障害者雇用水増し・・府中市は法定数の不足が24人、雇用率0.79%

【府中市は、昨年6月時点で障害者雇用率で法定雇用率を大幅に下回る数値】

 

今朝(10月23日)の朝日、読売、毎日、東京の各紙1面で自治体による障害者雇用者数の水増し問題を報じています。また各紙多摩版にもこの問題の記事が掲載されています。

朝日の記事では「都内の区市町など77機関の障害者雇用数(昨年6月)が、実際には公表数より計123人少なかった」と報道されています。「障害者雇用を進める立場にありながら、不適切な運用をしていた自治体がある」としています。その中で雇用率で法定値未満だった26機関のうち、区市町村のなかで雇用率が最低だったのが府中市とのことです。記事では「(府中市は)昨年、障害者雇用数を『34人』と国に報告していたが、実際には13人で、雇用率は『2.34%』ではなく0.79%だった」と報じています。

記事では市の担当者は「診断書があれば条件にあてはまると解釈していた。隠す意図は無く、あらためて障害者手帳を確認したところ、持っている職員が少なかった。積極的な障害者雇用に努める」としています。

また東京新聞では「2.3%の達成には24人も足りず、『障害者枠の対象年齢引き上げなどで少しずつ障害者の雇用を増やしたい』」とあります。

府中市の担当者の記事にあるように「隠す意図はなかった」というのは、私もそうだと思います。しかし「認識が甘かった」ことは反省すべきです。なぜ甘い認識となるような雰囲気(市役所内の)だったのか。この問題を総括したうえで、法定数値をクリアする障害者雇用者数に早急に改めるよう、市に求めたいと思います。

結城亮(結城りょう)

19 9月

介護業界「辞めたい」14% 月給制職員2年前の1.5倍に

【今朝の朝日新聞の報道から】

 

今朝(9月18日)の朝日新聞7面に、介護業界で働く正規職員の14%が「辞めたい」としている調査結果の記事が報じられています。調査したのは、「日本介護クラフトユニオン」の調査によるもので、2年前の1.5倍になっているとの事です。記事では「ユニオンは『賃金の上がり幅が小さく、将来に不安をもつ人が多いのではないか』とみている」とあります。組合員4302人を対象に実施して、69%の回答をえたとあります。記事によると「『賃金が低い』と答えた人が月給制で56.5%、時給制も51%と最多だった」とあり、有給休暇取得についても「まったく取得できない」「なかなか取得できない」合わせると40%を超える結果であると報じています。

以前から介護業界の仕事はきつく、賃金が低く人手が足りないことは問題になっていましたが、この状態がさらに深刻になっていることを証明する調査結果ではないでしょうか。

府中市内の介護職場でも人手不足は問題になっています。根幹は国の施策として大胆は大幅賃金引き上げと、労働条件改善を実現することしか解決手段はないのではないでしょうか。今後さらに加速する高齢社会であり、介護業界は人手が必要になるわけです。共産党府中市議団もこの問題では、プロジェクトチームをつくり、現場の声を政策にして運動に広げる試みをしていますが。私も介護現場の実態をつかみ、議会でも取り上げて草の根からこの業界で働く勤労者の待遇改善を求めたいと思います。

結城亮(結城りょう)

18 8月

府中市の特別養護老人ホームの待機状況について

 平成30年8月16日現在、府中市のホームページでは市内にある特別養護老人ホームの待機状況を各施設からの情報提供に基づき、以下の情報を公開しています。詳細については以下の各特養ホームにご連絡ください。

 

注記:利用(入所)については、直接施設にお問合せください。
注記:地域密着型とは、29人以下の特別養護老人ホームで、原則、府中市民でなければ利用(入所)できません。
注記:複数の施設に入所申込みをされている方がいますので、待機者数を合計した人数は、府中市内全体の実待機者数とは異なります。

特別養護老人ホーム待機状況(平成30年4月1日現在)
施設名 住所 電話番号 定員 待機者数
特別養護老人ホーム信愛泉苑 武蔵台1丁目10番地の4 042-366-0080 110人 209人
府中市立特別養護老人ホームよつや苑 四谷3丁目66番地 042-334-8133 80人 183人
府中市立特別養護老人ホームあさひ苑 朝日町3丁目17番地の1 042-369-0080 100人 364人
安立園特別養護老人ホーム 晴見町1丁目13番地の5 042-367-6511 60人 249人
特別養護老人ホーム信愛緑苑 緑町1丁目39番地の3 042-367-8080 60人 227人
特別養護老人ホーム信愛緑苑(地域密着型) 緑町1丁目39番地の3 042-367-8080 20人 100人
特別養護老人ホームたちばなの園白糸台 白糸台6丁目2番地の17 042-358-0221 86人 186人
特別養護老人ホーム鳳仙寮 西府町2丁目24番地の6 042-360-1353 50人 168人
特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設「わたしの家 府中」 南町6丁目60番地の3 042-360-8655 52人 134人
特別養護老人ホーム・介護老人福祉施設「わたしの家 府中」(地域密着型) 南町6丁目60番地の3 042-360-8655 25人 134人
18 7月

障害者の介護保険優先原則「65歳問題」の解消を・・共産党議員団

6月の一般質問で、共産党議員団の服部ひとみ議員は、障害者の介護保険優先原則、「65歳問題」の解消について質疑をしました。

障害のある方が65歳に達すると、障害福祉サービスから介護保険サービスに移行させられます。そのため、障害者福祉制度では非課税世帯には原則無料ですが、移行によって利用料負担の発生や、サービスの量が減ることになります。65歳になると「要介護4では障害者のサービスが認められず、5で認められる」あるいは、「受けていたサービスが半分に減る」などの声が市民からよせられています。

 

そこで介護に移行しても同一事業者からサービスを受けることが可能となる共生サービスの新設を機会に、「65歳問題」への対応と市の考えを質しました。市内の65歳以上の障害者のうち介護保険サービスのみのり利用者は1639人(34.2%)、障害福祉サービスの上乗せ支給は30人(0.6%)、ALSや視聴覚障害と要介護5が該当。「原則として介護保険サービス移行後は、全員が負担増」との答弁でした。この答弁に対して服部議員は、要介護度が4に下がり月100時間受けていたサービスがガイドヘルパー1日30分を残してカットされ、不足分が自己負担になった例を示して、こういう事態にならないように質しました。

 

市の答弁では「一律、機械的に削減をすることはない」「必要と認められる場合には、障害サービスの支給を決定する」ということでした。服部議員は質疑の最後に「障害者が高齢になっても必要なサービスを受け続けることができるように、介護保険優先原則の撤廃を国に求めるように要望しました。

結城亮(結城りょう)