30 10月

府中市の小中学校でも児童生徒の「いじめのSOS」をキャッチするために、タブレット端末でメッセージを

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(10月29日)の朝日新聞に大阪市の教育委員会がタブレット端末で教員にいじめのなどの相談ができる機能を、市内小中学校に導入することを決めたとあります。記事によると「児童生徒がいじめへのSOSを出しやすい環境をつくることがねらい」とあり、全国的に珍しいケースとのことで、タブレット端末にいじめの相談申告機能を追加し、相談ボタンを選択すると「いじめ」「生活」「勉強」などの相談機能が表示され、選択すると校内の全教員に通知される仕組みだそうです。

この記事のなかで市教委の担当は「対面で先生に言い出しにくい子どもたちの、相談の窓口になるとよい」と話しているそうです。

文科省調査では昨年度の小中高校生の自殺者は415人、調査開始以降最多となったそうです。最近では町田市の女子児童がタブレット端末上のチャットでいじめにあい、自殺した事件があっただけに、こうした取り組みは注目されます。こうした成果を全国に広げてほしいものです。

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24 10月

府中市の小中学校でもオンライン授業参加の児童生徒の調査書について、「出席しなくてよいと認めた日数」の名称に変更してほしい・・文科省が各教育委員会に通知

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(10月23日)付の朝日新聞朝刊に文科省が全国の教育委員会に、コロナ禍の影響で児童生徒が在宅でオンライン授業を受ける際、調査書にその日数を記載することについて、文科省が22日に「出席停止、忌引きなどの日数」という現行の名称を変えることを可能とする通知を出したと報じています。

★「出席停止」では調査書に不利になるのではないかとの声をうけて

記事では「受験生の保護者らから『オンラインというかたちで授業を受けているのに、出席停止の欄に日数が記載されると、入試で不利になるのではないか』などと心配する声がでていた」として、今回文科省は「出席停止・忌引き・その他出席をしなくてよいと認めた日数」または、「オンラインを活用した特例の授業、出席停止、忌引きなどの日数」を名称の例としてあげたとのことです。

ちなみにその名称を変更するかどうかは、各教育委員会の判断に委ねるとしています。私宛にも以前、保護者の方から同様のご要望をいただき、市の教育委員会に要望をしたこともありました。市教委は現在、児童生徒のオンライン授業への参加につては、「欠席」あつかいとせずに「出席停止」という名称にし、「調査書には不利な扱いとはしない」という判断にたっています。今回、文科省の通達をふまえて私も市教委に再度要望などしたいと思います。

※このブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp

19 10月

府中市の中学校制服について多様性を求めたい 女子生徒もスカートだけでなく、ズボンも認めてほしい・・市民の方からの予算要望より

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。市民のみなさんから予算要望についてメールをいただいていますが、中学校の制服について多様性を求める声をいただきましたので、以下紹介させていただきます。

★夏服についても一律でなく多様な制服を

わが家は、娘が来年度から府中市内の中学校に進学します。学校の制服についてなのですが、その学校においては女子もスカートではなくズボンも導入してほしいと思っています。(聞いた話では浅間中学校では導入されたと伺いましたが・・)

また夏服については、白シャツにベストという制服だと近年の暑さは大変厳しいものがあり、学校生活のうえでも大変ではないでしょうか。他市の学校の例ですが、三鷹市の三鷹第二中学(だと思います)のように、紺色のポロシャツにしてほしいと願っています。中学校の制服についても今の時代にあった、多様なすべての生徒が快適に通学できるようなものにするよう、ぜひご検討いただきたくよろしくお願いいたします。(以上、市民の方からの投稿より)

~多様性を認めあう今日、ご指摘のように制服のあり方についても多様な形態があるできではないでしょうか。「女子生徒だからスカートでなければならない」というのも、多様な価値観を認める社会の現実にはあわないと思いますが、みなさんはいかがでしょうか。

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18 10月

府中市の小中学校でもタブレット端末がいじめに利用されないための対策を・・町田市の女子児童のいじめ自殺の教訓

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

この間新聞報道でも伝えられていますが、先日、町田市の女子児童(小学6年)がいじめを苦に自殺するという痛ましい事件がありました。その大きな原因の1つに、「タブレット端末上のチャットでいじめがエスカレートした可能性がある」とのことです。

★タブレット端末でなりすましにより、チャットで悪口を書き込める

この事件で先日の読売新聞によると、女子児童の親御さんは「娘を中傷するチャットの内容を、誰もが閲覧できるという異常な状態が続いていた」と話しているそうです。この町田市の小学校は学習用のデジタル端末を配布する政府の「GIGAスクール構想」に先進的に取り組んできた学校、とあるだけに大変複雑な思いがします。

またこの記事には「チャットは通常、当人同士しか閲覧できないが、女児の学校では当時、端末利用に必要なIDは通し番号などから類推でき、パスワードは全員共通の『123456789』としたことで、当事者になりすましてチャットの内容をのぞき見することが可能だった」とのことです。新聞でも指摘していますが、オンライン教育の普及に伴い、文部科学省は『パスワードを他人に知られないように』などと指導してきましたが、いわば『先進校』だった町田市の学校ですら、基本的な対策が取られていなかったことになります。

★GIGAスクール構想を実践してきた府中市でも早急に対策を

府中市教育委員会でも政府の「GIGAスクール構想」をいち早く取り入れ、今年からタブレット端末を児童生徒に一人1台ずつ配布。この9月市議会の補正予算では「学校教育ネットワーク事業費」として「GIGAスクール構想」加速化のために9800万円の予算を計上しています。ICT教育は今後、コロナ禍における新型コロナ感染拡大防止のほか、様々な面で積極的に推進するべきものですが、一方で陰湿な児童生徒のいじめの温床となるような事態だけは、絶対に避けなければなりません。町田市の事件を教訓に、この問題について府中市の教育委員会に対して適時、対策を求めていきたいと思います。

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13 10月

府中市の小中学校でコロナ感染が不安で休んだ場合、調査書への記載はどうなるのか・・調査書には「出席停止」の日数を記載されません(文科省通知より)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。市民のみなさんからいただく要望のなかで、「新型コロナ感染が不安で学校を休んだ場合、調査書には影響があるのか」というご質問があります。府中市教育委員会ではすでに「調査書には、児童生徒さんに不利になるような記載はしない」という見解でしたが、昨日(10月2日)の朝日新聞にこの件で、文科省が全国の教育委員会に通知を発出したとの記事が掲載されましたので紹介します。

★入試の際に受験先に送る調査書に『出席停止・忌引きなどの日数』を記載しないよう求める通知

記事によると「コロナ禍のもと、在宅でオンライン授業を受けるなどした児童生徒が『出席停止』扱いとなることについて、文科省は1日、各教育委員会に対し、入試の際に受験先に送る調査書に『出席停止・忌引きなどの日数』を記載しないよう求める通知をだした」と掲載しています。

これまでも文科省はコロナ感染が不安で学校に来れない児童生徒に扱いについては、「欠席」ではなく「出席停止」扱いするよう通知していましたが、コロナ禍の影響でそうした児童生徒が多くなっていることをふまえ、記事では「受験生や保護者からは、調査書に『出席停止日数』が記載されると入試で不利になるのか、という心配する声がでていた」とあり、こうした声に配慮した判断と思われます。

なおオンライン授業に参加した日数について、今回の文科省通知では調査書にも同様に日数を記録するよう求めているとしています。