03 7月

府中市にも「原油価格・物価高騰等総合緊急対策本部」(仮称)を設置して、市民生活守る施策に本腰を・・行田市(埼玉県)が設置へ

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。私は先日、会派「市民の風」として、高野市長あてに「インフレ、物価高騰から市民生活を守るための緊急施策についての要望書」を提出しました。そのなかに「原油価格・物価高騰等総合緊急対策本部」(仮称)の設置を要望しました。

★1974年のインフレ時とは性質が違う、悪質なインフレの今日

今日の物価高騰は1974年(昭和49年)の「狂乱物価」といわれた、インフレの再来と言われています。しかし当時のインフレは勤労者の賃金も急上昇していくなかでのインフレでしたが、今日のそれは25年以上続いたデフレのもと、勤労者の賃金は上がらず、非正規雇用など低賃金労働者の増加、コロナ禍における雇用破壊のなかで、円安とウクライナ戦争の影響による、資材や食品、原油価格などのコストだけが上昇、スタグフレーションという最悪のインフレです。

しかしながら今日の急激な物価高騰の時こそ、その機能が試されるはずの中央銀行(日銀)は、金利の引き上げにより円安を円高方向に是正すべきはずですが、この間の金融緩和策の失敗で、とても金利を引き上げることはできない状況に陥っています。また政府も国民への減税措置などは考えていません。つまりこのままでは、国民生活が「干上がってしまう」わけです。

★行田市では物価対策本部を設置、5本の柱から政策実行へ

埼玉県の行田市では今年の5月に、「原油価格・物価高騰等総合緊急対策本部」(仮称)の設置し、①原油価格高騰対策、②エネルギー・原材料・食料等安定供給対策、③新たな価格体系への適応の円滑化に向けた中小企業対策等、④コロナ禍において物価高騰等に直面する生活困窮者等への支援、⑤今後への備え Ⅵ . 公共事業の前倒し、など5本の柱で構成し、施策の具体化を図っています。

今こそ、住民福祉の守り手である自治体の機能が試される時だと考えます。当然、国による制約はありますが、府中市においても最大限、住民の命と暮らしを守る施策実施への努力をするべきです。ぜひ9月議会において、私もこうした施策を求めたいと考えています。  ※行田市の物価高騰緊急対策について⇒ taisakukaigi01-siryou1

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

15 6月

府中市議会、文教委員会で「発達障害児の教育機会の充実を求める陳情」が採択されました(令和4年6月議会)

府中市議会(無所属)の ゆうきりょう です。今日(6月15日)の市議会文教委員会で、市民の方から提出されていました、「発達障害児の教育機会の充実を求める陳情」が賛成多数で採択されました。

陳情文では、①登校できている知的障害のない子供の中にも、やむを得ず知的障害支援 学級や通常学級に在籍し、学びのニーズに合わない例があります。通常学級の中には特別支援教室への通室に不安を感じる保護者や、特別 支援教室に通室している児童・生徒を持つ保護者の中には情緒障害支援学 級について設置を希望する方が複数います。

②特別支援教室の課題とアセス メント、退室に関する保護者からの聞き取りを含めた実態調査をお願いし ます。 そして、府中市内には、約300人以上の不登校児がいますが、これら不 登校児の学びの機会は適切に確保されているとは言い切れず、理由も多様 化しています。

③発達障害の二次障害として不登校が原因となるケースもあ ります。学校の設備や環境等が整備されれば通学できる子供も多くいると 考えられます。 そこで以下について要望をいたします。

★陳情事項 ① 特別支援教室の利用に関する実態調査と調査結果の公開を求めます。 ②府中市内の不登校児について、不登校の原因及び発達障害(傾向含 む)の有無や関連性について、実態調査を行い、調査結果の公開を求め ます。 ③ 把握した調査内容に基づき、子供の個性に応じた支援充実と発達障害 児の学びの機会を保障すること。

~以上の陳情が賛成多数(公明、市民フォーラム、生活者ネット、都民ファースト)反対(市政会)で可決され、27日の本会議場に付託されることとなりました。

私も情緒障害児の学校教育のあり方については、第1回定例会の一般質問で固定学級の創設を求める立場から質疑をしましたが、市の方針は今後も固定学級の創設方針はなく、インクルーシブ教育推進との考えでした。今回の陳情は今後の府中市の発達障碍児に対する教育施策について、子どもたちの学びの保障を求めるうえでも、大変意義ある内容と言えます。今後もその動向を注視したいと思います。

※府中市議会議員 ゆうきりょう は府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。

02 6月

府中市が3回目の消費喚起商品券(プレミアム付きデジタル商品券、紙商品券の選択)を実施します(令和4年6月定例議会のポイント)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。令和4年度の6月定例会が6月8日から開会しますが、府中市は15億8800万円程度の補正予算を計上しています。そのなかで、地域経済の低迷が続いている消費を再度換気し、市内経済の回復を図るため、市民を対象に市内の店舗で使用できるプレミアム付き商品券を発行します(今回で3度目となります)。

①プレミアム率40%、 ②デジタル商品券か紙商品券を選択、③26万セットを発行 (スマートフォン型を18万2000セット、紙商品券を7万8000セット)、④券面総額18億2000万円(商品券5000円プラスプレミアム2000円×26万セット)、 ⑤事前申し込み制度、応募多数の場合は抽選(1人5セットまで) なお応募者1人につき1セットを保証します。

今回で3回目となる府中市の40%プレミアム付き商品券ですが、過去2回、市民、消費者、業者の方々から多数のご意見をいただいてきました。どうも利用者や業者にとって、「使いがってはよくない」ようなお声を多数伺いましたが、地域経済の活性化を目的に今回、3回目の実施となります。当初はスマートフォン型のデジタル商品券のみ発行と伺っていましたが、紙商品券についても発行することなったようです。今回は消費者、業者の方から良い感想を期待したいのですが・・・。

担当部署 府中市産業振興課 電話042-335-4142

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13 3月

府中市議会が「ロシアにによるウクライナ侵攻に対して断固抗議する決議」を全会一致で採択しました

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会では3月10日の市議会本会議において、「ロシアによるウクライナ侵攻に対して断固抗議する決議」を全会派一致で採択しました。決議内容は以下の内容です。

★「ロシアによるウクライナ侵攻に対して断固抗議する決議」

ロシアによるウクライナ侵攻に対して断固抗議する決議 今般の、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、国際社会ひいては我が国の 平和と秩序、安全を脅かし、明らかに国際法の深刻な違反であるとともに、国連 憲章への重大な違反である。 府中市議会は、国際法及び国連憲章に違反する他国への軍事侵攻については、 いかなる国によるものであっても、いかなる理由があろうとも断じて容認できな い。 ここに、ロシア軍による攻撃や、ウクライナの主権侵害に抗議するとともに、 世界の恒久平和の実現に向け、ロシア軍を即時に完全かつ無条件で撤退させるよ う、国際法に基づく対応を強く求める。 また、日本政府においては、ウクライナに在住する邦人の確実な安全保護や国 際社会と連携した難民への人道的な支援及び紛争の背景や原因にも目を向けた停 戦のための平和的な外交に万全を尽くすことを求めるものである。 以上、決議する。

★「ウクライナ人道危機救援金」の受付について・・府中市での受付

①期間・・5月31日(火曜日)まで

②受付場所、時間・・府中市役所7階 地域福祉推進課

午前8時半から午後5時(土曜日、日曜日、祝日を除く)

③募金箱の設置・・領収書が不要の方につきましては、次の場所に救援金の募金箱を設置しておりますので、そちらをご利用ください。なお、募金箱の受付については、平日午前8時半から午後5時(祝日、休館日を除く)となります。お寄せいただいた救援金は、すべて日本赤十字社へ送金します

・府中市役所1階市民相談室

・ふれあい会館2階(府中町1-30)

・白糸台文化センター 3月7日(月曜日)から

・西府文化センター 3月7日(月曜日)から

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24 2月

府中市の小中学校にも自閉症・情緒障害児童 専門の固定学級創設を・・都内13年間で5倍のクラス数増加へ ②(ゆうきりょう の府中市議会一般質問)

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。府中市議会一般質問(2月22日)で、私は府中市内の小中学校に自閉症・情緒障害児童、生徒の専門の固定学級の新設を求めて質疑をしました。その2回目のブログを続きで掲載します。

★13年間で都内小中学校に5倍増えた情緒障害児の固定学級

都内の小中学校における自閉症・情緒障害の固定学級の数についてですが、近年大きな変化が起きています。文科省のHPによると、東京都内には2007年段階でその数23でしたが、2020年には約5倍の100に増えています。近隣では多摩市、人口14万6千人の市に、知的障害の個別学級とは別に、自閉症情緒障害の固定学級が4校もあります。市内に4校も設置されています。国分寺市、日野市では10年以上前から、国立市、西東京市も開設をしています。それだけ需要があるということです。府中市の人口ならどれだけの需要でしょう…

保護者の方から聞きおよぶところによれば、府中市「きらり」学級の時間数も、今年度から週3時間から2時間に削減されてしまったと、3時間でも足りないくらいなのに、逆行しているのではないかと、大変危惧されておられました。

府中市もこの問題で、特別支援学級を小中学校すべての学校に設置し、「合理的支援員」を配置して、個別対応していることは承知しているし、保護者の方からも伺っています。ただ、やはり通常学級との併用ではなくて、固定学級による指導が、とくに小学校の児童にはどうしても必要だと、専門医の方の知見も伺い、強く要望したいわけです。

★高学年になるにしたがい、2次障害の可能性が情緒障害の児童

私は保護者の方の声を紹介しました。「自閉症・情緒障害児の場合、小学校でも高学年になるにしたがって複雑になります。このままでは、不登校やうつ病、いじめなどの2次障害が増えていく可能性があります。情緒面でも毎日、あわない環境で頑張っている子供がたくさんいます。友達作りが苦手な子どもたちが途中から転校しなくて済むように、市内の小学校に設置してほしいです。他の市同様に、子どもたちの居場所を作ってあげてください。行き場がありません。切実なお願いです」。

府中市教育委員会の情緒障害児童に対する教育理念が問われる課題です。※府中市政、生活相談、コロナ対策、街づくりなど、市民のみなさんから要望を受け付けております。ぜひメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。  アドレス   yuki4551@ozzio.jp  までお気軽にお寄せください。