07 12月

府中市は来年度(令和3年度)、国民健康保険料の改定(引上げ)の中止を検討してほしい

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

 

明日(12月8日)市議会厚生委員会が開催されます。私も委員として出席予定ですが、議案のなかに国保料の改定(引上げ)が提案される予定です。府中市は国保広域化(これまでの市区町村単位の運営から都道府県の運営に一本化される)にともない、市区町村の国保料を平準化すること、また医療費の適正化(医療費の抑制)を図る基本方針のもと、2年ごとに保険料を改定する方針です。今回の国保料改定はその2回目となるものです。

 

私は国保の広域化も真っ向から否定するものではないのですが、国民の立場からはすると①国民皆保険制度を守ること、②所得の大小によって国民一人ひとりの命に医療の「選別」があってはならないことを主張します。

 

 

さらにご承知のように今は「コロナ禍」というまさに国民生活が「異常事態」の情勢化です。経済の落ち込みと国民生活の低迷がこれだけ大きいなかで、まして国保加入者の所得は低所得の方が多い状況下で、国保料を引き上げることに懸念をもつものです。

 

立川市では今年度国保料を引き上げについて、市長判断で中止にしています。国保の制度方針の実現が自己目的化し、一番大事な国保加入者の命と健康が損なわれるようでは、まさに「本末転倒」ではないでしょうか。そうした質疑をしたいと考えています。

 

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05 12月

府中市官製談合事件の教訓と府中市議会の改革について考える

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

 

12月3日に府中市議会で「公契約関係競売入札妨害事件に係る再発防止対策特別委員会」が開催され、委員である私も出席しました。この委員会では今回の事件の教訓をふまえ、議員の「倫理条例」を制定する方向で議論が集約しています。もちろん私も倫理条例の制定に賛成ではありますが、現在の委員会運営を見ると、形式的に議員倫理条例が制定されることに収れんされてしまうのではないかと、危惧しています。

 

 

この委員会で解明するべきこととして、今回のような談合事件が発生した背景、とくに市の元幹部(塚田被告)が公判中に述べた、「最低制限価格を議員に漏らさないと、一般質問などで不利になるかもしれない」という趣旨の証言をされていることが新聞記事で明らかにになったように、行政サイドと議員の「不適切」な関係が浮き彫りになりました。こうした関係となった背景、また平成8年に発覚した職員と業者の汚職事件の教訓を生かせなかったことも明確にし、行政も議会もお互いのあるべき関係(二元代表制)に質す機会にするべきと考えるものです。

 

 

委員長サイドの提案では、1月と2月に1回ずつの委員会を開催して、倫理条例の案をまとめ、議員提案による条例制定の方向でまとめようという姿勢で、その方向性を支持する委員が多数の状況です。またこの日の同委員会では今回の談合裁判で判明した、「別の漏えいについて事実解明を求める」陳情が市民の方から提出されました。この陳情では「10月28日の公判において、別の市議の名前が明らかにされたことをうけ、『府中市議会は、談合裁判で新しく判明した別の漏えいについて事実解明を行うこと』という趣旨の陳情が提案されましたが、反対多数で否決されました(陳情に賛成は共産、ネット、自由クラブ、結城)。

 

今後については、議会のなかに「議会改革特別委員会」を設置して、議会基本条例の検証と見直しを行うこと、そのなかで府中市議会が真に二元代表制を確立するための議論を行うべきと考えるものです。

 

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02 12月

府中市の新型コロナウイルス感染拡大防止策について、PCR検査の問題を中心に質疑をしました・・その2(令和2年12月議会)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

令和2年第4回定例会で、私は府中市の新型コロナ対策、なかでもPCR検査 の問題を中心に質疑をしましたので、そのポイントを掲載します(その2)。

 

 

府中市は医療に知見をもつ府中医師会との緊密な協力、連携、協力関係を構築してほしい

 

☆質問4⇒府中医師会に医療専門家としての知見をいかして、行政サイドに対する詳細なアドバイス、ご協力をいただくよう、府中市の新型コロナ対策本部会議には毎回出席してもらい、全面的かつ強力な支援をいただけないものか。

 

★市の答弁⇒必要に応じて医師会には対策本部会議に出席していただいています。

 

◎ゆうきの主張⇒市民の命がかかる新型コロナ対策会議には、ぜひ医師会に毎回出席いただき、市との緊密、良好な連携を構築してほしい。

 

☆質問5⇒65 歳以上の高齢者を対象に、症状がなくても、希望すれば唾液によるPCR検査を無料で受けられる取り組みを行うことを検討いただけないか。民間の検査機関を利用することで費用を抑えることもできます。見解を伺います。

 

★市の答弁⇒現在、実施の予定はない。

 

◎ゆうきの主張⇒9月に市内の介護老人保健施設でクラスターが発生したが、新型コロナの重症化が確認されるなど感染が再拡大する中、重症化するおそれが高い高齢者は感染のリスクを避けるため、自治会や地域でのボランティア活動への参加を控えるケースが少なくない。高齢者への安心のためにも検討を。

 

◎全体の質疑を通じてのゆうきの結論⇒市民の命を守る最前線である府中市の保健衛生行政としては、市独自の主体性が希薄に感じられたことは残念だ。市民は府中市の新型コロナから命、健康を守ろうとする行政の姿勢、責任ある姿を見ている。府中市に新型コロナ対策への緊張感、主体性ある保健行政を強く求めたい。

 

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02 12月

府中市の新型コロナウイルス感染拡大防止策について、PCR検査の問題を中心に質疑をしました・・その1(令和2年12月議会)

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

昨日(12月1日)の市議会一般質問で、私は府中市の新型コロナ感染拡大策、とくにPCR検査の問題を中心に質疑をしました。

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大の第三波が到来し、今こそ行政の責任が問われています。11月27日の衆議院厚生労働委員会では、参考人の尾身茂氏は新型コロナの感染防止対策について「人々の個人の努力に頼るステージは過ぎた」と述べ、国、自治体に対して「当事者意識を持って危機感を共有することが極めて重要だ」とし、政府や自治体の対策を強化すべきとの認識を示しています。私も同じ問題意識から12月議会の一般質問において、新型コロナの感染拡大から市民の命を守るために、市民生活を守るべき最前線に立つ府中市の役割について5つの視点から質しました。

 

☆質問1⇒府中市として都の保健所からデータを借用して、市独自にコロナ感染者の情報分析をすることを求める。自治体として新型コロナ感染拡大を防止していく、市民の命を守るという観点から必要な措置であると思うが市の考えは。

 

★市の答弁⇒都からの情報提供もなく、市としてそうした予定はない。

 

◎ゆうきの主張⇒疫学的データ裏付けなしに、新型コロナ対策という重要な課題について、市として必要な対策を講じることができるのだろうかと甚だ不安になる。新型コロナウイルス感染症に対する有効な施策の立案ができるのか不安だ。

 

 

☆質問2⇒府中市としても独自の発熱外来設置を検討すべきできないか。

 

★市の答弁⇒年末年始期間は休日夜間診療で医師会と協力して発熱外来を設けます。PCR検査を実施する医療機関を公表してほしい

 

☆質問3⇒府中医師会にもご協力いただき医師会のHP、市のHPで新型コロナのPCR検査をしている医療機関の公表に市として努力できないか。

 

★市の答弁⇒医師会には市民からの要望として伝えます。

 

◎ゆうきの主張⇒墨田区や調布市では自治体のホームページで公表している。また武蔵野医師会のホームページでも公表している。府中市もぜひ実施してほしい。その2に続く)

 

 

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24 11月

府中市が65歳以上高齢者にインフルエンザ予防接種の自己負担分を無償に・・令和2年12月議会で補正予算案を計上

府中市議会議員(無所属)の結城りょう です。

 

 

11月30日(月)から令和2年度第4回定例会が開会しますが、府中市は新型コロナ対策として補正予算4億5600万程度の補正予算案を計上しています。なかでもこれからの季節にかけて新型コロナウイルス感染症と、季節性インフルエンザの同時流行に備え、予防接種法に基づいて実施する65歳以上の高齢者などへのインフルエンザ予防接種の接種率向上、また重症化の予防をはかるため、自己負担分の2500円を無償にするために、接種にかかる経費を市が負担するとしています。補正額は1億2520万円程度となっています。

 

 

★介護保険サービス事業所へPCR検査費用の補助も

 

そのほかにも今回の補正では東京都からの補助金で「PCR検査等経費助成事業」として410万円程度を計上し、新型コロナの感染者が発生した介護保険サービス事業所等において、施設内での感染拡大防止を図るため、利用者および職員がPCR検査などを実施した経費を補助することを目的としています(ただし行政検査対象者を除く、1人2万円を上限)