08 3月

府中市にいじめ問題の東京高裁判決について質しました・・府中市議会一般質問

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

先日、府中市議会の一般質問において、先の東京高裁におけるいじめ判決を通じて、今後の市におけるいじめ方針について市教委を質しました。

 

私の論点は4点、①この事件で学校側のいじめ対応策とその後の経過について、いじめられている子ども、その保護者に対して、詳細の知る権利を学校側は保障していたといえるのか。

 

②この判決で問われることとして、市教委は今回の事件からどういう教訓を導き、いじめ防止の対応策について、その改善策をどう考えているのか、今学校現場にいる校長や教員に対しても今回の件について指導上、どう改善をはかるのか。

 

③あわせてつぎに今回の判決うけて、市教委は今後、いじめへ当時の学校現場(当事者)の教員で今も現場で教員をしている方に対しても、道義的責任を感じて、指導上の改善をはかることを求めるべきと考えるが、市教委はどう考えるか。

 

④いじめ防止を制度上の視点から伺います。いじめ防止の条例化と、独立性の高いいじめ対策の第三者機関の設置を求めるとして、市の見解を問い質しました。

 

★いじめをうけた当事者と、その保護者の気持ちにたって教育行政を望みたい

 

今回の質疑では残念ながら市教委の答弁からは前向きの答弁は得ることができませんでしたが、今回の東京高裁判決をうけ、あらためて市教委の姿勢と認識を議会で質したことは意義があったと思います。また質疑の最後に私は「市が最高裁に控訴しなかった理由として、『重大な人権にかかわる案件であり、元児童の方の長年にわたる苦しみに寄り添い』と答弁がありましたが、この『元児童の方の長年にわたる苦しみに寄り添い』という、この思いを、学校現場の教員の方々、市教委の方々に本気で認識してほしい」と主張し、さらに「この訴訟をされた女性にとって、二度と自分の小学生時代はもどらない」と主張しました。

 

また「今回の訴訟の結果をうけて、私は市教委の方々、あるいは学校現場の教員の方がたが、『自分のこどもが同じ目にあったらどう思うだろうか』と強く感じてほしいし、今後のいじめ防止対応策について改善をしてほしい。この判決を機会に、いじめ問題に正面から向き合う府中市の教育行政を強く求めたい」と強く市教委に訴え質疑としました。

 

01 3月

府中市でも自殺対策の施策充実を求める・・市議会で一般質問

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

私は今議会の一般質問で府中市の自殺対策総合計画に関連して、その施策の充実を求めて質疑をしました。いくつから論点があるのですが、自殺の相談は本人の生活困窮と大変関係があるケースが多いものであり、行政と市民、民間との連携強化を求めました。具体策として①市が弁護士と保健師、ハローワークや福祉事務所が連携して「総合的な相談会」等を共同で常時実施し、支援に当たることを検討してほしい。

 

②市が民間任意団体、市民運動団体などとも連携協力して、地域でセーフティーネットを構築する関係機関をつくることを検討してほしい。とくに自殺に至る前に生活困窮者を支援する団体、医療機関との連携が重要であり、自殺対策に取り組む市民団体、NPO団体などを市が積極的に支援する施策を求めたい。

 

③自殺対策の相談窓口として、NPOや民間団体、市民団体とも協力してワンストップの相談窓口体制の確立充実を求めたい。とりわけ夜間、休日の対応についてその充実を求めたい。

 

④市民への啓発活動促進について、公共施設に、自殺対策のパネル展示を行ったり、コミュニティバスに相談会のポスターを掲示すること、全世帯に配布する広報などで自殺対策の特集を組むこと、包括連携協定を結んでいるコンビニとも連携して宣伝を広げてほしい。

 

⑤市に自殺対策推進条例の制定をして、行政として自殺対策を本腰をいれて取り組むこと。この点では近隣では日野市が条例を制定し、具体策を講じています。

 

⑥市内にある企業や事業所、民間団体などに対して、この自殺対策総合計画の施策について、ハローワーク、商工会議所、労働組合、民間任意団体、医療機関などとも協力して取り組むことを求めました。

 

府中市でも昨年、この問題に精力的に取り組んでおられる清水康之さんを講師に招き講演会なども開催しています。私も引き続き、この自殺対策の問題については当時者の方の声を伺いながら、取り上げていきたいと思います。

 

 

25 2月

2020年度(令和2年度)第1回府中市議会開会・・市民から9本の陳情が提出

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今日(2月25日)から開会した府中市議会ですが、市民の方から9本の陳情が提出されています。
① 府中市議会基本条例の市民説明会を求める陳情(議員運営委員会)、

 

②仮称「ガーラ府中」新築共同住宅(分譲)マンション計画に関する陳情(建設環境委員会)、

 

③後期高齢者の医療費窓口負担の現状維持を求める意見書(厚生委員会)、

 

④市営駐輪場に弱者優先スペース設置の検討求める陳情(建設環境委員会)、

 

⑤基地跡地留保地(浅間町)の生態系調査を行うことを要望する陳情(基地跡地等特別委員会)、

 

⑥学校施設の長寿命化改修計画に『断熱性の向上』の追加を要望する陳情(学校施設老朽化対策特別委員会)、

 

⑦基地跡地利用前に生態調査を求める陳情(基地跡地等特別委員会)、

 

⑧中心市街地活性化について、より強い高野市長のリーダーシップを求める陳情(建設環境委員会)、

 

⑨探さなくとも、遠くからもすぐわかる『府中駅公衆トイレ』の案内表示設置を求める陳情(建設環境委員会)、以上の9本です。

 

総務委員会(2月28日)、文教委員会(3月2日)、厚生委員会(3月3日)、建設環境委員会(3月4日)、基地跡地等特別委員会(3月5日)、市庁舎建設特別委員会(3月6日)、学校施設老朽化対策特別委員会(3月9日)

 

各委員会はいずれも午前9時30分開会、市議会第五委員会室で開催します。ぜひみなさん、傍聴に御こし下さい。

18 2月

府中市議会2020年3月議会一般質問・・市のいじめ判決問題、自殺総合対策計画を取り上げます

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

2月25日から開会予定の2020年度(令和2年度)第1回目の市議会ですが、26日(水)、27日(木)には本会議場で一般質問が行われ、私も27日に予定しています。今回は①先の東京高裁によるいじめ判決問題、②市の自殺総合対策計画の施策の2件を取り上げます。①については私のブログでも記載してきましたが、原告の方(当時、小学生)がいじめにあっていた際、学校側や市教委の対応はどうだったのか、また今後におけるいじめ対応策の改善について質疑をする予定です。②については、昨年6月に府中市でも自殺総合対策の方針が策定されましたが、この問題で相談された方からのお話も参考にして、現実の施策の改善を要望する予定です。

 

私が登壇する時間は未定ですが、ぜひみなさん、市議会へ傍聴においでください。

29 1月

府中市長選挙・・「市政を変える会・府中」が推薦の目黒重夫候補、得票・率大幅に伸ばす

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

1月26日投開票の府中市長選挙の結果をうけて、目黒候補を支援された市民の方から投稿をいただきましたので、以下紹介します。

 

18歳選挙権が施行されて初めての市長選が1月26日に投開票されました。「市政をかえる会・府中」(「かえる会」)が擁立し共産、生活者ネットが支援した目黒重夫さんは19,805票(29.7%)を獲得。前回の寺下章夫さん(「市民自治の会」)の得票を4964票、得票率で7.1%上回りました。

 

残念な結果ではありますが、これは市政転換への確かな一歩となるものです。一方、自民、公明、立憲、社民、都ファなど24人の市議が応援し3期目の当選を果たした高野律雄候補の得票は46,870票(70.3%)、前回を3954票、率で7.1%下回り高野市政にたいする批判の広がりを示しました。注目された投票率は31.92%と前回の32.39%を0.47%下回り課題を残しました。
開票結果を受けて同夜、選挙事務所で目黒候補が記者会見。「350億を投じた中心市街地再開発、市庁舎建替えに206億、これで良いのか府中市政、いまこそ防災、暮らし、福祉、教育第一の市政へ転換」との訴えに大きな共感が寄せられた。引き続き選挙戦を共に闘った皆さんと公約実現に取り組み4年後の市長選へ繋げていく」と語りました。会見には「かえる会」の坂倉典子、甲田直己共同代表が同席しました。

 

27日「市政をかえる会・府中」が発表した声明「2020年府中市長選の結果について」では「今回の選挙戦に参加した個人団体が得たつながりの経験は市政の民主的発展、国政の転換に向けた大きな蓄積になる」と強調しています。本格的な総括は「かえる会」に委ねますが、4年後にむけ、中断なく取り組みを開始することが望まれます。