23 3月

府中市議会で「議会基本条例」が制定されました

昨日(3月22日)閉会した府中市議会ですが、本会議最終日、議員提出(議員運営委員長提出)の「議会基本条例」が賛成27、反対1で可決しました。議会基本条例の作成にあたっては、この間、市議会の「議会改革検討委員会」で議論が重ねられ、全会派一致を前提に議論が進められてきました(この委員会には共産党からも目黒議員が参加)。

 

議会基本条例は、多摩地域では調布市、多摩市に続いて9市目とのことです。この議会基本条例は「理念条例」(建前だけになってしまう)になる議会もあると聞いています。同条例を建前だけに終わらせず、真に議会の活性化を図るために「魂」をいれた条例にしなければなりません。今回の同条例には私から見て、「不備」な内容もあります。また他の自治体の議会では、同条例を検討する段階で、市民から意見を聴く会、報告会などを開催し、市民参加型で条例案を作成しているところが多く見受けられます。その意味で、今後、この条例制定後、市民の声を取り入れる条例にするためにも、さらなる議会側の改革が必要だと思います。

 

私も市議になって、市民の方から「国政はマスコミ通じて情報がたくさんあるけど、一番身近といわれる市議会は情報が少ない」とよく聞きます。また最近では、全国的に地方議会への立候補者が少ないことも指摘されています。しかいながら、市議会こそ、一番市民生活にに身近なことを議決する機関です。そのために議会を活性化させる同条例にするために、私も再選をなんとしても勝ち取り、議会改革に取り組みたいと思っています。

(府中市議会議員 結城りょう)

22 3月

府中市に新しい副市長が東京都から就任することが報告されました(2019年3月)

今日(3月22日)の府中市議会最終日に、現在東京都から府中市に現在着任している、土橋秀規副市長が3月31日付きで辞職し、代わりに東京都から「飯沼健一」(いいぬま けんいち)さんが着任することが報告されました。

飯沼氏は東京都交通局で建設工務部の計画担当課長を歴任されている方です。前任の土橋氏の任務を引き継ぎ、府中市の分倍河原駅や多磨駅の再編、立地適正化計画の実施のために、任務を遂行ものと思われます。

結城亮(結城りょう)

22 3月

2019年度第1回府中市議会定例会、共産党は19年度予算案に反対しました

今日(3月22日)、府中市議会19年度3月議会定例会の最終日、19年度予算案について本会議場で採決が行われ、共産党議員団は反対しました(生活者ネットワークも反対)。私は反対討論にたちました。

 

歳入では市は市税や法人市民税の増収で18年度末基金残高は691億円の見込みで史上最高額を更新。また公共施設整備基金にも252億円を見込んでいます。私は市が余った金額をなんでも公共施設整備基金に積むことを批判しました。また公共施設管理基金も「寝かしている」状態であり、市民生活のために使うよう求めました。また歳出では、公共施設の有料化と値上げに反対しました。市庁舎建設は当初の150億円から206億円をこえ、さらに上昇の見込みであること。また新庁舎の自転車駐車場の有料化計画にも反対しました。

 

また国民健康保険税も19年度1世帯平均3000円の引き上げを予定し、市は国民皆保険制度を守るために、今後も法定外繰入金の維持を求めました。

 

待機児童数対策では、申込者数1569人に対して、不承諾数が413人であり、保育需要の正確な把握、公立保育所の定員枠調整実施の凍結を求めました。

ごみ袋では、市は年間6億円の利益をえており、包装容器プラなどの資源ごみ袋の無料化、値下げを要求しました。

 

教育費では、行革プランの名のもと「公私負担のバランス」の名のもと、20年度までにドリルワークの保護者負担を計画、修学旅行補助費も削減することを批判し舞田。またラグビーワールドカップ、オリパラに対する市の姿勢に「市は市民生活向けの経常経費には厳しい一方、オリパラには甘い予算」と批判しました。またオリンピックは「平和とスポーツ振興の祭典であるべき」と主張しました。

結城亮(結城りょう)

 

 

19 3月

19年3月議会 府中市議会予算特別委員会・・共産党総括質疑

本日(3月19日)、府中市議会予算特別委員会において、19年度予算案に対する総括質疑が行われ、共産党は赤野議員が質疑にたちました。共産党の主張は、①府中市は過去最高の641億円の基金があるが、なぜこれほどの基金を積み立てることができたのかについて質し、赤野議員は市の毎年の予算と決算の差金が大きいこと。市はその差金を年度末の3月議会で補正予算に提案し、政策的経費にまわさず基金に積んでいることを指摘。赤野議員は新年度予算編成の段階で予算案の「精度」をあげること(とくに法人税の税収について収入予測をもうすこし正確にすることなど)。また年度末に差金を基金に過剰に積み立てる市の手法を批判し、市民サービスの施策にそれを使うよう要望しました。

また新は予算決算の差金を、公共施設整備基金に過剰に積んでいることについて批判。「公共施設整備基金」はその使用目的が多岐にわたり、明確ではないことにも言及し、今後はその使用目的と期限などを具体化するよう、市に要望しました。市の担当者もその点では、問題意識をもっている答弁をしていました。

また行政改革推進計画のなかに、経常経費である教育費について、市は「公私負担のバランス」という名のもとで、児童、生徒たちに無償で配布していたドリルワークの教材費を有償化することも批判。教育は無償化の流れに反すると主張しました。

またごみ袋について、赤野議員は「この間市民の協力をえて2010年2月からの『ごみ改革』について、市はごみの減量化に成功している」ことを指摘し、「府中市のごみ袋は高すぎる、資源ごみの無料化またはごみ袋の値下げをして、ごみ減量の協力してきた市民に還元すべきだ」と主張しました。

その他、この質疑では市財政と基金の在り方、2020東京オリパラ開催と市の姿勢についても質しました。

19年度1回目の府中市議会は3月22日(金)、午前10時からの本会議で最終日となります。市民のみなさん、ぜひ傍聴においでください。

結城亮(結城りょう)

18 3月

府中市のコミュニティーバス、ちゅうバスの今後は(市議会予算特別委員会)

今日(3月18日)の府中市議会予算特別委員会において、府中市のコミュニティーバス、ちゅうバスの今後についてのやり取りがありました(他会派の議員の方の質疑)。この質疑では、毎年、ちゅうバスの運行について市の答弁で、毎年の市の負担(持ち出し金額)について問われ、「昨年度は1憶4千万円、市は負担している」とありました。

 

今後のちゅうバスの運行路線の拡大予定についての質疑では「検討協議会において議論するが、全体の状況をみて、必要な路線の変更について検討したい」とのこと。運行料金の改定(引上げ)についての質疑では「時期をみて全体の状況を鑑みながら、検討する」とのことでした。また路線の拡大、運行料金の改定についてはいずれも、将来のへの「含み」をもたせる答弁ではないかと、私は認識しました。

 

現在、ちゅうバスは運賃が100円ですが、赤字分は市が負担しているということで、今後さらに路線の拡大などを実施するとなると、恐らく市の負担は「料金改定」が「本音」なのでしょうか。今のタイミングでは難しいというところなのでしょうか。

ちゅうバスの運行路線拡大については、これまでの多くの議員の方から質疑があります。当初は高齢者や体の不自由な方などを対象とするバスでしたが、最近では多くの一般の市民の方が乗車しているとのことです。ちゅうバスの今後の行政動向について、注視していきたいと思います。

結城亮(結城りょう)