05 9月

府中市議会総務委員会で「同性パートナーシップの公的承認についての陳情」が全会一致で可決

【同性パートナーシップの公的承認は社会の流れである】

 

今日(9月5日)の府中市議会総務委員会において、市民の方から提出されていた「同性パートナーシップの公的承認についての陳情」が全会派一致で可決されました。

陳情の趣旨は「府中市でも同性パートナーシップの承認制度を創設し、その存在を公に認める方策をとることにより、府中市を性的マイノリティーにとっても住みやすい、魅力ある多様性を認められるまちにしていただきたく、府中市としても導入にむけた協議を開始してください」という陳情趣旨です。

陳情理由のなかには、同性パートナーシップ条例が渋谷区で、世田谷区では「同性パートナーシップ宣誓制度」が制定されたこと。また同制度の承認が伊賀市、宝塚市、那覇市、札幌市、福岡市でも開始されたことや、大阪市でも実施される方向性がしめされていることを指摘。さらに五輪憲章でも性的指向による差別が禁止されていること、また東京都でも「LGBTを含む差別禁止の条例化を検討するよう指示をだした」ことも指摘。民間企業でもパナソニック、日本IBM、朝日新聞社などでも社員のうちの同性カップルにも異性間の結婚と同様の福利厚生を適用していることもあげています。

陳情では「性的マイノリティーへの理解の促進、差別の解消につながり、マイノリティーが自分らしく生きられる社会の実現をめざす」ことを求める内容です。

府中市議会でも以前、他会派の議員の方ですが、性的マイノリティーの理解促進、差別解消の施策を市に要望する議員の方もおられましたが、府中市議会においても、この陳情が全会派一致で可決した意義は大きいなのがあると思います。ぜひこの府中市においても渋谷区や世田谷区のように条例が制定されるよう、議会でも努力したいと思います。

結城亮(結城りょう)

03 9月

9月定例会 4日(火)に共産党市議団が一般質問を予定

今日(9月3日)、明日(4日)と府中市議会では本会場で一般質問行われます。

共産党市議団は4日に予定しています。目黒議員が「図書館活動の新たな前進を求めて」。

私(結城)が「市教育委員会の教科書採択手法の有り方および教育委員の役割、教育委員会と市民との関係を問う」「府中駅周辺の駐輪場対策および、ちょこ・りん・スポットの果たす役割について、市民ニーズを反映した今後の駐輪対策を求める」

 

赤野議員が「危険なブロック塀などへの市の対応について」「熱中症から市民を守るための積極的施策を求めて」

 

服部議員が「国民健康保険税の負担軽減のために」「待機児童解消を進めるとともに、保育の質の確保を」

以上4人で7件の質疑を行います。あくまでも推測ですが、目黒議員と私が4日の午前中、赤野議員が4日の午後、服部議員が4日の夕方ごろと思われますが、3日の進行状況によっても変わります。

住民の命と暮らしを守る府中市政をが共産党議員団のキャッチコピーです。今回の市民の暮らしを守るための具体的な施策を要望しています。ぜひ市民のみなさん、傍聴においで下さい。

結城亮(結城りょう)

27 8月

18年度 府中市議会9月定例会一般質問・・教科書選定採択問題、府中駅周辺駐輪対策を取り上げます

今週の金曜日(8月31日)開会の18年度(平成30年度)府中市議会 第3回定例会において、一般質問が9月3日、4日に行われます。今回は23名の議員が質疑に立つ予定で、私は15番目となりますので、恐らく9月4日(火)の午前中または、午後一番あたりの出番ではないかと思われます。

今回の私の質問テーマは2件、1件目は教育委員会による教科書採択問題を取り上げます。この問題は市教委による学校教科書選定と採択時において、従前は市民に公開の教育委員会で審議していました。しかし昨年から「協議」とする場を設定して、この会議は非公開(臨時会)の委員会を開催、この場で実質的な教科書選定の議論を行い、20日間前後をおいて、公開の教育委員会を開催。臨時会の議論を再度反復するかたちで教科書の選定、採択について審議することになりました。

 

教育問題のなかでは教科書選定採択の問題はきわめて関心の高い事柄です。市教委は採択候補となる教科書を市の教育センターにおいて提示、公開して市民から意見を求めるなど、教科書選定採択の過程において、市民からの意見や声を集めるなどその公開性を発揮してきました。しかし肝心の教科書選定の「協議」の場を行う委員会については、市民に「非公開」にするなど、その手法の有り方を問わなければならないと思います。ついてはこの問題を通じて、市民に開かれた教育委員会とは何かという点についても質疑をしたいと考えています。

 

2件目は、府中駅周辺の駐輪対策です。昨年7月に府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」が開設され、甲州街道から南側の「ちょこりんスポット」が閉鎖されました。また市は来年2月からは甲州街道から北側の「ちょこりんスポット」を閉鎖する計画を発表しました。このことにより、府中駅周辺を自転車で利用される市民の方から、「大変不便になる」「ちょこりんスポットは市民に便利で、今後も残してほしい」などの声が寄せられています。そこで市は駐輪対策ついて、市民のニーズを踏まえて検討しているのかなどの点について質したいと思います。ぜひ市民のみなさん、ご来場ください。

結城亮(結城りょう)

21 8月

府中第2小の校舎拡張、増改築について・・文教委員協議会

【駐車場に2階建ての新校舎を増築】

 

今日(8月21日)の府中市議会文教委員協議会において、府中第2小の児童増加問題に端を発した校舎改築増築問題について、市教委から報告がありました。

市教委からは今後1200名の児童数が予想される府中2小について、2階だての校舎を増築し、駐車場のところに敷地面積15,333,22m2、建築面積312,87m2、延床面積581,16m2で鉄筋コンクリート造り2階建ての校舎を増築する報告がありました。1階と2階はバリアフリーの造りで、1、2階ともに図工室と図工準備室を設置するとのことです。この増築により2小全体で34の教室数となり、1200人児童数に対応できるとしています。市教委は「今後10年間は児童数が1200人をきることはない」という想定をしているとのことです。また新築した校舎に図工室を設けた理由については、「児童の普通教室を離れた校舎にはなるだけ設定したくないとの学校現場サイドの要望を優先した」としています。

私は質疑のなかで、2小が数年前に教室が不足していたことを理由に、小学1年生の35人、6クラスによる学級編成が2年生に進級した時には、37人の5クラス編成に変わったことをあげ、今後こうした事態があるのかを質疑したところ、その可能性は否定しませんでした。また近くにある「わくわく農園」の敷地の活用は考えられるのかについて質問したところ、同農園は学童保育の分園にするとの答弁がありました。

私も2小の児童増加問題については、昨年6月の定例会で質問をしているだけに、大変興味ある報告でした。答弁から伺えるのは、余裕のある教室数ではないようですが、当面、この対応しかないと思われます。周辺地域の今後の人口数、児童数という課題はどうなるか完全には推測できませんが、今後も現場の声を聞いて、私も2小の児童数と校舎問題について、再度取り上げたいと思います。なおこの2小の報告については、今年度第4回定例会で議案となるとのことです。

結城亮(結城りょう)

08 8月

さらなる府中市の議会改革を求める(府中萬歩記53号)

地方議会の改革と情報開示が求められている今日、市民から議会改革を求める声があがっています。市民によるミニコミ誌「府中萬歩記」53号で市民の方から投稿されていますので、以下ご紹介します。

 

【市民、学識経験者交えた議会改革検討の有り方をもとめる】

 

府中市内の各戸に配布されている「市議会だより」昨年8月号(286号)から本会議での議決が会派ととおに議員個人の賛否がわかるように改善されました。また政務調査費の使途公開も始まり、予算決算特別委員会の議事録公開も始まります。蝸牛の如くではありますが、一連の改革を喜びたい。いま(7月中下旬)、市議会の各常任委員会の行政視察が行われています。ところが本市ではこの常任委員会の視察や会派の視察報告が、「市議会だより」にもいっさい触れられていません。議会事務局のHPでも公開されていません。調布市などでは全面公開されています。如何なものでしょうか。

議会運営委員会や議会基本条例を議論している、議会改革検討委員会議論経過の公開を強く望みます。同時に繰り返しのべてきましたが、議会基本条例制定にあたっては、議員だけで議論するのではなく、市民、学識経験者も交えた検討委員会の設置も希望します。(市民の方の投稿より)

結城亮(結城りょう)