13 2月

第1回府中市議会一般質問が20日、21日に開会・・私は生活保護問題を取り上げます

2月19日から3月15日にかけて開催予定の府中市議会平成30年(18年)第1回定例会の一般質問が20日と21日に開催されます(共産党市議団は21日に予定しています)。私も今日一般質問の提出を行い、5年に1度の生活保護制度の改定にともない、政府によって計画されている生活保護制度の改悪問題について、そのあり方と生保利用者の生活を守る立場から質疑を行う予定です。

この問題では先日、わが党の志位委員長が衆議院予算委員会の一般質問で取り上げましたが、こうしたわが党の国会論戦の到達点、総選挙政策なども踏まえて質疑をする予定です。

府中市の場合で言えば、「水際作戦」は行われてはおりませんが、他の課題もあります。こうした具体的な問題について、生活困窮者の支援団体のみなさんはじめ、生保利用者の方々の声も聞きながら、この問題を取り上げたいと思っています。また共産党市議団では、目黒議員が公共施設の手数料問題、赤野議員が国保問題、服部議員が市街地活性化問題などについて取り上げる予定です。

市民のみなさん、ぜひ2月20日と21日は府中市議会一般質問の傍聴においで下さい。(両日とも午前10時から開会です)

15 12月

府中市議会市庁舎建設特別委員会・・現段階の建設費は211億円

★そもそも市民にとって市役所とは・・

 

今朝(15日)はJR北府中駅であいさつ、午前中、市議会市庁舎建設特別委員会に出席、夕方に街頭宣伝、夜に市民要求連絡会に出席予定。さて今日の市議会、市庁舎建設特別委員会において、現段階での建設費用の概要について説明があり211億円(当初の概算予定は150億円)と、説明がありました。しかしながら、今後建設労務費や資材の高騰、追加工事などもあることが予想されることから、まだ費用は膨らむことだと思います。また今日は設計を担当している業者の方から、市庁舎の模型と議会棟のデザインなどについても説明がありました。市役所や議場の建物の素材については、けやきなどの木材も活用して、国府が置かれた都市、府中市の「風格」を醸し出すデザインとなっています。

 

また新市庁舎のポイントは、「おもや」と「はなれ」の2棟構造が最大の特徴です。全体のデザインとしては、府中が宿場町であった面影をそのデザインに生かし、JR府中本町駅と京王線府中駅の間の人の導線をつなぐために、「おもや」と「はなれ」の間に通路が確保されているデザインになっています。工期については、平成33年度中の完成をめざしていますが、恐らく工期はまだ延長すると思われます。

 

市民にとって市役所とは行政サービスの用事が足せば、それで済む施設ではあります。一方で行政サイドにとっては、自治体のひとつのシンボリックな象徴でもあるのが市役所の建物です。確かに府中市役所の建物は、26万都市の自治体にしては老朽化して質素だと、私も思います。耐震性の課題もあることから、建て替え自体は私も認識は一致します。一方で、市役所の任務は、市民に対する行政サービスを実施するところであります。その点からすると、今度の新市庁舎のデザインと作りは、府中駅周辺をはじめとする、市街地の街づくり政策の要としての、市庁舎建設の色が強いのではないかと、私は思います。いずれにしても、新庁舎建設が市財政に与える影響を極力少なくしてほしいと思います。私もこの点、執行部に対しても、明確に主張していきたいと思います。

13 12月

府中市の財政見通しと行政改革について(共産党議員団一般質問)

★府中市の行革プラン・・財源不足の見通しは当たらなかった

 

今日(13日)は市議会の基地跡地等特別委員会に出席。午後は府中診療所の健康友の会役員会出席、夕方から駅前で街頭あいさつ、夜は地域の自主防災連絡会に出席予定。さて共産党議員団の目黒議員は、先週の議会一般質問において、府中市の今後の財政見通しと行政改革後期プランについて、市の見解を質しました。来年度以降の財政見通しと「行政改革後期プラン」について、目黒議員は、12月議会で質疑を行いました。そのなかで、前期(14年~17年)の特徴は財源不足(4年間で88億円)の解消を目的とし、そのために市民の利用料金負担の見直し(値上げ)、「他市の水準並み」にすることを強調して、窓口手数料値上げや教材費などの保護者負担を増やしました。

 

★市の公共料金値上げの動きを警戒

 

今回の「行革後期プラン」では、財政見通しでは「緩やかな景気回復」「消費税の引き上げ」などで財源不足は生じないとし、そのため市民の負担増やサービス削減の記述は見当たりません。しかしながら、前期プランからの継続として公共施設の使用料見直し(値上げ)、公共施設駐車場の全面有料化が検討されています。なかには、これまで原則無料だった文化センター公民館の有料化も含まれる可能性もあります。議員団としても、今後市民の立場から注目していきます。

10 12月

府中市議会一般質問を傍聴して・・市民の方の感想より

今日(10日)は午前9時30分から13時30分まで会議、その後訪問活動など。さて私は6日(水)に府中市議会の本会議で一般質問(中学校の部活動の改善と街路樹の落ち葉清掃問題)を行いました。そこで一般質問を傍聴されていた市民の方から感想が寄せられましたので、以下紹介します。

 

★一部議員の態度の悪さに呆れる

 

「結城さん、先日(6日)は市議会での質問ありがとうございました。午前・午後と、初めて議会傍聴に行きました。(部活動の問題の質疑において)何度も畳み掛けて下さり、聞き入りました。対する市側は、紋切型のあっけない答弁で脱力する思いでした。結城さんが、『今後も取り上げ続けます』と言って下さり、大変心強かったです。居眠りは勿論、目に余る態度の悪い議員には驚き呆れました。帰りに窓口で『議員としてどうかと思う。誰も注意しないのですか』と尋ねたら、職員の方が『傍聴人からの感想等を伝えるシステムは無いが、そういう声があったと議長・議会に伝えます』とのことでした。(あと一人、男性が、窓口で職員一人つかまえて、熱心に質問しているのを見かけました。)」

 

「(これまでも)議会傍聴したいとずっと思いつつ、私のパソコンでは視聴出来ず、きっかけがなくて一度も傍聴に出掛けた事も無かったのですが、入退場も簡単でしたし、もっと早く行っていれば良かったと思いました。今回、中学の部活の事で結城さんが質問に取り入れて下さり本当に感謝しています。国会以上に関心持つ市民は少なそうですが、一番身近な政治なのだし、傍聴席を満席にする勢いで市民が見なくてはいけないはずと、あまりに当たり前のことで今更ですが改めて感じました。これまで以上に市議会に注目していきます。初めての議会傍聴の感想をお伝えしようと思い、メールしました。ありがとうございます」。(市内在住の方より)

 

★議員とは市民、住民の代理人にすぎない

 

こうした感想をいただくと、本当に嬉しいものです。一般論として、議員とは市民、住民の声や要望、願いを実現するために市民の代理人として議会に送っていただいているにすぎないわけです。ここが議員の原点だと思うのです。議員バッジをつけることが目的ではなく、市民、住民が暮らしやすい市政を実現することが目的です。そう考えると、議員だから自分は偉いなどと思うのは、自惚れであり錯覚に過ぎません。私は、議員としての原点をこれからも貫いて、これからも活動していきたいと思います。

09 12月

府中市議会 文教委員会に「府中市学校給食費の徴収に関する条例」が提出、共産党は修正提案を提出

★滞納督促手段として、「訴訟手続」を条例の文言にいれることに異議を主張、「その他」の文言のなかで実行は解釈できると主張

 

今日(9日)は、午前中会議、午後は地元の自治会行事。さて昨日、私が所属する市議会の文教委員会の議案のなかで、「府中市学校給食費の徴収に関する条例」案が提出され、私は条例案に対して修正提案を提出しました。この条例案は、来年度から府中市の学校給食会計がこれまでの私会計(学校給食会による会計)から、府中市による公会計に移行することにともない新設される条例です。私はこの条例の存在そのものは、必要なものであると考えます。しかしながらそのなかの条文の中で、学校給食費の滞納者に対し、その最終手段として「訴訟手続」について言文があり、そうした「措置を講じなければならない」としていることを問題視しました。

 

★条例の文言にある「その他」というのなかで訴訟手続は可能であると主張

 

もちろん訴訟手続などという手段は、本当にごくわずかな悪質な給食費滞納者に限りのことであり、それも現実には行われる可能性は極めて少ないことは理解しています。市の担当者に滞納者の割合を聞くと全体のなかの0.5%程度、悪質滞納者はその中の少数とのこと。私は、修正案の説明と答弁のなかで、「もちろん心無い悪質滞納者に対しては、行政として毅然たる処置をしなければならないし、最終手段として、訴訟をしなけれないけない場合があることは理解する。しかしながら、圧倒的多数の保護者は給食費を適切に納付しているのであり、一握りの悪質滞納者を意識したこのような文言が盛り込まれることで、保護者や市民の方がこの条例を目にした場合、『府中市の教育行政は給食費を滞納すると、訴訟にでるのか』と認識し、『府中市の教育行政はなんと高圧的な手段を講じるのか』と疑問に思うでしょう。実際に市の教育行政はそのような高圧的なものではないことは、私は理解している。しかし条例とは自治体の「法律」であり、そこにこうした文言が入ることは、市民、保護者から不必要な誤解を生む」と主張。

 

そして「条文の中には督促、納付相談、訴訟手続、その他」という、文言があり、私は『その他』という文言のなかで訴訟手続という手段を講じることができると解釈すれば良い」と主張。他の自治体を見ても実施要綱のなかで訴訟手続に触れている自治体があるが、条例の文言にはないようだ(実際は世田谷区の条例に『法的措置』という文言がありました)。よってこの文言は行き過ぎである」と主張・文言にある「訴訟手続」の部分を削除し、あわせて「措置を講じなければならない」の部分を「措置を講じる」にするよう、修正案を提出しました。

 

★「訴訟手続」という言文は、悪質滞納者に対する『抑止』となるのか・・

 

しかしながら修正案は賛成少数で否決(賛成は共産党の私のみ)、原案どおり可決されました。市の担当者は他会派議員の答弁のなかで、「この訴訟手続きの文言があることにより、悪質滞納者に対して『抑止』となる」との表現で答弁していました。一般的に「抑止」とは例えば、「国の防衛の抑止力」などという言葉に使われるような、勇ましい表現であり、私は奇異な印象を持ちました。府中市の行政が市民、保護者を信用していないと誤解される答弁ではないでしょうか。府中市は現在、「市民協働」として市民と行政が協力して市政を良くしていこうという方針ですが、果たして市民をどこまで信用しているのか、その真意が疑われる今回の文教委員会質疑のやりとりであったと、私は思いました。今後もこの問題、意識して臨みたいと思います。