02 12月

府中市の新型コロナウイルス感染拡大防止策について、PCR検査の問題を中心に質疑をしました・・その1(令和2年12月議会)

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

昨日(12月1日)の市議会一般質問で、私は府中市の新型コロナ感染拡大策、とくにPCR検査の問題を中心に質疑をしました。

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大の第三波が到来し、今こそ行政の責任が問われています。11月27日の衆議院厚生労働委員会では、参考人の尾身茂氏は新型コロナの感染防止対策について「人々の個人の努力に頼るステージは過ぎた」と述べ、国、自治体に対して「当事者意識を持って危機感を共有することが極めて重要だ」とし、政府や自治体の対策を強化すべきとの認識を示しています。私も同じ問題意識から12月議会の一般質問において、新型コロナの感染拡大から市民の命を守るために、市民生活を守るべき最前線に立つ府中市の役割について5つの視点から質しました。

 

☆質問1⇒府中市として都の保健所からデータを借用して、市独自にコロナ感染者の情報分析をすることを求める。自治体として新型コロナ感染拡大を防止していく、市民の命を守るという観点から必要な措置であると思うが市の考えは。

 

★市の答弁⇒都からの情報提供もなく、市としてそうした予定はない。

 

◎ゆうきの主張⇒疫学的データ裏付けなしに、新型コロナ対策という重要な課題について、市として必要な対策を講じることができるのだろうかと甚だ不安になる。新型コロナウイルス感染症に対する有効な施策の立案ができるのか不安だ。

 

 

☆質問2⇒府中市としても独自の発熱外来設置を検討すべきできないか。

 

★市の答弁⇒年末年始期間は休日夜間診療で医師会と協力して発熱外来を設けます。PCR検査を実施する医療機関を公表してほしい

 

☆質問3⇒府中医師会にもご協力いただき医師会のHP、市のHPで新型コロナのPCR検査をしている医療機関の公表に市として努力できないか。

 

★市の答弁⇒医師会には市民からの要望として伝えます。

 

◎ゆうきの主張⇒墨田区や調布市では自治体のホームページで公表している。また武蔵野医師会のホームページでも公表している。府中市もぜひ実施してほしい。その2に続く)

 

 

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27 11月

都立府中療育センターに開設予定の新型コロナ専用病院は12月16日に開設が決まりました

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

 

昨日のブログで、新型コロナ患者の療養施設として予定されている、都立府中療育センター(武蔵台)の開設が遅れている件で、昨日付(26日)の東京都新型コロナウィルス感染症対策本部の通知が発出されました。それによると、同療育センター開設は12月16日(水)に決まったとしています。

 

 

運営形態および施設規模は①都立多摩総合医療センターの病棟として運営、②6病棟100床(2病棟32床から順次運用開始)、③入院のみ(外来診療は都立多摩総合医療センター本館で実施)。

 

対象者は①中等症および、軽症で医療的ケアの必要な陽性患者、②とりわけ介護が必要な方や日本語や英語が話せない外国時等、他病院で受け入れが困難な患者

 

先日の東京新聞社会面の記事では開設の予定が立っていないという内容でしたが、東京都の方針により開設の予定となりました。療養施設の確保については、自治体独自にホテルなどとも連携して確保することが必要だと思います。引き続き、行政に要望などしていきたいと思います。

27 11月

府中市でも医療費助成対象を18歳まで拡大してほしい・・武蔵野市が医療費助成対象の年齢上限を18歳まで引き上げへ

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

 

★「税収減が予想されるがそれでもやるべき事業だ」(松下市長)

 

 

武蔵野市が子どもの医療費助成の対象年齢上限を現在の15歳から18歳まで引き上げることを決め、12月議会に条例改正案として提出するとの記事が、各紙多摩版に昨日掲載されました。毎日の記事によると新たな助成対象は約3200人、追加予算は年額約8000万円とのことです。対象は市内に住民登録がある高校生らで、国内の健康保険加入者、保険適用の自己負担分がカバーされるとのことです。21年4月からは入院分を、22年4月からは通院分も保障するとしています。武蔵野市の松下市長は「新型コロナ禍が続き小児科などの受診控えが起きていると報告をうけている。金銭的な理由で受診を控えることがあってはならない。来年度は税収減が予想されるが、それでもやるべき事業だと判断した」と毎日の記事にはあります。

 

 

松下市長のコメントから、市民生活を思いやる自治体としての「福祉の心」を感じます。18歳までの医療費無償化は、子育て世代をむかい入れる施策としても有意義ではないでしょうか。確かに武蔵野市は多摩地区では一番財政的に豊かな自治体ではありますが、市長が言うように「税収減が予想されるなか」での事業拡大ですから、英断と言えます。ぜひこうした施策を府中市においても実現するよう、要望していきたいと思います。

 

 

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26 11月

都立府中療育センターに建設予定の新型コロナ専用病院の開設が遅れている・・予定の10月をとうに過ぎ(東京新聞)

府中市議会議員(無所属)の 結城りょう です。

 

 

昨日(11月25日)の東京新聞社会面に、府中市内にある都立府中療育センター(武蔵台)の旧施設を改装し、今年10月に新型コロナウイルス専用病院にするこを予定していた、東京都のコロナ病院の開設が遅れているという記事が掲載されています。記事によると12月にずれ込み、当面運用できる病床数や医師スタッフの配置も固まっていないとのことです。

 

 

記事によれば、この施設は最大100床の病床を整備する計画で、「中等症以下の感染者が対象、治療の効率化や入院調整の迅速化、医療機関の負担軽減などを目指していた」としています。記事では7億円をかけた「陰圧室」、病棟内を区画分けする隔壁の設置工事について、「ただ交換が必要な空調設備や配管などが予想以上に多く、工事が終わらない」とのしています。一方で開設しても医療スタッフの確保が困難をきたしているとして、「30床程度にとどまる可能性」もあるとしています。

 

 

記事では都職員労組病院支部の幹部の声として「これまでも都立病院のコロナ対策は増員がないまま行われてきた」「現場はただでさえ人手不足。都民に安定した医療を提供するためにも、余裕ある人員配置を検討してほしい」としています。この間、東京都は行財政改革の方針のもと都立病院の「合理化」、人員削減を行ってきたことが、今回のコロナ禍での不十分な対応につながっているとも思われます。政策の転換が必要であると思います。

 

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24 11月

府中市が65歳以上高齢者にインフルエンザ予防接種の自己負担分を無償に・・令和2年12月議会で補正予算案を計上

府中市議会議員(無所属)の結城りょう です。

 

 

11月30日(月)から令和2年度第4回定例会が開会しますが、府中市は新型コロナ対策として補正予算4億5600万程度の補正予算案を計上しています。なかでもこれからの季節にかけて新型コロナウイルス感染症と、季節性インフルエンザの同時流行に備え、予防接種法に基づいて実施する65歳以上の高齢者などへのインフルエンザ予防接種の接種率向上、また重症化の予防をはかるため、自己負担分の2500円を無償にするために、接種にかかる経費を市が負担するとしています。補正額は1億2520万円程度となっています。

 

 

★介護保険サービス事業所へPCR検査費用の補助も

 

そのほかにも今回の補正では東京都からの補助金で「PCR検査等経費助成事業」として410万円程度を計上し、新型コロナの感染者が発生した介護保険サービス事業所等において、施設内での感染拡大防止を図るため、利用者および職員がPCR検査などを実施した経費を補助することを目的としています(ただし行政検査対象者を除く、1人2万円を上限)