12 6月

府中市 小山くにひこ都議の政策⑧・・介護従事者の職場環境改善めざす都政を(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★小山くにひこ都議がUAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)との間で、介護従事者の処遇改善などで政策協定を締結

明日、6月13日告示、22日投開票予定の東京都議会議員選挙で、私は現職の小山くにひこ予定候補を推薦しています。数ある政策のなかでも高齢者福祉の施策についても期待を寄せていますが、小山都議は先日、UAゼンセン日本介護クラフトユニオン(NCCU)との間で、以下の政策協定を締結されました。

①介護従事者のあるべき処遇の姿を検証し、社会的地位の向上に尽くします。
②介護従事者の人手不足を要因とした過重労働や介護難民の解消に努めます。
③現場の事務処理の軽減や、地域差のない行政指導の統一に取り組みます。
④利用者、家族にわかりやすい介護保険制度を目指します。
⑤介護保険制度の安定的発展のために、財政基盤の検証を行います。
⑥社会保障制度としての介護、医療、年金を充実させ、再構築を目指します。

~先日、私も府中市議会の一般質問で介護支援専門員(ケアマネジャー)の職場環境の課題について質疑要望しましたが、ぜひ小山都議には都政の立場から、高齢者福祉施策の拡充について、その実現に期待をしています。

★ケアマネの業務量の増加、低い賃金 募集しても人は集まらず

今年4月の東京新聞に「深刻化するケアマネ不足」との見出しで、介護を必要とする人が介護保険のサービスを利用できるようにケアマネプランを作成し、事業者との調整を担う「ケアマネジャー」(介護支援専門員)の不足が社会問題化しているとの記事があります。

この記事では名古屋市内のケアマネの実態を取り上げ、コロナ禍に比べて介護保険の利用者が増加する一方、ケアマネ自身の高齢化で事業を続けられなくなった事業所も増えているとのことです。記事では「力になりたいが、ケアマネの担当件数が増えれば一人ひとりにかけられる時間は減る」とし、現状、ケアマネを募っているが、ほぼ応募はないとのことです。

記事のなかでは、ケアマネの成り手不足の原因について、「業務量の多さがあり、他にも利用者に関わるサービス担当者を集めた会議の議事録、支援経過の記録、給付管理業務などの事務作業も担う」「入院の着替えの準備」「家賃の支払」など業務外の事務作業も多いとのことです。また年収は350万円未満が4割ほど、「国は介護報酬改定で、居宅介護支援の基本報酬をすべての区分で引き上げたが、もともと赤字の事業所が多く、ケアマネの給与に反映されるかは不透明」と分析しています。

★ケアマネ職場をやりがいのある職場に

また記事では日本ケアマネジメントの白木副理事長が「事業所は経営のために一人当たりの件数を増やすことになるだろうが、ケアマネは今以上に多忙になる。処遇改善はもちろん、やりがいをもって働くことができる職場環境にしていくことが重要」と語っています。

★ケアマネの関連団体が、要望を取り上げるのは難しい(府中市のケアマネ団体)

私は以前、府中市長あての令和3年度予算要望のなかで「福祉施設や介護現場で働くケアマネージャーの要望について、本庁(市の関係部署)が吸い上げる仕組みをつくるよう検討してほしい」と要望しました。市の回答は「ケアマネージャーの要望については、関連団体でとりまとめのうえ、市に要望をいただければ検討します」というものでした。

一般的回答としてはこれでいいのですが、関連団体でとりまとめられないのが現状のようです。一人ひとりのケアマネージャーから、市に対して要望するのはやはり「困難」ではないでしょうか。今日では市の方から、新型コロナの感染拡大防止のために、積極的にケアマネジャーから意見や要望を聞くという姿勢こそ求められていると思います。

★ケアマネ間の横の連携をアシストする仕組みを市が援助を

また以前コロナ禍において、市内のある老人福祉施設におけるクラスター発生の件で、近隣周辺の方からも不安の声が寄せられました。同施設を通所やデイサービスなどで利用している方のなかで、「もし自分が感染していたら」と不安に思った方もいるはずです。ケアマネの方々は複数の施設で勤務されている方が多数いるそうなので、ケアマネどうしの横の情報伝達を、市が援助する仕組みがあれば、「どこどこの施設において、感染症が発生したので、この施設で通所やデイサービスを利用されている方などは、感染拡大防止に最新の注意を払ってほしい」という情報を、ケアマネ間において広げられたのではないでしょうか。

ケアマネの課題については、複数の議員さんも一般質問で取り上げる方もいますが、私も市に対して、ケアマネの実態と待遇改善、ケアマネ事業所の改善などについて、今後も意見要望を取り上げていきたいと思います。(府中市議  国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

11 6月

府中市 ケアマネジャー(介護支援専門員)の職場環境の改善を求めたい・・その2(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう一般質問)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★なぜケアマネは減り続けるのか・・自治体としてやるべき施策があるのではないか

先日の府中市議会一般質問で、府中市における介護支援専門員(ケアマネジャー)の課題と対策について質疑をしました。現状、介護支援専門員(ケアマネジャー)の不足が問題になっています。この府中市においても毎年、地域包括支援センター圏内において、約1000人単位で高齢者が増えている事態があります。同時に介護保険を利用する方はケアマネがマネージメントをしないと、介護保険を使えない仕組みにあり、介護を必要とする絶対人数が増えているのに、ケアマネが少なくなる事態は、憂慮すべき事態であるとの認識を、国も自治体も真剣に考えるべきと考えます。

★ケアマネ本来の業務以外の依頼仕事が多すぎのが実態

以前、ケアマネジャーが不足している問題について、先日、現場で働くケアマネの方から話を伺う機会がありました。

〇ケアマネの業務面について、全国的な問題ではあるが、その業務が多種多様となっていて、行政(府中市)や医師会からも介護保険制度以外の制度の窓口としての依頼が多すぎる傾向がある。

〇行政がケアマネの業務と役割を明確にして、介護保険を利用する方に指示してほしいという要望が強くあります。

〇居宅介護支援業務における運営指導が、不透明でその時々の指導者によって指導内容が異なる。

〇行政として、ケアマネができる業務の啓蒙や発信力が低く(弱く)、「とりあえずケアマネに相談してください」と丸投げの依頼が多い。

〇ケアマネ試験を受けるための基礎資格や必要経験年数の条件を満たして、難解な試験に合格してキャリアップしたにも関わらず給与が低くなる現実があり、退職される方もいる。

こうしたことは根本的には国よる施策の改革が必要ですが、自治体としても現場サイドで改善できることがあるのではないかと、 そこで2回目の質問で伺います。

①市としてケアマネの本来業務、仕事の中身を明確にして介護利用者に周知徹底をすることを要望、提案したいが市の考えを伺います。

②ケアマネに対する介護利用者からのカスハラも問題になっている。この点、市としてカスハラ対策について、国の指針、都の対策もうけて、何か検討できないか。

★行政としてケアマネ本来の業務を介護利用者に周知徹底してほしい(ゆうきりょう質問)

〇府中市の答弁⇒ 「ケアマネジャーの役割の周知」についてでございますが、本市といたしましても、利用者からケアマネジャーに対し、本来業務以外の業務を依頼されることがケアマネジャーの負担になっていると認識しているところです。そのため、現在、作成中の「令和7年度版お年寄りの福祉」の中で、ケアマネジャーの業務と役割について利用者へ周知するためのページを設ける方向で原稿の作成を進めております。また、要介護度の認定結果を通知する際に、ケアマネジャーの業務と役割についてのチラシを同封するなど、利用者に向けてケアマネジャーの業務範囲について理解してもらうための効果的な周知の方法について検討してまいります。

★ケアマネジャーに対するカスタマーハラスメント対策を求めたい(ゆうきりょう質問)

〇府中市の答弁⇒ 国における「介護現場におけるハラスメント対策」の方針を受け、本市でも令和4年度に市内介護提供事業者向けにカスタマーハラスメント対策の研修会を実施いたしました。また、今年度につきましては「高齢者の虐待防止の取組」研修の中で、カスタマーハラスメント対策について触れていく予定でございます。

カスタマーハラスメント対策は、介護離職防止のため重要であると市としても認識しており、カスタマーハラスメントについての相談が市に寄せられた際には、東京都の相談窓口を紹介しております。また、本年4月には介護に係るカスタマーハラスメント専用の「東京都介護職員カスタマー・ハラスメント総合相談窓口」が設置されたことから、こちらについても積極的に周知してまいります。また、個別のケースについては地域包括支援センターと連携した取り組みなど行っておりますが、今後もより効果的な対策について検討してまいります。

★ゆうきりょうからの意見要望

①介護保険利用者に対する、ケアマネの本来業務の周知徹底については、先進自治体として横浜市のケースがあります。横浜市はこの問題について、簡易なミニパンフを発行していますが、以下のように記述しています。「ケアマネジャーには、介護保険法のルール上、ご本人の立場や尊厳を守るためにできないことあります」としたうえで、①かなり具体的にケアマネの業務内容ではないことを記述しています、②一方でケアマネジャーの本来の業務内容も、具体的に記述しています。

②先日の東京新聞に「介護現場で働くケアマネの33.7%が、過去1年間にカスタマーハラスメント(カスハラ)を経験していることが、日本介護支援専門協会の実態調査でわかった」と報じています。「23年度の厚労省調査で労働者全体の経験率が10.8%だったのに比べ、約3倍」「利用者である高齢者らの暴言をあびる被害が目立ち、協会は行政による対策が必要だ」としています。

記事によると「カスハラをまねく理由はおもな相談場所が利用者の自宅のため『利用者や家族は立場が上だと感じやすい』との声が多かった」とし、「介護現場でのカスハラは表にでにくい。行政には相談窓口の設置など対策を講じてほしい」(同協会の方)との声を紹介しています。答弁にあるように、東京都も独自の専門相談窓口を開設しています。市としても職能団体の方々と協力して、具体的な対策、あるいは介護利用者の方々に対して啓蒙活動もぜひ実施してほしい。(ゆうきりょう 国民民主党 府中市議会議員)

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11 6月

府中市 ケアマネジャー(介護支援専門員)の職場環境の改善を求めたい・・その1(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう一般質問)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★なぜケアマネは減り続けるのか・・市はどう分析しているのか

先日の府中市議会一般質問で、府中市における介護支援専門員(ケアマネジャー)の課題と対策について質疑をしました。現状、介護支援専門員(ケアマネジャー)の不足が問題になっています。この府中市においても毎年、地域包括支援センター圏内において、約1000人単位で高齢者が増えている事態があります。同時に介護保険を利用する方はケアマネがマネージメントをしないと、介護保険を使えない仕組みにあり、介護を必要とする絶対人数が増えているのに、ケアマネが少なくなる事態は、憂慮すべき事態であるとの認識を、国も自治体も真剣に考えるべきと考えます。こうした問題を踏まえはじめに1回目以下、4点質問しました。

★ゆうきりょう質問①⇒ 平成30年から直近における、市内のケアマネジャーの人数の推移について伺います。

★府中市の答弁⇒ 「平成30年から直近における、市内のケアマネジャーの人数の推移」について、各年度3月31日現在の数値について、平成30年度は、180人、令和元年度は、 167人、令和2年度は、 159人、令和3年度は、 152人、令和4年度は、 150人、令和5年度は、 143人、令和6年度は、 142人です。

★ゆうきりょう質問②⇒「ケアマネジャーが減少している原因の分析、またケアマネジャーの労働環境、賃金実態についての認識」を伺います。

★府中市の答弁⇒ ケアマネジャーが減少している要因といたしましては、まず、対人支援職であることから身体的・精神的な面での負担が大きく労働環境が厳しい一方で、業務に対する社会的評価が低いこと、少子高齢化による労働人口の減少に伴い求職者数全体が減少していること、また、デジタル化の遅れにより業務が非効率で過重な負担が生じていることなど、複合的な要因によるものと分析しております。

ケアマネジャーの労働環境につきましては、超高齢社会の進行に伴い、高齢者が抱える課題が多様化、複雑化してきており、ケアマネジャーには法定業務にとどまらず、多様な相談が寄せられ対応が求められるなど、その業務範囲の広さと責任が増大しております。さらに、業務範囲の拡大に伴い、管理や連携にかかる業務といった対人的な援助ではない事務に時間を取られるなど、厳しい状況に置かれているものと認識しております。また、ケアマネジャーを含む介護職員については、収入の大部分を占める介護報酬が公定価格であり、以前よりは給与面の処遇改善が進められているものの、いまだ他業種と比べると増額に繋がりにくいといった実態がある。

★ゆうきりょう質問③⇒ ケアマネジャーはその本来業務以外に、介護利用者の方から、どのような「業務」を要望されているか、市としてそれを具体的につかんでいるか伺います。

★府中市の答弁⇒ 市内のケアマネジャーで構成される府中市居宅介護支援事業者連絡会において、「郵便や宅配便等の発送、受取」、「書類の代筆・代読」、「救急搬送時の同乗」、「部屋の片付け・ゴミ出し」、「身寄りのない方への入院中・入所中の着替えや必需品の調達」等の本来業務外の業務を利用者から要望されたことがあると伺っております。

★ゆうきりょう質問④⇒ 市が現場のケアマネジャーの声、意見を聞く機会はあるのか伺います。

★府中市の答弁⇒ 本市では、毎月、開催される府中市居宅介護支援事業者連絡会に市の担当者が出席し、事業所の代表及び、ケアマネジャー本人との意見交換を通して、現場からの意見を吸い上げ、現状の把握と課題の整理を行っているところでございます。また、令和6年度は、同連絡会においてケアマネジャー不足に係る意見聴取を目的とした意見交換会を開催し、いわゆる一人ケアマネの現状や医療連携の課題等について共有いたしました。今後も引き続き府中市居宅介護支援事業者連絡会と調整し、同様の意見交換を行う場を設けるとともに、必要な支援について検討してまいります。(その2へ続く)

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10 6月

府中市 朝日町 ①スタジアム通りに横断歩道を、②旧朝日体育館の跡地活用について質疑要望(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日の府中市議会一般質問で、朝日町の街づくりなどの課題について質疑要望しました。

★ゆうきりょう質問⇒スタジアム通り(朝日町)に横断歩道の設置の要望が寄せられているが、ぜひお願いしたい。市の考えは。

〇府中市の答弁⇒ 横断歩道の設置を検討する場合は、周辺道路の環境及び交通状況や、横断歩道以外から横断する方が多いなど、危険を伴う場所を検討対象としており、朝日町のスタジアム通り周辺にお住いの皆様からの相談を受けていることは市としても認識しいます。なお、横断歩道の設置につきましては、警視庁の公安委員会で判断することとなっておりますので、先ずは府中警察署へ要望していきたいと考えています。

★ゆうきりょう要望⇒このスタジアム通りは、約800メートル、横断歩道がなく、道路を渡るのが不便という声が寄せられています。このことが道路わきの植栽帯の中を通って、公園にいく人が多い原因の1つとなっているのではないか。前回のスタジアム通りにセンターポールを設置することとあわせて、この横断歩道についても設置をするよう、市からも働きかけをお願いしたい。

★ゆうきりょう質問⇒ 旧朝日体育館跡地の活用について、市の考えは。

〇府中市の答弁⇒ 旧朝日体育館につきましては、現在、更地で管理している状況でございますが、跡地の活用に関しましては、具体的には決まっておりません。今後の活用につきましては、令和7年1月に改定し、4月から運用を開始した市有財産活用基本方針に基づき、有効かつ効果的な利活用について検討する必要があるものと考えております。

また同跡地の活用に関する要望につきましては、以前に近隣自治会より公会堂の建替え用地としてのご要望をいただいておりましたが、未利用の市有地として計画的かつ効果的な活用方法等を検討していく必要があったため、お断りさせていただいております。

★ゆうきりょう要望⇒ 旧朝日町体育館跡地の活用について、ぜひ地元や近隣住民、町会の防災備蓄倉庫の設置などを要望したい。この地域の水害時や災害時において、周辺住民の生活を守るために、備蓄機能を備えた施設の設置をぜひ検討してほしいという点について要望しました。

この点について、以前防災危機管理課の担当者の方が懇談のなかで「朝日体育館が機能していたころは、この体育館が災害時における住民の避難施設であったことから、それが無くなったことについて、担当課としては惜しいと思っている」として、「近隣自治会が管理する防災備蓄倉庫設置については、今後自主防災連絡会の取り組みを進めるなかで検討していきたい」との話を伺いました。

最近では水害、地震などの災害の際、近年では自宅や自家用車内に待機する世帯が多いですが、そうした点からも、町会の防災備蓄倉庫の拡充を望む声があり、この点についても、要望したい。

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09 6月

府中市 学校給食 物価高騰が学校給食に与える影響とは・・市民の声より(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員、国民民主党所属 の ゆうきりょう です。

市民の方から学校給食の状況を憂える投稿を匿名でいただきましたので、以下掲載させていただきます。

★「唐揚げ一個の給食」・・給食無償化の結果?寂しい給食の実態(市民の方の声より

公立学校の給食についてです。本日の朝日新聞に『唐揚げ一個の給食』という記事をみかけました。ソースは以下です。⇒https://news.yahoo.co.jp/articles/b2b99a8ad536e2f1b1749597fe2a10430c31acf5

府中市での内容ではなく福岡の話だとおもいますが、中学生と小学生を持つ親として、この内容にビックリしました。無償化たかの影響なんですかね。一食のカロリーは基準を超えてるので問題ないと市の担当者からのコメントがありましたが、やはり寂しく思います。子どもにこの件について聞いてはいませんが、時折、家で給食の話をすることがありますが、少ないとか美味しくないとかのことは言ってないので、府中市は大丈夫なんだろうとは思います。

★予算も限られるなか、子どものお腹を満たす給食であってほしい

この記事とは関係ないのかも知れませんが、Xなどでは寂しい給食の写真が結構あがってることをみかけました。昨今の物価の上昇で予算も限られてるなか、関係者の方々はやりくりされてるのかとおもいます。ただ、当然限界もあるはずです。お金をふんだんに使えとは言いませんが、今後、全国で予算も限られるなか、子ども達のお腹を満たす給食というのは難しくなっていくのでしょうか。

府中市がどうこう言ってる訳ではないのですが、なんか日本のどこかで写真のような寂しい食事が提供されてるとおもうと可哀想と思います。子どもは国の宝です。贅沢させろなんていいませんが、豊かな食事(給食)であって欲しいとおもいます。是非、昨今の給食事情について、政治家の皆さんで話していただけたらとおもいます。(以上、市民の方の投稿より)

★府中市も食材高騰で苦慮、給食費の費用がかさむ

今年3月の朝日新聞多摩版に物価高騰で食材費用が上がるなか、府中市の学校給食センターが対応に苦慮していることを伝えています。この記事では府中市について触れ、「府中市では市立学校給食センターで小中学校33校の約2万1千食を一括で調理している。調達の方法などを効率化してコストを抑えているが、昨年度、09年度から据え置いていた給食費を改定。23年10月から給食費を無償化しているため、保護者負担はないが、例えば小学校1,2年生は3600円から4300円に、中学生は4400円から5200円になった(いずれも月額)。「担当者は『葉物野菜などが思いのほか高騰し、食材を変更することもある。できるだけ安い業者から仕入れ、栄養価を落とさないよう心掛けチている』と話す」。

この記事にあるように、すでに府中市は学校給食費は無償化していますが、食材費の高騰で予算は増えています。都からの補助が8分の7ありますが、今後経費は増えていくことでしょう。

★帝国データバンク調査で374社の半数強が22年度は赤字に、全体の12%強が三年連続で赤字に

また昨年の読売新聞に全国の給食業者の6割が業績不振に陥っているとの記事があります。調査は帝国データバンクによるもので、この調査では学校運営や給食サービスなどを手掛ける事業者374社が対象。22年度の業績調査では63%の236社が「業績が悪かった」と回答、うち半数強が「22年度は赤字」と回答していたそうです。

記事によると新型コロナが本格化した20年度以降、一斉休校の実施により給食が中止されたことや、昨今の食材価格や光熱費高騰で経営に悪影響を与え、全体の12.5%の47社が「3年連続赤字」とのことです。また記事では「公立小中学校の給食業者は、自治体が競争入札で選定されることが多いが、受注後に食材価格などが高騰しても簡単に価格転嫁できず、採算割れになるケースが増え」「値上げ交渉が難航する事業者が多く見られ、厳しい採算状況を知られている」(帝国データ担当者)と伝えています。

★給食業者の倒産も発生

先日は給食業者、広島市の「ホーユー」がこの9月に業績不振から広島県、大阪府、静岡県など約150の施設で事業停止、「学校側が急遽、弁当を手配するなどの対応に追われた」そうです。

以前のブログでも記載しましたが、この傾向は府中市の学校給食でも同様の傾向ではないでしょうか。府中市も学校給食業者は民間企業に委託されており、物価高騰のあおりをうけ、業績は厳しいと思われます。確かにSNSで見るかぎり、府中市の学校給食メニューの中身は、「さみしく」なっている私は感じています。市としても予算の上限もあり、大変苦しいところですが、悩ましいところです。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202