31 1月

府中市が災害時における被災者支援に関する協定を締結

府中市は東京都行政書士会府中支部との間で、「災害時における被災者支援に関する協定」を締結しました。市のHPによると、「この協定は、地震や風水害等の大規模災害が発生した場合、被災者支援のために行政書士会が関与できる業務相談を東京都行政書士会府中支部と府中市が相互に協力して実施することを目的とし、協定を締結するものです」とあります。

私もこのブログで他市が様々な民間団体との間で、災害時における協定締結についても触れてきましたが、こうした自治体の取り組みは今後も大いに促進するべきだと思います。私が以前勤務していた、東京土建府中国立支部も数年前に、府中市との間で防災協定(地震や災害の際に、東京土建の組合員が住民の災害救援復興活動に全面的に協力することを協定化したもの)しました。こうした災害時における被災者支援活動には、民間団体の知恵と協力なしには早期の復旧は困難だと思います。ぜひ今後も、こうした災害復旧時の課題について、市に対しても要望、提案していきたいと思います。
結城亮(結城りょう)

 

31 1月

府中駅南側、宮町通り沿いに新しい駐輪施設ができます

「ちょこりんスポット」について、昨日ブログでも記載しましたが、府中市はその代替駐輪施設のひとつとして、府中駅の南側、宮町通り沿いに約300台駐輪できる施設を建設中で、2月1日に開設予定と、以前議会に報告がありました。

 一方で最近、商業施設「くるる」の駐輪施設(府中駅東側)が、突然閉鎖になりました。私も頻繁に利用していたこともあり、また休日などはかなり満車になっていたので、多くの市民の方が不便になると思います。今回の新規の駐輪施設は、「くるる」の駐輪施設の代替となのでしょうか。

 「ちょこりんスポット」が廃止になることもあり、府中駅周辺に自転車を利用して買い物などに来る市民の方が減少しないかどうか、心配です。府中駅周辺の駐輪施設の課題については、市民団体の方々とも相談して、あらためて議会でも取り上げたいと考えています。
結城亮(結城りょう)

30 1月

府中駅周辺の駐輪場対策はどうなる・・ちょこ・りん・スポットは「役目」を終えたのか?

【東京五輪の景観対策?】

今朝(1月30日)の読売新聞多摩版に、2月12日で閉鎖となる、ちょこりんスポットについての記事が掲載されています。記事では、2003年に導入された、ちょこりんスポットによって府中駅前の放置自転車が皆無に近い状態になったことなども紹介し、「先駆け的な試み」としてのちょこりんスポットの効果を紹介しています。記事では「歩道上の駐輪区画は今では珍しくない。しかし05年に改正道路法施行令が施行されるまでは、原則として歩道の転用は認められておらず、市の取り組みは施行令改正など国の対策を先取りしていた」とし、市は「駐輪場」ではなく、あくまでも「一時的な置き場」としての特例であるとしています。

記事ではちょこりんスポットがなくなることで、「本来の姿」になるという市の考えを紹介、「自転車が歩道に置かれなくなれば、街並みがすっきりする」という市内の女性のコメントも紹介しています。また市の担当者のコメントとして「歩道上の自転車がなくれなれば、市の顔でもある、けやき並木の景観が本来の姿にもどる。来年の五輪では自転車競技のコースにもなるので、美しい景観を世界にアピールできる」と伝えています。

【ちょこりん廃止で、駅周辺へ足が遠のきはしないだろうか・・】

私も街頭に立っていると、ちょこりん閉鎖について市民の方から多数、声がよせられています。また昨年9月議会では一般質問でも取り上げました。私が心配するのは、高齢の方などが府中駅周辺で買い物をする際、ちょこりんがなくなると、「自転車を府中市の第二庁舎の地下に駐輪場を拡張するので、それで対応してほしい」と市は考えているのですが、私のようなものでも地下に自転車を置きに行くという作業は、大変億劫なものです。高齢の方は自然と駅周辺に足が遠のくのではないかと懸念されます。
「ちょこりんの代わりの施設を用意したから、いいですよね」というものではなく、駅への自転車利用者への思いやり、優しさをもう少し市に認識してもらえないものか、そんなことを考えてしまいます。
いずれにしても、府中駅周辺の駐輪対策は今後も市民の方から要望が多数よせられることと思いますので、常時、情報を発信していきたいと思います。
結城亮(結城りょう)

29 1月

住宅耐震化、都内足踏み・・府中市でも住宅耐震化を急いでほしい

今朝(1月29日)の読売新聞朝刊1面に、「都内全62区市町村で住宅耐震化率が、90%以上に達しているのは4市区にとどまっている」との記事があります。政府は2020年までに全国の住宅耐震化率を95%に引き上げることをめざしているが、まだ進んでいない状況となっています。

 私はこの問題について、2017年の第一回定例会で取り上げました。府中市の状況は「府中市市では、耐震診断調査に関しての数値的な目標は定めておりません」「府中市内の昭和56年5月以前に建築された住宅の総数と、耐震改修が済んでいない住宅数について実数は把握してございませんので、平成25年度の国の住宅・土地統計調査に基づき、国及び東京都の推計方法により算出した数値でお答えさせていただきます。平成25年9月時点での昭和56年5月以前に建てられた旧耐震基準の木造戸建て住宅の総数は約1万2,660戸で、そのうち耐震性が不足していると見込まれる戸建て住宅が約1万1,140戸となってございます」という答弁内容でした。

読売記事の社会面でも指摘していますが、「高齢者、改修ためらい」「築50年で500万円」とありますが、高齢者の方は住宅改修をやりたくても、経済的に困難であるのが実態です。記事では「自治体からは、達成に悲観的な声があがる」とありますが、その通りだと思います。私もこの点、質疑でも指摘しました。府中市は建築指導課という専門のポジションもあり、制度自体も他の自治体と比較しても進んでいるほうです。それでも目標達成は困難だと思われます。この問題、また一度議会でも取り上げたいと思います。
結城亮(結城りょう)

28 1月

地元の宝でまちおこし 武蔵府中熊野神社古墳保存会

今朝(1月28日)の東京新聞多摩版に、府中にある武蔵府中熊野神社古墳について、同神社古墳保存会の記事が掲載されています。
記事では今年春の完成をめざして古墳公園の整備を進めている、武蔵府中熊野神社について紹介。同保存会の市川光(いちかわ あきら)会長の話をまじえて紹介しています。
記事からは市川会長の郷土愛と、歴史を刻む熊野神社とその古墳についての思いが語られています。自ら会長を務める古墳保存会が開催する秋の古墳まつりは、今年で10回目をむかえるとのこと。「全国的にもめずらしい保存会は、06年末に発足式を開いた」。記事では地元の学校や住民との協力もえて「10回記念の古墳祭りでは、地元小学生が出演して古墳にまつわる物語を歌でつづるオペラの上演を検討する。『公園を活用して、地域のにぎわいにつながるイベントにしたい』」と抱負も語られています。「悩みは高齢化で会員が減少傾向にあること。地元の宝を後世に残すため『若い人が参加したいと思える雰囲気づくりをしたい』」としています。

国府がおかれた歴史ある府中ですが、郷土愛の強い住民の方も多いところです。こうした府中の良さをこれからも、多くの市民に語り伝えていくことと同時に、市民のみなさんが知恵をだしあって協力しあうことは、市民協働の実践という視点からも大切だと思います。
結城亮(結城りょう)