17 10月

ちょこ・りん・スポットの全廃計画の再検討求める署名運動

私も9月定例議会で一般質問した、府中駅周辺の駐輪施設、ちょこ・りん・スポットの廃止計画について、府中市内の運動団体「市民要求実現府中連絡会」がこのほど、市が計画している同スポットの全廃計画について、その再検討を求める署名活動を進めることとなりました。

甲州街道の南側のちょこ・りん・スポットが昨年9月に廃止され、「ル・シーニュ」の地下駐輪場が代替の駐輪施設になりましたが、私にも聞こえてくる市民の方からの声として、「使いにくい」などのお声を聞きます。こうした市民の方の声をうけて、市民要求実現府中連絡会では「ちょこ・リン・スポットを残す会」をつくり、市に存続も含めた再検討を求める署名活動を展開することなりました。要請事項としては「来年2月から甲州街道以北のけやき並木に設置されている、ちょこ・りん・スポットの全廃計画を再検討してください」というものです。提出先は高野市長あてのものです。

私も一般質問で取り上げたことがらであり、ぜひこうした市民の方々のお声を、行政は真摯に受け止め、ちょこ・りん・スポットの全廃計画を再検討することを求めたいと思います。

結城亮(結城りょう)

16 10月

府中市民が作る「くらやみ祭り」映画・・大国魂神社

【東京新聞多摩版の報道から】

 

今朝(10月16日)の東京新聞多摩版に、大国魂神社のくらやみ祭が登場する映画「くらやみ祭の小川さん」の来春の上映にむけて、市内の各種団体でつくる制作実行委員会が、市民のみなさんに製作費を募っていることを紹介する記事が掲載されています。

この映画は、リストラをされ生きがいをなくした58歳の主人公(俳優の六角精児さんが配役)が、府中市のくらやみ祭りに参加して元気を取り戻すコメディータッチの映画とのことです。「ロケは9月に大国魂神社境内や馬場大門のけやき並木で行った。フェイスブックで募集した市民らのべ約500人のエキストラが参加」したそうです。企画したのは渋谷区に事務所を構える映画プロデューサー竹本克明さん。以前に府中市に来た際、1000年以上の歴史のある、くらやみ祭りに興味をもたれたと記事にはあります。「竹本さんは『全国、世界に広まる映画にしたい』と抱負をかたり、猿渡権宮司は『祭りに来る人が増えれば。全国のおじさんが祭りに来て元気になlってほしい』と願う」と記事にはあります。

なおこの映画の製作費は5000万円全額を寄付で賄う予定、市内の企業などに協賛金を募っているそうです。映画の宣伝を兼ねた資金集めも企画しているとのことで、1口3000円、5000円、10000万円で11月末まで募るそうです。

詳細の問い合わせは同映画製作実行委員会まで、電話042-362-2431へ。

 

府中市のくらやみ祭りは1000年以上の歴史と伝統を誇る祭りにもかかわらず、実を言うと、私も府中に来るまではその存在を知りませんでした。その意味でも、府中市とくらやみ祭りの存在を全国に知らしめるチャンスではないでしょうか。しかもその製作費用を寄附でまかなうということなので、市民の手作り感のある映画としてもふさわしいと思います。完成披露会が楽しみです。

結城亮(結城りょう)

15 10月

シニアの就業を自治体が後押し・・「人手不足」企業側にもニーズ

【今朝の朝日新聞多摩版の報道から】

今朝(10月15日)の朝日新聞多摩版に、「都内の自治体が、高齢者の就業支援に力を入れている」と報じています。「65歳以上が人口の4分の1を超す事態が都内でも迫っており、自立した高齢者を増やしたい狙い」としています。

記事では新宿区の取り組みが紹介されており、同区では高齢者向け就業説明会を民間企業と初めて共催したとのこと。記事では新宿区の消費生活就労支援課長のコメントをのせ「高齢の方は適応できる職場環境が限られる場合もあり、職場を詳しく知るのが重要」。またセブンイレブンの担当者は「行政の共催は信頼度が高まり、出席者が増える利点がある」としています。また高齢者就労を支援している東京しごと財団は「この取り組みで17年度に2337人の就職が決まり、そのうち66%が65歳以上」、財団の担当者は「多くの業種で人手不足が続いていることや、経験のあるシニア人材の活用方法が企業間に広まっている」と語っています。都の産業労働局の担当者は「今後は高齢者の自立を支える取り組みが必要」とも語っています。ちなみに10月18日には合同就職説明会、「シニアしごとEXPO」がホテル立川(立川市)で開催予定とのこと、問い合わせは電話03-6427-2882)イベント制作事務局へ。

 

今後さらに加速する高齢社会の進捗状況とあわせ、とても年金だけでは老後を暮していくことができない年金生活者、老人の方々が増えることを考えると、シニア雇用というのは確かに「現実的」政策かもしれません。最近とくに街の飲食店などで見かける表示として「人手不足のため今日からや○曜日は営業いたしません」などといったものを、時折発見します。これは我が国の経済環境にとって深刻な事態です。その意味では、シニア雇用の手法も一理あるのかもしれません。

 

一方でやはり私は、老後の暮らしを安定的に支えるべき年金制度の拡充を求めたいと思います。シニア雇用はあくまでも生活の副次的なものであって、「雇用がなければとても老後は暮らしていけない」というものでは、年金生活者や老後の方々が「浮かばれ」ません。こうした新聞記事をみて、府中市でもどのくらいのシニア雇用があるのか、またシニア雇用に対する市のバックアップ体制など、施策市の担当者にも話を聞きたいうえで、日常かこうした運動を起こしている方々にも話をうかがいたいとます。

結城亮(結城りょう)

 

14 10月

「気分に合う本、処方します」・・府中市立中央図書館でスタート

【楽しい・モチベーションUP、びっくり、泣いてすっきり・・4つの効能を図書館で】

 

今朝(10月14日)付の朝日新聞多摩版に、府中市立中央図書館(府中町2丁目)が今日から、図書利用者の気分、感情にあった図書をともに探してくれるサービスを開始するとの記事があります。記事では「(図書)利用者のアンケートで、本の感想を『楽しい気持ちになりたい』『モチベーションをあげたい』『びっくりしたい』『泣いてすっきりしたい』の4つの効能にわけてもらい、ほかの人にお薦めをするという試みだ」とあります。中央図書館では特設コーナーに、選ばれた100冊が並び、本は1冊ずつ新聞紙に包まれてタイトルは隠されているそうで、「どんな書籍が入っているかは、『開けてみてのお楽しみ』」とのことです。「(図書の)題名がわからないので、包みには『楽しい気持ちになりたいあなたへ』『泣いてすっきりしたいあなたへ』などの紙を添付するとのことです。

記事では「酒井利彦館長は『図書館が仲立ちして、読者と読者をつなぐ初めての試みです。一人ひとりの気持ちに沿った本を紹介できると思います』と話しています」。

これは大変ユニークな試みで、人の心を処方するという図書の役割が発揮されるという点で、大変興味のある取り組みだと思います。恐らく全国でも初めてではないでしょうか。私も静かな環境に身を置きたいと思う時は、喫茶店か図書館に行きます。今日は活字離れが進み、本や新聞を読む人が減少していると言われていますが、そうしたときに、人のの気分や感情を沈めたり、モチベーションをアップさせる効果を図書が発揮することは、人間の情操にも大変有意義だと思います。ぜひこの中央図書館の取り組みについて、今後、その成果を担当者の方にも聞いてみたいと思います。

結城亮(結城りょう)

 

13 10月

「伊勢丹府中店」、地元民が見た寂しい末路・・ 食品売り場とレストラン以外は店員ばかり(東洋経済オンラインニュースより)

【伊勢丹府中のリストラ計画は2016年から話題になった】

10月10日付のインターネット情報ニュース「東洋経済オンライン」では、フリージャーナリストの方が、来年9月に閉店が決まった伊勢丹府中店について報告していますので、以下一部抜粋して紹介します。

 

【伊勢丹とフォーリスで利益を上げている店舗は、フォーリス1階にある回転寿司店だけではないか】

 

「伊勢丹府中店は府中市が計画した、京王線府中駅前地区再開発の目玉店舗だった。元々は戦後以来の低層の雑店舗が軒を連ねていた。府中市の再開発計画では『駅前B地区』と呼ばれている。この地区の地権者が府中市の音頭で集まり、『フォルマ』と呼ばれる組合が再開発ビル(地上8階)を建設、キーテナントとして伊勢丹府中店の誘致に成功した」。「1996年といえば日本の生産年齢人口がピークを迎える時期で、バブル崩壊後とはいえ、日本経済と百貨店の前途にまだ明るい未来を描くことができた時期である。開店直前には伊勢丹も不安を感じるようになったが、府中市が地下3階の市営駐車場を建設することで開業の後押しをする。当時は年商240億円が損益分岐点の売り上げとささやかれたが、17年度の売り上げは149億円にとどまった」。「開店直後のハネムーン時期を除くと、『地下の食品売り場と最上階(8階)のレストラン街以外の階は客より店員のほうが多い』(ある府中市民)という状態が続いた。おそらく開店以来、黒字になった年はないかと推測される」。

 

「百貨店という業態は、伊勢丹府中店のように自社店舗ではなく賃貸店舗のケースだと、テナントを入れることでテナント料をとる『サブリース』という形態になる。婦人衣料では顕著だ。ただ、有名テナントは売り上げが見込める伊勢丹新宿店には入るものの、あまり期待できない郊外店への出店は及び腰になる」「次第に府中店には有名テナントが減り、府中市民からは「伊勢丹らしさを感じなくなった」という声も出ていた。数年前には『伊勢丹とフォーリスで利益を上げている店舗は、フォーリス1階にある回転寿司店だけではないか』(地元有力者)という厳しい声もあった」。

 

【府中駅周辺活性化の活路をどこに見出したらいいのだろうか・・】

 

府中市は昨年7月、府中駅周辺第3地区に「ル・シーニュ」の完成をもって再開発事業が終了しましたが、その矢先の伊勢丹府中店の閉店の決定に、私も市民のみなさんも驚きとショックを隠し切れません。先日も私のブログ(9月26日付)でも記載しましたが、国内経済の個人家計消費が落ち込んでいるうえに、高齢社会に突入している今日、百貨店は時流に流行らない存在となってしまいました。府中市も周辺自治体との間における「都市間競争を勝ち抜く」と煽り、国からの補助金もえて「中心市街地活性化計画」を実行してはいるものの、今回の件でさらに「府中の街に元気がなくなっている」と感じるのは私だけでしょうか。どうしたらこの府中駅周辺に「活路」は見出すことができるのか、「都市間競争」という方法以外に府中の街を活気あるものにする手立てはないのか、私も考えて行動したいと思います。

結城亮(結城りょう)