10 9月

府中市議会 陳情 「再生エネルギー推進条例(仮 称)制定のための関係者から構成される検討協議会を設置すること」が不採択(建設環境委員会)

今日(9月10日)開催されている府中市議会 建設環境委員会において、2つめの陳情「 スマートエネルギー都市の構築の実現を期し、再エネ推進条例(仮 称)制定のための関係者から構成される検討協議会を設置すること」が、市民の方から提出されましたが、残念ながら委員会では「不採択」となりました。

 

陳情では「2期目の高野市長が公約した『スマートエネルギー都市の取り組み拡大』は2017年2月21日『地球温暖化対策推進計画(2011年策定)の見直 し』により『スマートエネルギー都市の構築』の施策となりました。府中市は2018年度にスマートエネルギー都市実現の機運醸成のために市民提案 型協働事業として、『みんなで考えよう自然エネルギーin府中』を行っています」。

「現在、府中市では『スマートエネルギー都市の構築』に関して本市に適 したあり方の探索と具体的な施策を環境審議会に諮問しているとのことで す。 『自然エネルギー』、『スマートエネルギー都市』に関する質問は、今ま でも議会で取り上げられております。関心を持つ議員が中心になって、関 係部署、関連審議会委員、市民などが参加してどのような条例化が可能か を検討すべきと考え、下記陳情項目を要望するものです」(陳情内容抜粋)。

〔陳情項目〕 「スマートエネルギー都市の構築」の実現を期し、再エネ推進条例(仮 称)制定のための関係者から構成される検討協議会を設置すること。

 

【時期を得た陳情、結果は残念、しかし世界的流れは自然再生エネルギー促進】

 

私はこの市民の方からの陳情は大変時期を得たものだと思います。自然再生エネルギー促進は、「3.11」の福島原発の事故をうけ、我が国にあった「原発安全神話」は崩壊しました。その後の世界をみても、自然エネルギー促進が大きな流れではないでしょうか。この陳情はあくまでも「検討協議会を設置すること」とあり、条例制定はその次の段階であることです。この点なら最大公約数で他会派とも一致できると思うのですが、残念な結果になりました。しかし、この自然再生エネルギー促進の市民運動は、今後も府中市内において活発に行われることを願い、私も賛同していきたいと考えています。

(不採択を表明・・市政会、公明党、市民フォーラム、採択を表明・・共産党、生活者ネット)※市民フォーラムの委員の方は当初「継続審査」を主張しましたが、少数否決により「不採択」を表明されました。

結城亮(結城りょう)

10 9月

府中市議会陳情「府中駅周辺における歩行者回遊の安全と利便性のためについての陳情」

本日(9月10日)の府中市議会建設環境委員会において「府中35番街商店会」からの陳情案件、「府中駅周辺における歩行者回遊の安全と利便性のためについての陳情」が、全会派一致で採択されました(市政会、市民フォーラム、共産党、公明党、生活者ネット)。

 

陳情要旨では、「府中駅前通り甲州街道から宮町中央通りの間に横断歩道等設置することによる周辺を回遊する歩行者への配慮とあり、その主な理由として「(府中駅南口再開発完了後)府中駅前通りの甲州街道から宮町中央通りまでの間には、府中駅前通りを横断することのできない状況にあり、そのため、せっかく整備され魅力あるまちづくりができたにもかかわらず、歩行者の回遊においては、不便さを感じている方が、たくさんおられます。特に、高齢者や、体の不自由な方にとっては、大変な負担になっております。そのような中、多くの方々から横断歩道の設置が望まれております」「府中駅前通りに横断歩道を設置する等、バリアフリーの視点を重視する中に、自由な回遊をもたらす策を講じていただきたく、関係当局に働きかけるなどしていただきますよう、お願い申し上げます」(一部抜粋)。

 

〔陳情事項〕
府中駅前通りに横断歩道等を設置に向けての検討並びに計画すること

 

私もこの陳情には賛同です。府中駅南口再開発完了後、それまでバスロータリーを横断できる歩道がなくなり、伊勢丹の店舗のあるところまで「大回り」しないと渡れなくなったことで、「ストレス」を感じるものです。この横断歩道がないために、府中駅東側の商店街への客数の落ちて、閉店する店舗もみられるなど、活気が失われているように思います。建設環境委員会では全会派一致の賛同を得られたので、本会議でも採択される運びとなるでしょう。超党派でこうした問題は取り組むべきと思います。

結城亮(結城りょう)

09 9月

市の職員で働く魅力をアピール・・福生市役所

【読売新聞多摩版の報道から】

 

今朝(9日)の読売新聞多摩版の報道で、福生市が職員募集用のPR動画を作成し、市の職員の魅力とやりがいをアピールする取り組みが報じられています。記事では「『あなたの熱意が輝くまち』と題して動画で、市の職員4人が出演」「職員らは職場環境の良さもアピールし、『子どもが病気の時も安心して休める』などを強調している」。「市は3年前から、職員採用時の一般教養試験を廃止し、民間企業で広く用いられている基礎能力試験を導入。面接を重視する姿勢も打ち出している」としています。「市の職員課の担当者は『自治体職員は窓口業務が主というイメージを、職員の生の声を伝えることで変えて、採用側と応募者の希望がマッチングするようにしたい』と話している」。

 

福生市の取り組みは、大変ユニークな取り組みではないでしょうか。私も議員になって思うのは、自治体を活気あるものにして将来繁栄する自治体をつくるために果たす自治体職員の役割が、決定的に重要だと認識しています。その意味で言うなら、自治体職員とは「自治体が繁栄するためのシンクタンク機能」であると思っています。自治体職員がどれだけ熱意をもって仕事に取り組むのか、そのためには職員の創意工夫と熱意をどれだけ引き出すか。そのために、市が自治体を「愛する」職員をどれだけ育成するかという課題にもつながるのではないでしょうか。

私は自治体職員の人事評価については、「減点主義」ではなく「加点主義」の評価にするべきと考えています。何かことをなそうとして失敗して減点されるより、積極的にチャレンジする職員の姿勢を評価する人事評価にすべきと思います。

ぜひ府中市もこうした活気ある市職員を多く育成して、福生市のように積極的な職員募集の取り組みをしてほしいものだと思います。

結城亮(結城りょう)

08 9月

東京都、待機児童37%減「成果」都知事評価、対策強める

【朝日新聞多摩版の報道から】

今朝(9月8日)の朝日新聞多摩版に、都内の待機児童数が昨年の4月と比較して37%少ない5414人になったと報じています。記事では小池都知事がその成果を強調と報じ、「都によると、都内の待機児童数が5000人台までに減ったのは10年ぶりで、前年を下回ったのは3年ぶり」とのこと。「待機児童がいる市区町は都内で48あり、うち34は昨年より減少。全校最多だった世田谷区は、昨年より375人少ない486人で全国3位」。また世田谷区の保坂区長のコメントとして「0~2歳児の小規模保育所の整備に力をいれたい」としています。

 

【国分寺市は待機児童数が倍増】

 

一方で逆に待機児童数が増えたのが国分寺市で、「待機児童数は昨年春の92人から202人に倍増とのこと。市の担当者は「入所希望者数が想定を超えてしまい、定員枠が足りなかった。今春に開所が間にあう保育事業者が2つしかなかった」としています。

  ちなみに府中市は市の速報値発表(5月)によれば、今年春の待機児童数は248人で昨年より135人減です。都の施策を活用して府中市も待機児童解消策に取り組んではいますが、まだ多摩26市でワーストワンです。この問題ではわが党の服部議員が9月4日の一般質問でも取り上げ、認可保育所の増設とあわせて保育士さん確保の積極的な施策、また保育の質を向上させるガイドラインの策定の要望もしました。

私は待機児童解消の問題で、8月に豊島区と町田市の保育担当課の話を伺いに行きましたが(詳細は8月中のブログにも掲載)、両自治体ともこの問題で積極果敢な姿勢を感じました。この待機児童解消と保育の質向上の問題について、私も決算委員会でも取り上げたいと考えています。

結城亮(結城りょう)

08 9月

調布飛行場、自家用機自粛13日に解除「拙速」・・3市長不満

【読売新聞多摩版の報道から】

 

今朝(9月8日)の読売新聞多摩版の報道によると、東京都は調布飛行場における自家用機の離着陸自粛について、9月13日に解除する方針を3市(府中、調布、三鷹)に伝えたと報じています。それに対して3市の市長からは「拙速な判断」と不満を表明しているとしています。記事では「3市は8月31日、都に要請文を提出し、自家用機の他空港への移転や安全対策の強化などをあげ、地域住民に対する慎重で丁寧な対応を求めていた」としています。

記事のなかでは調布市、三鷹市長のコメントのほかに、府中市の高野市長のコメントものせ「都には要請を真摯に受け止めてもらい、管理運営の徹底と地域住民への適切で丁寧な対応を強く求める」と掲載しています。

 

この問題は市議会の基地跡地等特別委員会でも議論になると思います。3市の声明にあるように「拙速感」は否めません。この問題は住民生活の安全にかかわる、重大な問題です。市民の世論を背景と力にして、高野市長、府中市には東京都に対して、毅然たる態度で臨んでほしいものだと思います。

結城ry