30 8月

調布飛行場の自家用機自粛解除めぐり、府中市はじめ周辺3市が要請文提出へ

今朝(30日)の朝日新聞多摩版によると、29日、府中市の高野市長が記者会見で「東京都が調布飛行場の自家小型機の飛行自粛解除を検討していることに関連して、調布、府中、三鷹の3市で都に要請文を提出することを決めた」とあります。

記事では「高野市長によると、3市連名で自家用小型機を他の空港に移す分散移転を進めることや、運航に関する徹底的な情報公開などを求める」、また「飛行自粛には住民からも反発の声があり『住民感情を第一に考えるのが3市の共通の認識だ』としつつも、要請文では解除の是非や地元側の具体的な意見には触れない見通し」としています。

私の意見としては、この際、都に対して小型機飛行の自粛の延長を、引き続き求めてほしいものです。しかしながら都の対応が不十分かつ、誠意のない内容である場合には、議会や住民サイドからも市に強く要請し、住民の支持をえて3市側も都に強い意思表示をする展開になればよいと思います。この問題、市議会基地跡地等対策特別委員会(11日、午前9時30分から開会予定)でも報告になると思います。ぜひ市民のみなさんの傍聴にお越しください。

結城亮(結城りょう)

30 8月

府中市で障害者雇用の際、手帳を確認せず診断書で判断

【今朝の東京新聞多摩版の報道から】

 

今朝(8月30日)の東京新聞多摩版に、府中市が障害者を職員として雇用する際に、障害者手帳の確認をしていないことが明らかになったと報じています。

記事によると「(府中市は)今年6月時点で29人を障害者としていたが、障害者枠のない2006年度までに採用するなどとした26人は手帳ではなく、診断書で判断していた」とあります。ちなみに2007年度以降に採用した方については、診断書で確認したとのこと。さらに記事では「担当者は『中央省庁の水増し問題を見て、市の確認方法が正しくないとわかった』と話した。今後、診断書で判断した26人だけではなく、全職員を対象に手帳の有無などを調べる」としています。

 

【厚労省ガイドラインの拡大解釈が横行】

 

中央省庁による障害者の雇用数をめぐって大幅に水増しをしていたことが明らかになっています。今回の府中市の場合は2006年度までということで、各紙報道を見ているとかなりの自治体で手帳を確認せずに雇用していた実態が浮かび上がっています。恐らく手帳まで確認しなくても良いという、厚労省ガイドラインを拡大解釈する傾向が広がったのではないでしょうか。

また今朝の東京新聞1面記事では「障害者雇用37府県水増し」「自治体も拡大解釈まん延」との見出し、記事のなかでは拡大解釈に理由として「認識が甘かった」「プライバシーへの配慮から手帳の提示を求めづらかった、「虚偽申告をしても職員に給与や手当のメリットはない」などのケースが目立つと報じています。

恐らく府中市のケースもこうした理由ではないでしょうか。私もこの記事を見て、ぜひ決算委員会でも質疑でとりあげたいと思います。

結城亮(結城りょう)

29 8月

道路のカーブミラー設置の基準とは?

先日、近隣住民の方から近所の十字路で自動車と子どもの接触事故があった。以前からこの十字路にはカーブミラーが1つしかなく、見通しも悪いことから危ないとは思っていた。その場所は以前は3つのカーブミラーがあったのだが、新築の戸建が建設されたことを理由に2つがなくなったので、ぜひ市に要請してほしい」というものでした。

私は市の担当者に写真を渡して要望しましたが、後日の回答は「現在の段階では見通しが良いと判断してカーブミラーの設置はできない」とのこと。確かに道路には「一時停止」の表記もありますが、実際に車と人の衝突事故が起きたこともあり危ない十字路です。

一方で近所の他の十字路には「ここに2つのカーブミラーが必要なのかな?」と思える箇所に複数個のカーブミラーが設置されている十字路もあります。このカーブミラー設置の基準とは何か。住民の方々には納得のいく回答が必要です。ぜひ市議会の決算委員会でも取り上げたいと思います。

結城亮(結城りょう)

29 8月

調布飛行場・自家用機自粛解除 都が判断へ・・戸惑う周辺3市

【東京新聞多摩版の報道から・・府中市含む3市は「都による自家用機自粛解除は時期尚早」で認識が一致】

今朝(29日)の東京新聞多摩版に、3年前の墜落事故をうけ、「調布飛行場で続いている自家用機の飛行自粛要請の解除にむけた判断を9月初旬にも行うとの方針が都側から伝えられ、周辺自治体は戸惑いが生じている」と報じています。

記事のなかで調布市の長友市長は三鷹市、府中市とともに「都への意見、要請をまとめる作業に入っている」「法的な要件をクリアしているのであれば、いつまでも自家用機が飛ばないということではないと理解している」としながらも、「地元へはより慎重に、丁寧にやってくれと要請の文言にいれる」としています。

記事のなかで8月27日に開催された調布市議会の飛行場等対策特別委員会においては「解除は時期尚早」の声が相次いだこと、また府中の担当者の意見をのせ「(事故が発生した場合の住宅再建策などの)説明会で反対意見がでた直後に再開の判断について言ってくるのはちょっと早い」と話していると伝えています。

この問題は府中市議会の9月定例会においても、市からの報告があると思います。基地等跡地特別委員会で報告があると思います。先日も市内では紅葉丘文化センターで都からの説明会が開催されましたが、まだ住民のみなさんには不安もあります。都は周辺3市の行政と住民感情に配慮するべきだと思います。その意味でも、「都による解除は時期尚早」という、調布市の長友市長の発言は当然だと思います。今度の市議会においても各委員からも、住民の声を伝えてほしいと思います。

なお府中市議会の基地等跡地対策特別委員会は9月11日(火)午前9時30分から開催予定です。

結城亮(結城りょう)

27 8月

18年度 府中市議会9月定例会一般質問・・教科書選定採択問題、府中駅周辺駐輪対策を取り上げます

今週の金曜日(8月31日)開会の18年度(平成30年度)府中市議会 第3回定例会において、一般質問が9月3日、4日に行われます。今回は23名の議員が質疑に立つ予定で、私は15番目となりますので、恐らく9月4日(火)の午前中または、午後一番あたりの出番ではないかと思われます。

今回の私の質問テーマは2件、1件目は教育委員会による教科書採択問題を取り上げます。この問題は市教委による学校教科書選定と採択時において、従前は市民に公開の教育委員会で審議していました。しかし昨年から「協議」とする場を設定して、この会議は非公開(臨時会)の委員会を開催、この場で実質的な教科書選定の議論を行い、20日間前後をおいて、公開の教育委員会を開催。臨時会の議論を再度反復するかたちで教科書の選定、採択について審議することになりました。

 

教育問題のなかでは教科書選定採択の問題はきわめて関心の高い事柄です。市教委は採択候補となる教科書を市の教育センターにおいて提示、公開して市民から意見を求めるなど、教科書選定採択の過程において、市民からの意見や声を集めるなどその公開性を発揮してきました。しかし肝心の教科書選定の「協議」の場を行う委員会については、市民に「非公開」にするなど、その手法の有り方を問わなければならないと思います。ついてはこの問題を通じて、市民に開かれた教育委員会とは何かという点についても質疑をしたいと考えています。

 

2件目は、府中駅周辺の駐輪対策です。昨年7月に府中駅南口再開発ビル「ル・シーニュ」が開設され、甲州街道から南側の「ちょこりんスポット」が閉鎖されました。また市は来年2月からは甲州街道から北側の「ちょこりんスポット」を閉鎖する計画を発表しました。このことにより、府中駅周辺を自転車で利用される市民の方から、「大変不便になる」「ちょこりんスポットは市民に便利で、今後も残してほしい」などの声が寄せられています。そこで市は駐輪対策ついて、市民のニーズを踏まえて検討しているのかなどの点について質したいと思います。ぜひ市民のみなさん、ご来場ください。

結城亮(結城りょう)