22 4月

府中市学童保育連絡協議会が総会、来賓として出席しました

今日(22日)午後2時から府中市内の学童保育の児童らの保護者でつくる、府中市学童保育連絡協議会が開催され、私も来賓として参加していまいりました。同連絡協議会は1977年に発足して以来、市内の学童保育行政の改善に大きく貢献してきた団体です。さかのぼると1965年に父母連が府中市内にも学童保育を創設してほしいという運動が出発点となっています。その結果、今では府中市内22全ての小学校に学童保育が創設され、その親御さんで構成する学童クラブごとに父母会も発足し、学童クラブが結束するかたちで、同連絡協議会の運動も発展、行政に対する影響力を大きくしてきました。

しかしながら近年、小学校によって学童クラブの父母会が同れ連絡協議会を脱退する動きがあらわれています。すでに第六小と白糸台小の学童クラブの父母会が脱退、またこの総会では第四小と第九小、若松小の学童クラブの父母会が脱退することになりました。この総会では3つの小学校の父母会の代表者からのべられたのは、「学童保育連絡協議会の理念や運動を否定するものではなく、むしろ賛成だ。しかし父母会の役員になるとその活動量があまりにも多く、仕事や家庭生活にも支障がでるような事態になっている。改善を要望しても受け入れてもらえない。また1年通じて、参加行事も多く、それも負担となっている」というのが大筋、共通した理由でした。

私はせっかくこれだけの歴史と運動を誇ってきた連絡協議会であり、もう少し双方が歩み寄って脱退を食い止めることはできなかったのかなと、残念に思いました。行政に対する影響力という点では、すべての小学校の学童クラブの父母会が結束することが、最大の「圧力」になることは言うまでもありません。詳細の内部事情はわかりませんが、再び連絡協議会に結束されることを望みたいと思います。

結城りょう

21 4月

京王線府中駅西側高架下に設置予定の駐輪場は、固定式にしてほしい

先日、府中市内で活動する民主団体で構成する、「府中市民要求実現連絡会」(以下、連絡会)は高野市長あてに複数の要求項目書を提出しました。なかでも市民のみなさんから要望の多いのが、府中駅周辺の地上部分に駐輪場を設置してほしいというものです。昨年7月に「ル・シーニュ」開設以来、甲州街道の南側の「ちょこりんスポット」が閉鎖となり、自転車を利用される方から「不便になった」という声が多数よせられています。「ル・シーニュ」の地下にも900台近くとめることができる駐輪場があるのですが、かなら「利用しずらい」という声があるため、連絡会ではこの点について要望されました。

そこで開設時期は未定ですが、以前府中駅南口再開発工事以前に存在していた、府中駅西側高架下部分に駐輪場を、同跡地の土地所有者である京王電鉄が復元することになっています。「連絡会」のみなさんは、その際、復元される駐輪場については可動式ではなく、固定式の駐輪場にすることを要望しました。可動式については大変駐輪がやりずらく、過って操作するとけがをする可能性もあり、可動式にすることを要望されました。市の回答は「京王電鉄に要望を伝える」という消極的なものですが、ぜひ市民、駅周辺の利用者本位という立場からも、共産党議員団としても固定式駐輪場の設置を強く求めたいと思います。

21 4月

府中市がラグビーワールドカップのキャンプ地に選定される

【毎日新聞多摩版の報道から】

 今朝(21日)の毎日新聞多摩版に、来年9月開幕のラグビーワールドカップの公認キャンプ地として、都内から府中市、武蔵野市、町田市が選定されたとの記事が掲載されています。記事によれば全国で90の自治体が応募して、59の自治体が選定されたとのこと。この記事のなかで「府中市は、地元にサントリー、東芝のトップリーグ所蔵の2チームがあり、『ラグビーのまち』としてPRしている。同市に滞在するのはイングランド、フランスで、高野市長は『両チームともラグビーの伝統国・強豪国。最高の環境を提供したい』」とコメントされています。

 

【結城りょうの視点・・官だけの負担になってしまうことに懸念】

 共産党議員団はラグビーワールドカップのキャンプ地誘致問題では、私は3月3日付ブログで「ラグビーワールドカップキャンプ地誘致狂騒曲(府中萬歩記)」でも掲載、このブログ記事でミニコミ誌「府中萬歩記」(ふちゅうよろずあるき)の47号の投稿記事を紹介しました。記事の執筆者が、府中市のラグビーワールドカップキャンプ地誘致の過熱ぶりを諌める投稿を紹介、理由として①そもそもキャンプ地誘致は高野市長の発想(選挙公約)、②突然、「ラグビーのまち府中」を表明、③官民共同といいながら、府中市だけが過大な負担、④とくに朝日サッカー場改修に6億円をかける」とし、「すべては高野市長の思いいれで進めた」としています。また「官民、つまり東芝やサントリーを巻き込んでの、盛り上がるのは許せるが、6億円を市が負担するのは度が過ぎる」としています。さらに今後3億円かけて改修を予定している、朝日サッカー場は3年前の多摩国体の際に4億円近い費用をかけて改修したばかりでだ」として、市民感覚すると外れており、「市長に苦言を呈する者はいないのか」と懸念を示しています。

 もちろん、私も府中市の名声が世界や全国に轟くことは、市民、議員の一人として大変嬉しく思うのはもちろんです。一方で「府中萬歩記」の投稿にある視点も、冷静にもちあわせる必要があると思っています。私も議員の一人として、ワールドカップ開催結果の検証についても冷静に分析したいと思っています。 結城りょう

 

20 4月

東京都に続き、府中市庁でも職員の時差出勤がスタート

【5月1日から10月31日まで実施、4種類の時差出勤が可能に】

 

昨年から小池百合子都知事のもとで東京都職員の時差出勤制度がスタートしましたが、今春から府中市職員でも同制度がスタートしました。実施期間は平成30年5月1日から10月31日まで。市の説明によると「目的は多様な勤務形態を設けることによって、職員が時間を有効に活用するととおに、子育て・介護に携わるものが、仕事と生活を両立しながら勤務することができるように支援すること」とあります。

また実施内容については、職員の要望をふまえ4種類の時差勤務形態を設けるとしています。①早出(1時間繰り上げ)午前7時30分から午後4時15分まで、②早出(30分繰り上げ)午前8時から午後4時45分まで、③遅出(30分繰り下げ)午前9時から午後5時45分まで、④遅出(1時間繰り下げ)午前9時30分から午後6時15分まで。 ちなみ対象は全課、全職員が対象となります(条件付職員、嘱託、臨時職員は除く)

 

東京都もこの制度を先駆けて実施していますが、①満員電車の回避による通勤でのイライラの解消、②通勤時間の有効活用で、空いた電車でメールや新聞のチェック、③プライベートの充実で、朝早く出勤して夕方は早く帰宅、遅め出勤なら朝の時間に趣味や家族のコミュニケーションを掲げています。

府中市庁でも実施されるこの制度、今後どの程度成果があらわれのるか、まだわかりませんが、職員の生産性向上と、快適な職場環境にどの程度まで効果があるのか、私も議員の立場からも検証していきたいと思います。 結城りょう

 

20 4月

町田市で放課後児童支援員の賃金、月額最大3万円アップ

【東京新聞多摩版の報道から】

 

昨日(19日)の東京新聞多摩版に、町田市が市の学童保育クラブに勤務する、放課後児童支援員(以下、支援員)の処遇改善策として、勤務年数に応じて月額最大3万円の賃上げを行うとのことです。記事では国の補助金なども活用して、「公設民営の学童保育クラブを対象にした加算支給は、多摩地域では初めて」「加算となる支援員は、市がクラブの管理運営を委託するNPOなどに所属する約160人」とあり、勤続年数が10年以上で所長的立場の方は、3万円の賃金引上げになるとあります。記事にもありますが、支援員は年収が200万円台から600万円前後とされています。「市の児童青少年課は、『賃金改善でやる気の向上につながる。人材の確保をすすめたい』」とコメントしています。

 

【結城りょうの視点・・支援の賃上げ、待遇改善を保育士さんにも広げよう】

 

学童クラブは、親御さんが日中、仕事などで家庭を留守する間、小学校低学年の児童の遊びや生活の場となっています。国基準のもとで、保育士や教員資格をもっている放課後児童支援員が配置されていますが、仕事は大変ハードであり、労働力確保のためにも待遇改善が急がれています。今回の町田市の施策は大変、時期に適ったものだと評価できると思います。幼児や児童を対象とする保育士、支援員は子どもの幼少期の発達にとって大変重要な役割を果たす職業であり、その意味からも良質な労働力を確保するという観点にたって、各自治体でも町田にならって行うべきと考えます。

全国では保育士、学童支援員などの資格をもちながら保育や学童支援員などの仕事をされていない方が、60万人も存在すると言われています。保育士や支援員の資格を得るような方は、その多くは職業に対する「志」をもって、資格取得されたのではないでしょうか。こうした方々の思いを受けとめ、私も市議会でぜひこの町田のケースを参考に、議会でも取り上げ、府中市内で働く学童支援員の方々の待遇改善を求めたいと考えています。 結城りょう