18 5月

「残業時間 公表義務付け 厚労省、大企業の月平均」(日経新聞)

今朝(18日)の日経新聞1面トップで、厚労省が大企業の残業時間の公表を義務付けるとの記事が掲載されています。記事によれば「2020年にも従業員の残業時間の公表を大企業に義務づける」とあり、「企業の労働実態を外部から見えやすくし、過度な長時間勤務を未然に防ぐ狙いがある」としています。

また「新たな規制は労働法制では大企業とみなされる従業員数301人以上の約1万5千社が対象」とあり、「従業員300人以下の中小企業については罰則を伴わない努力義務にとどめる方向」とあります。「対象企業は厚労省が企業情報をまとめたデータベースや企業のホームページで年1回開示する。虚偽が疑われるような情報しか出さない企業にはまず行政指導を実施。悪質な場合には最大20万円のペナルティーを科す」とあります。

政府による「働き方改革」の柱の1つになると思われる施策ですが、これを本気で実行しようとすれば、日本経団連はじめ経営者側の猛反発は必至です。しかし、日本の労働者の異常な働き方を規制するには、こうした法的規制を強化しながら、社会的なコンセンサスを形成するしかないと思います。同時に連合や全労連などのナショナルセンターの強力な運動とたたかいと国民運動、議会論戦を一体で必要だと思います。私も世論の形成のために、草の根から真の働き方改革実現のために頑張りたいと思います。

18 5月

「豊洲地下水 また基準100倍ベンゼン」(東京新聞)

今朝(18日)は東府中駅北口であいさつ、夕方に打ちあわせ予定。さて今朝の東京新聞社会面に、都議選での争点の1つである豊洲地下水問題で、「基準の100のベンゼンが検出された」との記事があります。記事によれば「土壌汚染対策を議論している『専門家会議』の18日の会合で示される」「専門会議では有害物資を含む地下水を封じこめて安全性をより高めるため、総額数十億円かけて新たな対策工事を実施することを提案する」ともしています。

この専門家会議の評価をうけ小池百合子知事の判断が、移転の可否をどう判断するか注目されますが、対策工事だけでもさらに数十億の経費を要するのですから、共産党が一貫して主張しているように、食の安全を最優先にする視点からも、豊洲移転は中止すべきです。私もこの都議選の戦いを通じて、豊洲の実態をからさわ地平候補者とともに、訴えていきたいと思います。

17 5月

「水戸市議会の議員控室に盗聴器 だれが、何の目的で?」(朝日新聞)

今朝(17日)の朝日新聞37面に、水戸市議会の議員団控室に盗聴器が発見されたとの記事があります。記事によれば「水戸市議会の議員控室で、盗聴器が見つかった。議員たちからは『言論の場が脅かされる』などの声が噴出。監視カメラを設置し、出入りをチェックするなどの事態に。だれが何の目的で。盗聴器調査会社『ティー・アール・エス』(東京都)の男性社長は昨年12月上旬、JR水戸駅近くの路上で、探知機が見慣れた周波数をとらえたのに気づいた。盗聴器でよく使われるものだ。話し声は聞こえない。発信地を探るため数十メートル路地を入っていくと、市議会臨時庁舎に着いた。男性に密着取材中だった民放テレビのスタッフが市に連絡。翌日、保守会派・水政会 の控室で、コンセントに差し込むタイプの盗聴器1個が見つかった」とあります。

また記事よれば「茨城県警は、建造物侵入容疑で捜査に着手。議員や職員から指紋を採取して事情を聴いたが、設置時期や犯人像は浮かんでいない」とのこと。「同会副会長の内藤丈男議員は「(議員同士の)雑談がほとんどで、聞かれて困ることはないが、盗聴器を仕掛けられたことが本当に気味悪い」とコメントしています。

今折しも国会では、共謀罪法案が可決されるかどうかの情勢であり、なんとも嫌なニュースです。卑劣な「耳」ともいうべき盗聴行為に対して、私は憤りを感じずにはいられません。

 

17 5月

2017年度(平成29年度)府中市議会 議長、委員会構成決まる

今朝(17日)はJR北府中駅で、からさわ地平都議予定候補とあいさつ、午前10時から府中市議会臨時議会に出席。昨日と今日の2日間、府中市議会では議長人事はじめ、委員会人事を決定しました。

議長には小野寺淳議員(市政会)、副議長には奈良崎久和議員(公明党)が任命されました(共産党議員団は議長に目黒重夫議員、副議長は服部ひとみ議員に投票)。また4つの常任委員会と3つの特別委員会はじめ、各審議会委員の議員枠なども決まりました。

私は常任委員会では2年間務めた厚生委員会から、新年度は文教委員会に所属、また特別委員会は基地等跡地特別委員会の委員になり、同特別委員会では副委員長の任務に就くこととなりました。共産党議員団では、目黒重夫議員が総務委員会と再開発特別委員会、赤野秀二議員が建設環境委員会と市庁舎特別委員会、服部ひとみ議員が厚生委員会と基地等跡地特別委員会に所属となりました。

私が副委員長を務める基地等跡地特別委員会は、浅間町の基地留保地の活用を主なテーマとする委員会であり、今後の府中市の街づくりにとって重要な委員会でもあります。新たな気持ちで奮闘する決意です。

15 5月

「保育士サービス残業常態化・・予算や制度、幼稚園手本に」(東京新聞)

今朝(15日)は西武線多磨駅であいさつ、夜は選対会議を予定。さて今朝の東京新聞の暮らし面(11面・5段囲み記事)に、保育士さんの仕事の勤務超過について記事が掲載されています。保育士さんはサービス残業、自宅へのもちかえり仕事が常態化しているのはこれまで指摘されてきましたが、記事では「運営費となる国や自治体からの補助金が上積みされて各園の保育士が増えない限り、保育士は約8時間お勤務時間中、ずっと子どもたちをみる保育業務しかできないのが実態」と書いています。記事では名古屋市の私立認可保育所の実態をとりあげ、休憩時間もとれずサービス残業の早出残業や土日も勤務せざるえない保育士さんの勤務実態が書かれています。

私も2015年の12月定例議会の一般質問で、公立保育所の超過勤務の実態を告発し、改善策を迫りました。私が伺った保育士さんの職場も過酷な実態でしたが、これが私立認可保育所や認可外保育所、認証保育所であったら、想像を超える過酷な勤務実態だろうと推察しました。いま、政府による「働き方改革」が叫ばれていますが、先日ブログでも紹介した教員の過酷な勤務とあわせて、幼児の大切な命を預かる保育士さんの勤務実態についても、今後も調査していきたいと思います。