16 5月

府中市の「ごみ・資源物出し方カレンダー」の配布漏れの今後の対応について

【受託業者に法的措置を求め、今後は市内に精通する業者に委託し、管理体制を強化する】

 

3月から4月にかけて市民生活に大変ご迷惑をかけた、市の「ごみ資源物出し方カレンダー」の配布漏れの今後の対応について、 5月14日付で府中市の生活環境部長付けの文章が、府中市の全市議に配布されました。この文章では、昨年11月21日に新宿区内のポスティング業者が一般競争入札で落札した時から、時系列で市と業者の対応と経過について記載されています。

文章では一番の焦点にる市の今後の対応ですが、3点記載されています。

①市民対応では配布漏れに関する市民の苦情は沈静化にむかっていると認識し、まだ未配達の世帯に対しては、市に連絡がありしだい早急に郵送または、職員がポスティングをする。

②受託業者に対しては契約不履行にともなう違約金を含め精査する。また今回、未配布により生じた印刷費や再配達に要した郵送料、封筒などの消耗品などの経費については、損害賠償含め受託業者が支払うべきものとし、法的措置を検討する。

③再発防止策としては、関係部署とも協議し、市内に精通しているなど業務遂行が確実で信頼しうる業者と契約するよう努め、受託業者の管理監督もこれまで以上に徹底する、としています。

 

【結城りょうの視点・・低額落札は結局、労働の質を悪化させる】

 

この問題は6月議会(第二回定例会)の一般質問で恐らく、複数の市議が取り上げるのではないかと思われます。とくにこの部長名文書の③の再発防止策が大変重要と考えます。今、全国的に問題になっているのが、自治体における一般指名競争入札で落札額が「安すぎる」実態です。民間業者は、業界内における「信用」を得るために、自治体の指名競争入札を落札することに主眼を置き、極度に安い金額で落札する傾向にあります。一方で業者は低額で落札した委託仕事であるだけに、この仕事を行う労働者もあまりに低い賃金単価で仕事をせざるえなくなります。その結果、業者は必要な労働力を確保できない事態が生じる結果、労働力の「質」が低下する原因にもなっています。今回の府中市の場合も、まさにこのケースではないでしょうか。自治体からの委託契約の適正単価のあり方も含めて議論し、議会の側からも再発防止に責任を負わなければならないと思います。

結城亮(結城 りょう)

15 5月

保育所の待機児童問題を考える・・規制緩和策ではなく認可保育所の増設こそ

昨日(14日)の保育所の待機児童解消を求める市民の方の投稿の続きを紹介します(府中革新懇の5月15日付ニュースより)。

 

【国も本腰をいれて安心安全な保育所整備の施策を】

 

認可保育所の新増設に国・自治体がやっと本腰を入れ出したのは、ここ数年のことです。それで安心かというと、そうではありません。園庭がない保育所はもうあたりまえで、鉄道の高架下や雑居ビルの一室を保育所にするなど、保育環境という点でも問題が山積です。さらに、今年になって東京都は、保育室の採光にかかわる規制緩和をして、これまで保育室として認められなかった窓のない部屋でも、他の窓のある部屋と一体的に取り扱えば保育室にしもよいというものです。幼い子どもは、自然光や外気に触れる必要はないのでしょうか?

本当に国や都が本腰をいれれば、こうした状況を改善することは可能です。そのためには、仕方ないとあきらめるのではなく、事実を知り声をあげることが肝要だと思います。

 

【少子化社会へと国民を「導いている」としか思えない、待機児童問題】

 

先日、自民党のある国会議員が「子どもは3人は産んでほしい」と発言して、物議をかもした話題がありましたが、今の社会では共働きのご夫婦が多数であり、子どもを産んでも安心して、また安全快適な環境にある保育所に入所させることができない実態にあるわけです。これでどうやって「子どもをたくさん産んで、育てろ」と言えるのでしょうか。

私も以前、保育所に入所できない親御さんから相談をいただいたことがあります。一人のお母さんは会社を1年間休職、もう一人の方は府中市内に保育所に入所させることができず、立川市の保育所に入所させたとのことでした。府中市は三多摩で一番の待機児童数の多い自治体であり、私は危機感をもって市はこの問題解決にあたるべきと思います。しかしながら、市の対応はもうひとつです。

今の日本はあきらかに「少子化社会」へと国民を「導いている」ようにしか思えません。これでは国家国民の繁栄などありえず、衰退するばかりでしょう。その意味で待機児童問題は、実は深刻な課題ではないでしょうか。私たち国民、親御さんたちが声をあげて国、行政を動かさなければ、我が国は大変な事態になると思っています。

結城亮(結城りょう)

15 5月

狛江市長のセクハラで行政訴訟・・共産党狛江市議団が市を提訴

【加害者の職名開示要求】

今日のしんぶん赤旗日刊紙の報道によると、昨日(14日)、共産党狛江市議団は狛江市の高橋邦彦市長が複数の市職員に対して、セクハラ行為を行っていたという問題で、市が情報公開した文書で非開示とした部分のうち、加害者の職名を開示するよう市に求める行政訴訟を東京地裁に起こしました。「共産党狛江市議団が昨年11月に行った開示請求で、市の女性職員に対するセクハラ行為が記載された公文書を入手。この中では「■■から誘われ」「■■が手をつけた」「■■には週明けに副市長からやんわりと言うことに」などと記載され、加害者の職名2文字分が黒塗りにされていた」と報じています。共産党議員団では、黒塗りにされた加害者の情報開示を求めて、行政不服審査請求をしていましたが、市は請求を棄却していたとのことです。こうした事態をうけて、共産党議員団では鈴木悦夫幹事長が「市政への信頼回復のため、市民運動や市議会での追及とあわせて行政訴訟で責任を追及したい」と語っています。

訴訟にまで発展するとなると、高橋市長も相当苦しい立場に追い込まれるのではないでしょうか。共産党議員団による行政訴訟という手段は、市政に対する市民の信頼回復という点で、私は当然の対応だと思います。6月にかけて、高橋市長と市長を支持する会派の動向、狛江市政の政局が急展開することが予想されます。

結城亮(結城 りょう)

14 5月

保育所の待機児童問題を考える・・なぜ子どもは減っているのに、保育所が足りないのか!?

【府中革新懇ニュースの投稿から・・なぜ待機児童解消が進まないのか】

 

東京でも、また府中市でも保育所に入れない待機児童数の増加が、社会問題になり、国会、都・市議会でも審議されています。そこで「平和・民主、革新に日本をめざす府中の会」(府中革新懇)の5月15日号ニュースにて、府中市民の方がこの問題について寄稿されているので、今日と明日にわけて紹介します。

 

★子どもが減り続けるのに、なぜ保育所が足りないのか!?

 

希望しても保育所等に入所できない子どもを、待機児童といいます。現在、子どもは減り続けていますが、雇用の不安定化がすすむ、共働き世帯が当たり前になり、保育所への入所希望が増えています。そうした需要増に保育所の整備が追い付かず、待機児童が大量に生じています。2017年度当初の待機児童数は約2万6千人ですが、その3分の1が、東京都の子どもです。今年も状況は深刻なままです。小泉内閣の「待機児童ゼロ作戦」(2002年~)から、現在の安倍内閣による「子育て安心プラン」(2018年~)まで、歴代内閣が打ち出した待機児童対策は、いずれも条件の整った認可保育所の新増設を中心とはせず、急場しのぎのような策が中心でした。

 

★東京都は認証保育所は増やしたが、認可保育所の整備は後手に回った

 

最大の待機児童を抱えた東京都も、石原知事の時代に駅前ビルなどへの保育施設の設置を推進するために、都独自の認証保育所制度を発足させました(2001年~)。しかし認証保育所は、資格をもった保育士の配置が必要保育者数の6割でも可とするなど、保育所が守るべき基準を緩和して適用したものです。都はこの施設を増やすことに力を注ぎ、結果として認可保育所の整備は後手となり、事態の深刻化を招いて今日に至っています。※以下続きは明日(15日のブログで紹介します)  結城亮(結城りょう)

13 5月

自殺相談SNS設置3割・・「人材不足で自治体二の足」

【今朝の読売新聞1面トップ報道から】

今朝(13日)の読売新聞一面トップ、3面、社会面で、全国の自治体でSNSで自殺相談の対応をしている自治体は3割程度にとどまり、人手不足を理由としていることが報じられています。この調査は、読売新聞社が都道府県、政令市、県庁所在地の計98自治体の教育委員会に問い合わせをした結果とのこと。記事では「SNS相談は、地元の行政機関や学校による面談や電話などの支援につなぐきっかけになるという点で、地元自治体の利点が大きい」としています。

SNSでの自殺相談が注目を集めたのは、昨年10月に発生した神奈川県座間市で男女9人の遺体が発見された事件で、容疑者はSNSを使って被害者に接触していたことがあります。記事では各自治体とも、「実施に二の足を踏む自治体の多くが課題にあげていたのが、人材確保だ」とあり、SNS相談を実施予定の31自治体の6割が、IT企業などの民間会社に相談業務を委託する」とあります。

以前、府中市議会でも他会派の議員の方が、SNSを利用して自治体としても自殺相談対策の実施を要望されていましたが、現代は、SNSを利用しての情報交換や、人間関係が構築されていく時代になりつつあります。今後SNSを利用しての自殺相談対策を行う自治体において、多種多様なノウハウが蓄積されていくことだと思います。そうしたノウハウを国も集約して、ぜひ政府の施策としても、SNSの自殺相談体制の充実を求めたいものです。私もぜひ一度、市議会でも要望したいと思います。

結城りょう