17 9月

府中市 選択的夫婦別姓・・府中市 高野市長「認めるべきと思う」と回答(共同通信実施、首長アンケートから)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

今朝の東京新聞多摩版に、共同通信社が全国の首長に実施したアンケート、「選択的夫婦別姓」について、都内23区、多摩地域の首長の回答結果が掲載され、府中市の高野市長も「認めるべき」と回答されています。

★選択的夫婦別姓について「認めるべき」と回答した首長は、港区、文京区、品川区、世田谷区、渋谷区、中野区、杉並区、足立区、府中市、小金井市、日野市、国立市、多摩市、日の出町、大島町、新島村、青ケ島村

★「どちらかといえばそう思う」と回答した首長は、新宿区、台東区、墨田区、江東区、目黒区、豊島区、北区、葛飾区、江戸川区、八王子市、立川市、三鷹市、青梅市、調布市、町田市、東村山市、狛江市、東大和市、清瀬市、武蔵村山市、羽村市、あきる野市、西東京市、瑞穂町、奥多摩町、神津島村、八丈町

★「どちらかといえばそう思わない」と回答した首長は、板橋区、武蔵野市、昭島市、稲城市

★「そう思わない」と回答した首長は、御蔵島村

★賛否を明確にせずは、千代田区、中央区、大田区、荒川区、練馬区、国分寺市、福生市、檜原村、小笠原村 ※回答しなかったのは、小平市、東久留米市、利島村、三宅村

この記事では、容認の理由について「(複数選択)は別性ではなく、夫婦で同じ姓を名乗りたい人に不利益はない」が、66%(31人)、「結婚前と同じ姓で仕事を続けられるので、キャリア形成に支障がなくなる」が64%(29人)。

また「別姓制度への考えの自由記述では、容認首長は『早期実施を求める』(品川区長)などとしたほか、『家族の一体性が失われるという荒唐無稽な理由で反対する国会議員に忖度するのはやめるべき』(日野市長)という意見もあった」としています。

★府中市議会においても「選択的夫婦別性制度の法制化を求める」意見書が賛成多数で可決されています

府中市議会においても、2018年の第4回定例会において、「選択的夫婦別性制度の法制化を求める」意見書が賛成多数で可決されています。この意見書では「18年3月20日の衆議院法務委員会において、夫婦同姓を義務づけている国は、世界で日本だけであると法務省が答弁。1996年2月26日に法制審議会が民法改正を答申してから22年が経過したが、いまだ選択的夫婦別姓制度を導入する法改正の見通しは立っていない」とし、「家族の多様化が進むなか、旧姓を通称使用する人や事実婚を選択するカップルも少なくない」「選択的夫婦別姓については、最高裁判決の趣旨を踏まえ、適切な法的選択肢を用意することは国会および政府の責務である」とし、国会、政府に対して民法を改正し、選択的夫婦別姓制度を法制化することを求める内容になっています。

私も夫婦別姓には賛成の立場であり、今後の法制化について期待をしたいものです。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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16 9月

府中市 中学校制服リユース(再利用)・・都内の自治体で制服リユース広がる 環境配慮、家計負担軽減

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★中学への入学の際、制服代など10万円かかる実態

先日、市内の方から、お子さんが中学校に入学する際の制服など指定品について、その経済的負担の軽減を求める声をいただいたので、紹介します。

~子どもが中学校に入学するにあたり、制服など指定品があるのは、十二分に承知しております。しかしながら、上履きなど小学校では、メーカー色問わず、町で売られている物を、使用出来ましたが、中学校ではやたらと高価な上履きの指定があり、とても家計の負担に堪えられません。また、落ちない汚れや擦れてボロボロになっても、気軽に替えることもできません。

息子が通う学校では、入学するにあたり10万円以上の指定品や、校則に依り新たに買い替えなくてはならない物にも、費用が掛かります。義務教育でこの負担はかなり大変です。憲法の義務教育期間は、基本無償であるはずですが、お店の指定など言語道断だと感じます。ある程度の負担は覚悟しておりますが、せめてお店の指定だけでも解除していただきたく思います。(以上、市民の方の声より)~

★都内で広がる制服リユースの動き(中央区の場合)

先日の読売新聞多摩版に、都内の自治体では学校の制服などのリユース(再利用)する動きが広がっていることを伝えています。

この記事では都内の中央区において、小中学校で着用されなくなった「標準服」を回収し、譲渡会で売る動きを伝えています。記事では「価格は小学校が2~6万円、中学校が4万円」「学校によっては小学校で男子が5万円以上、女子が56000円弱」「成長期のため買い替えが必要な場合もあり、家計の負担などが課題となっていた」とあります。記事によると、中央区によるリユース事業は、同区内の標準服を採用している17校、幼稚園が対象で、200点以上集まった」そうです。記事のなかで同区の担当課長は「ごみの削減にもつながり、環境に配慮する意識の啓発につながれば」としています。

★多摩地域では武蔵村山市で、制服バンク事業をスタート

また記事によると多摩地域では、武蔵村山市が今年から、使われなくなった制服を回収し、譲渡する「制服バンク」という取り組みを始めたとあります。「クリーニングや補修は、地元のロータリークラブの会員事業所などが協力している」「対象は市内全5つの中学校」「より多くの制服を集めようと、提供者には、市内店舗で利用できる500円相当のクーポン券を配布、これまでに約100着が集まった」とあります。ただし、制服を受け取ることができるのは、「サイズが合わなくなるなどした現在の制服が着られなくなった生徒、転校生で、新入生は対象外」「希望する生徒は、各校にそれぞれ申し込む」そうです。

★リユースされた制服には抵抗感が声も

一方でこの記事では、リユースに対する抵抗感もある保護者の声もあるとしており、複雑なものがあるようです。いずれにしても、経済的格差が鮮明になっている社会状況のなかで、さらに今日のインフレ状況のもと、お子さんが公立中学に入学する際の制服代などの「壁」は、各世帯には重いものがあります。この課題について、一度調査して、議会でも取り上げたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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15 9月

府中市 サポートルーム(校内フリースクール) ・・文科省が2億円の概算要求で施設、機材、11億円で支援員の拡充を実施へ

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★不登校児童生徒の校内支援スクールに2億円の予算計上、支援員拡充も予算要望

先日の読売新聞に文科省が「クラスのなかに入れない子どもが安心して過ごせる『校内教育支援センター』を拡充させる」との記事があり、「センターを校内の居場所として設け、不登校の未然防止や登校復帰につなげる狙い」としています。

記事では、文科省によると「センターは、全国の公立小中学校の46%にあたる、1万2712校に開設」とし、文科省としてセンターを設置する自治体への財政支援をスタート、25年度の概算要求では約2億円を計上、本、パソコン、半個室をつくるためのパーティションなどの整備費を1600校に補助するそうです。また、支援員の確保に向けた補助制度も新設、3000校に配置計画で、約11億円も盛り込んでいるとあります。

★生活が乱れがちだった生徒も、朝起きて学校に来られるようになった

記事では「クラスに居場所がないと感じる子どもはこれまで、保健室で過ごすことが多かったが、他の児童生徒らが利用する時は退室する場合もあった」「すでにセンターのある学校では、空き教室を利用している」とあります。

記事のなかでは杉並区の公立中学校の取り組みを紹介、同学校では図書館をセンターとして活用し、週3日間、1時間目に開放、毎回5人前後が利用するそうで「(男子生徒は)生活が乱れがちだったけれど、朝起きて学校に来られるようになった」「図書館に登校した生徒は、本を読んだり問題集を解いたり、絵を描いたりと思い思いに過ごす」「同校の校長先生は『一度学校から離れると戻りにくくなるので、校内の居場所は必要だ。図書館に学びに向かう力を育んでいきたい』と語る」。

※校内教育支援センターとは(読売新聞記事より)・・校内フリースクールとも呼ばれ、教室に入りづらい児童生徒が落ち着いて自習などに取り組める。子どもを見守り、相談に応じるため、教員や支援員がつく。

★府中市内の小中学校にあるサポートルームが、校内フリースクール

府中市の公立小中学校にも、「サポートルーム」と呼ばれるのが、この記事にある校内フリースクールです。今年度から市内すべての小中学校に設置され、運用がスタートしています。私は保護者の方からのご意見などに基づき、議会の一般質問でもこの課題について複数回とりあげ、この9月議会でも質疑をしました。府中市内の学校に設置されている、サポートルームは運用の差があるので、先進的な事例の学校に水準を引き上げていけなばなりません。こうした点からも、今回の文科省の予算措置を、有効に活用することが重要です。この点について、再度、議会でも取り上げたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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14 9月

府中市 不登校児童のために学校給食センターで給食のサービスを・・八王子市「はちっこキッチン」の体験を踏まえて

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

八王子市が実施している、不登校児童生徒に対する、学校給食センターでの昼食サービスについて、市民の方からお声をいただいたので、以下紹介させていただきます。 ※八王子市による不登校児童向けの学校給食サービスに関する、ゆうきりょう のブログ ⇒ https://www.r-yuuki.jp/2023/05/21864/

★八王子市の「はちっこキッチン」について・・保護者がついていく仕組みで、保護者は有料制だった

~八王子市は「不登校の子は、学校給食センターに行くと無料で皆んなと同じ給食を食べられます!!」とうたっていますが、   必ず保護者が付いて行かなければならず、保護者には330円かかる仕組みです。「無料で食べれるよ!!」とアピールしているなら、この仕組み何とかならないのかしら・・・。

そこで私が質問したことは・・「はちっこキッチン」の仕組みに憧れていたんですが、あっても問題があるんですね。子供だけでは食べれない、孤食を防ぐ狙いがあるのかしら?(府中市民の方)

★保護者同伴では共働きの世帯、母子家庭の親は行けない(八王子市の方の返答より)

~本当に何でなんですかね??高学年になれば、1人で留守番してる子は仲の良い不登校の子同士で食べに行ったって良いと思うんですけどね。。。共働きの家庭。母子家庭の方。小さなお子さんがいらっしゃる家庭は行けないですよね。(行政のやる事は所詮その程度なのかもしれませんね)

ぜひ(府中では)八王子のデメリットをブラッシュアップさせて下さいませ。招待状は家は学期ごとにくれます。特に期限は書いてありません。不登校も家の子だけなので、頻繁に連絡が来たりしますが、他の学校の子は学校から一切連絡がないと言っていたので、知らない人も沢山居ると思います。

招待状と言っても、ただのプリントなので、うっかりすると捨ててしまうし、学校に行かないともらえないです。その辺りも不登校の子のコミュニティやSNS等で告知すると、もっと広がると思います。

もう一つ、デメリットがあって家は卵アレルギーがあるのですが、アレルギー対応は全くしてなくて、アレルギー物質が入っているか?を献立表で確認して保護者の責任で食べて下さい!です。副校長もアレルギーがあるなら、入ってない日に行けば良いだろ!!と言ってました。

また駐車場も予約制です。また何かありましたら、ご連絡下さい。応援してます。という情報をいただきました。当日10時半までに予約すると食べられるそうです。(以上、八王子市の方の返答より)

★八王子市のサービス内容を改善して、府中市の給食センターでも実施を

府中市も今回の給食費の余剰金があるなら八王子市の取り組みをブラッシュアップして、保護者は食べなくても良いので子供だけ無償にしてほしいと思います。保護者が希望して給食を申し込む場合は、¥330お支払するなど選べるとありがたいです。

学期に1回ではなく、月に1回でもいいので、回数券を作るなど、学校外で給食を楽しめる機会を作っていただけると保護者の負担が減ります。駐車場を利用できるのもありがたいです。駐車場が利用できなければ、近くの人しか行かなくなってしまうと思いますし、不登校があると外出そのものが困難な場合もあります。

★給食の持ち帰りでもありがたい

給食センターで食べることを一つの外出の機会にしていただけると生活にメリハリも出ます。もっと言えば、こども食堂では、餃子の王将弁当を無償で子どもたちに配布してくださることがありますが、給食も月に1回でも申し込みしていれば子供の分だけでもいいので、持ち帰り可能にできるのであればありがたいです。

特に母子家庭と共働きの方がこのような仕組みを利用できないのは可愛そうだと思います。不登校児のいる家庭の昼食は母親の負担が大きいです。1日中食事を作っています。こちらも機会がありましたら取り上げて欲しいです。(府中市民の方の感想より)

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13 9月

府中市 不登校 小中学校サポートルームの運用と改善を求めたい ・・その3(ゆうきりょう 府中市議会一般質問)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

府中市の小中学校には、「不登校の兆候が現れた児童、生徒に対して、居場所を提供することで、早期の教室復帰につなげ、新たな不登校を出さない、未然防止を図るという目的のもと、不登校の児童・生徒に対し、登校への不安な気持ちを和らげ、不登校の状況を徐々に改善、学校復帰を図るという目的」(令和5年第4回定例会、市の答弁より)から、すべての小中学校にサポートルームが設置されています。一方で各学校の現場においては、教育委員会の方針通りに運営されていない学校も多数あると伺っていることから、先日、市議会の一般質問でこの課題について若干の質疑をしました。(その3)

~こども家庭庁が専門支援員の増加を予算化へ~

★ゆうきりょう主張⇒ 先日のニュース報道で、「こども家庭庁が来年度から新たに専門の支援員を自治体に配置し、学校だけでなく地域全体で不登校の子どもを支援する事業に取り組む」とのことで、「支援員となる人は、これまでに不登校の子どもの支援にあたった経験がある心理や福祉の専門家などが想定される」との報道があり、「支援員は子どもや保護者のニーズを聞き取った上で、地域のNPOなどの民間施設や医療機関などにつなぎ、学校とつながりが持てなくても、地域の中で切れ目なく支援する役割を果たすことが期待されている」として、こども家庭庁が来年度の予算で支援員を増やす概算要求予算を提出したとの報道がありました。

★ゆうきりょう質問⇒ 府中市においてもこの4月から「はばたき」の開設など、新たな行政サービスの動きもあるなか、こども家庭庁の動向をうけて、①今後、スクールソーシャルワーカー、心理職員等の配置により、各学校への教育相談体制の状況や、訪問型の支援などの保護者への支援や民間施設等との連携について、今後もさらなる支援体制の構築が必要だと思うが、市の考えについて伺います。

~不登校児童、生徒へ専門的立場からの連携した支援体制の充実~(教育委員会)

★教育委員会答弁⇒ 不登校児童・生徒への支援は、個々の児童・生徒の不登校の状態に適した支援を行っていく必要があり、更なる相談体制の充実に向けて、今年度からは、児童発達支援センター「はばたき」を設置し、教育と福祉が連携し、心理士等による教育相談を行ってきました。

また、訪問型の支援として、スクールソーシャルワーカーは、状況に応じて、不登校が続いている児童・生徒の家庭を訪問し、児童・生徒が抱えている悩みを聞いたり、保護者の相談に乗ったりして、学校や関係機関とつなぐ役目も担いながら、児童・生徒の登校へ向けた支援を行っています。

なお、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーについては、学校からの期待も高く、不登校支援の重要な役割を担うものと認識しており、今後とも、一人一人の不登校児童・生徒の状態に応じて様々な専門的立場からの連携した支援が行えるよう、支援体制の充実に努めてまいります。(以上、答弁)

★ゆうきりょう主張⇒ ~校長先生によって変わったケース(四谷小のケース)

ある小学校では不登校の児童が、いまだに保健室登校をしていたそうで、保護者の方もサポートルームの存在を知らなかったようだ。同小の担当教員から「サポートルームはあまり使わせたくない様子の説明をうけた」。サポートルームに常駐で誰か1人でもいるのが、子どもたちには安心につながるようだ。

府中市としてもぜひ専門の支援員を増やすこと、今後各学校に1名、常勤でスクールカウンセラーの配置など求めたい。※複数校に1人でもいいので、作業療法士の配置を提案したい(岐阜県飛騨市)。

子どもたちが学び、遊ぶことに役立つ機材についてもぜひ予算をつけてほしい。これまでも保護者の方から、「不登校の児童が、早くからサポートルームを利用してリラックスできていれば、重い不登校児童にならなかったかもしれない」といった、当事者の方が悔やむことがないように、同時に「無理に」教室へ戻さなくても、五月雨登校のうちから、サポートルームへの利用を積極的に行う必要がある、ということを、教員、児童、生徒保護者の方にぜひ周知してほしいということもお伝えしたいと思います。

このサポートルームの施策については、今年1月の市長選挙において、高野市長も重点施策の公約の1つとして掲げておられましたので、大変期待をしているところです。(府中市議 ゆうきりょう)

※府中市議 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情また情報など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレス   yuki4551@ozzio.jp