30 12月

府中市が「西武線多磨駅改良整備に関する事業説明会」の報告を市のHPに掲載

【多磨駅改良と周辺街づくりについての質疑】

 

12月2日と6日に紅葉丘文化センターにおいて開催された西武線多磨駅改良整備に関する事業説明会の報告が府中市のHPに掲載されていますので、ご覧ください。

今回の改良のポイントとして 、①自由通路が確保され線路の東西方向に24時間通行できる通路を整備する、②鉄道施設改良として、駅舎を橋上化する、駅構内の線路を2線から1線に変更する、③プラットホームを2面から1面に変更して幅を拡充する、④構内の踏切を廃止する、 既存の地下通路を閉鎖するの4点です。

 

また参加者からの質問としては、①「ホームが1つになると危険になると思うが」の問いに、市は「ホームが現状より倍近い幅になるので安全性と利便性が向上する」と答弁、②「下りエスカレーターがなぜ設置されないのか?」の問いに、「現状の敷地内で下りエスカレーターの設置は物理的に難しい。なおエレベーターは17人乗りの大きなものにする」とのこと。

そのほかにも西側住民からの質問やお彼岸の時の臨時改札設置の要望などについても回答しています。

 

そして一番住民から多い質疑が「民間商業施設が2021年開業にともない、人見街道の道路拡幅や横断歩道の設置を求めたい」という質疑に対して、市は「人見街道の拡幅の予定はないが、東京都に安全対策を求めている。大型商業施設開業の際は、事業者が警察などの関係機関と協議を行い、車の安全対策や周辺住民への影響を検討する」「人見街道の北側に都市計画道路があり、将来的にそれが整備されたら車の交通問題は解消されるだろう」と答弁しています。

この間の議会でのやりとりされた答弁内容ではありますが、住民の方からは人見街道の問題が一番多く寄せられています。しかしながら市に答弁にある「新人見街道の建設」には、まだ時間がかかることから、当面する人見街道の渋滞と安全対策、あわせて紅葉丘3丁目と多磨町、朝日町をまたぐかたちになっている踏切の安全対策は喫緊の課題です。

私もこの市内北東地域を活動エリアとしていますので、今後も多磨駅周辺の街づくり問題について取り組んでいきたいと思います。

結城亮(結城りょう)

28 12月

生産緑地の保全で町田市とJAが協定・・府中市の生産緑地はどうなるか

昨日(12月27日)の東京新聞多摩版に、町田市とJA町田が市内で生産緑地に指定された農地を保全する協定を締結したとあります。

記事では「生産緑地は耕作を続ければ30年間、税の優遇を受けられる市街地の農地。市内に約220ヘクタールあるが、8割は2022年に指定の期限が切れる。法改正による新制度で、特定生産緑地として10年延長できるようになる」とあります。また記事では「協定は新制度を利用して今後も生産緑地を残してもらおうと、農家への周知の徹底を目的に結んだ」とあり、市長とJAの組合長は「緑化、災害時の避難場所、地産地消のためにも都市に農地は残すべきだ。一人でも多くの農家に新制度を使ってほしい」とあります。

この問題は府中市でも話題になっています。今、府中市内の生産緑地も私の見る限り、かなりの土地が住宅地になっているように見受けられます。市としては生産緑地に新興住宅が建設され、人口が増えたほうが市税収入が増えるので歓迎する「むき」を感じます。一方で町田市のように生産緑地を意識的に残そうという試みを進める自治体もあります。この問題は今後の自治体の方針、戦略ともかかわる課題であるとも思います。またこの課題については、また予算委員会などでも質疑をしたいと思います。

結城亮(結城りょう)

 

27 12月

京王線武蔵野台駅に地産地消の複合店舗「武蔵野台商店」が2月にオープン予定

【店名は武蔵野台商店・・地産地消の店としてスタート】

 

インターネット上の「流通新聞」ニュースでは、京王線武蔵野台駅構内に新たな複合店舗がオープンすると報じています。それによれば以下のように伝えています。

 

京王電鉄は2019年2月、京王線・武蔵野台駅(東京都府中市)の改札階にある店舗をリニューアルし、小規模駅における地産地消の複合店舗「武蔵野台商店」をオープンする。「武蔵野台商店」は、地産地消の取り組みとして、地元の店舗の協力を得て多摩地区で収穫された農産物の販売、地元で人気のあるパンの販売などを行う。また、飲食スペースでは、一部地元の商品を含む軽食や飲料(夜はアルコールを含む)を提供し、 利用者の満足度向上と地域に根差したサービスの提供に努め、街の活性化につなげる。

ソファ・テーブル席や無料Wi-Fiの設置に加え、小上がり席を配置することで、子育て中の人やシニアなど、日常的に駅を利用しない地域住民も利用しやすいよう設計する。そのほか、物販スペースでは、地元の商品に加え、駅売店で販売するような菓子・雑貨を販売し、 飲料自動販売機も設置する。

カフェ「シンクハピネス」、多摩地区で生産された農産物を小売店などでマルシェ形式で販売する「Jimono」、ベーカリー「モルゲンベカライ」と協業する。

■武蔵野台商店
所在地:京王線武蔵野台駅改札階(高架駅舎内、東京都府中市白糸台4-18-4)
面積:202.4m2
営業時間:7時~22時(日・祝8時~20時)
飲食スペース:カフェ約50席

(以上、流通新聞ニュースより抜粋)

 

地元の地産地消の品物を販売するというのは、住民の方々にとって大変親近感を覚える店となるのではないでしょうか。以前は書籍店舗があったテナントなので、住民の方からは「空き店舗では寂しい。1日も早く何か店舗が入ってほしい」との声も聞いていましたので、大変喜ばしいと思います。地域密着の店舗として顧客のニーズに応えて、繁盛することを願います。

結城亮(結城りょう)

 

 

27 12月

伊勢丹府中閉店問題・・府中駅周辺のまちづくり考える機会に(東京新聞)

今朝(12月27日)の東京新聞多摩版に、伊勢丹府中店の閉店についての記者の考察記事が掲載されています。記事では、伊勢丹府中店の周辺のお店やお客さんが、伊勢丹撤退についてどううけとめているのかを取材しています。

「ほかの店が入っても近くの施設と変わらない」(市民)「伊勢丹帰りに立ち寄った高級志向の客が来なくなる」(青果店の定員)「駅の周りにだけ大きなビルができて、昔ながらの商店街の良さがなくなった」(時計店店主)。

記事にもあるように「2019年ラグビーワールドカップ、2020年東京五輪を控えて、地元ではこれから本格的に活性化を目指そうと意気込んでいたところでの撤退」と記しています。そして記事の最後に「伊勢丹の撤退が、府中ならではのまちづくりを考える機会につなげられるか。来年が正念場になる」と記者は結んでいます。

伊勢丹府中問題は12月議会でも共産党議員団(服部市議)も取り上げましたが、市は現在水面下で行われているテナント誘致交渉については、かなり神経質になっているように私には思えました。

私はこのテナント活用について、法人企業の本社機能でも誘致してはどうかと思ったりもしたのですが、法人は基本的に土日、祝日が稼働しないために、土日に客や人の賑わいを創出することができないとの理由で、この案は難しいようです。

記者も最後に記しているように「伊勢丹の撤退が、府中ならではのまちづくりを考える機会につなげられるか。来年が正念場になる」との指摘は、大変重いものがあるのではないでしょうか。

結城亮(結城りょう)

26 12月

府中の夜を竹あかりがライトアップ・・・今年も年末年始を竹あかりの光が街を彩る

【府中はなぜ松ではなく、竹なのか・・みんなの経済新聞ニュースから】

 

 府中市は昨年末に続き、府中駅周辺を今年の年末年始も竹あかりの光で街をつつんでいます。その様子を、インターネットの「みんなの経済新聞ニュース」では以下の様に報じています。

昨年から始まった同企画は、一般社団法人「まちづくり府中」が中心になり市民ボランティアと1カ月前から手作りで準備してきた。オブジェ型の竹あかりや一節の竹あかり634(むさし)本などを制作し、府中駅南口ペデストリアンデッキ周辺と馬場大門(ばばだいもん)のケヤキ並木に設置し夜間点灯させる。ケヤキ並木は大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、府中市宮町3)の参道で、正月になると約50万人の初詣客でにぎわう。

同神社に伝わる「七不思議」の一つに「境内に松の木なし」がある。神様の大国様と八幡様が武蔵野に出掛けた折、暗くなったため八幡様が宿を探しに行った。「ここで待っていろ」と八幡様は言ったが帰ってこない。待ちぼうけを受けた大国様は「まつはういものつらいもの」「まつは大嫌いだ、まつのはいやだ」と言い、それ以来「待つ」を「松」にたとえて嫌うようになり、今でも境内には松の木が一本もなく植えてもすぐに枯れると伝わっている。市民も正月の門松に松を使わず、竹を飾る風習がある。担当者は「竹は『くらやみ祭』のお祓いでも使われ、古くから府中の伝統や習慣と深く関わってきた。竹による温かな明かりで府中を訪れる人たちを迎えたい」と話す。(みんなの経済新聞ニューより抜粋)

 

幻想的な光を放つ府中の竹あかりですが、その制作においては多くの市民の方々のご協力があるとのことです。市民が府中の街を盛り上げようとする試みは、評価できるのではないでしょうか。ぜひみなさんも、竹あかりの光でつつまれた夜をご覧ください。

結城亮(結城りょう)