01 10月

府中伊勢丹23年で幕・・開店当初(1996年4月)に現在の日本の姿を想像できたか

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

昨日(9月30日)、伊勢丹府中店が23年間の幕を閉じました。さみしい思いがします。開店当初、府中市に百貨店が街に誘致されるのは大変なステータスだったことだと思います。私も2011年4月に府中市に越してきたとき、伊勢丹が駅前にあるの見て、感心しました。ただ私が思い出にある伊勢丹府中店は、いつもさみしく、賑わっているのは最上階の食堂街と地下1階の食品売り場で、あとのフロアーは、「客数より定員のほうが多い」といわれる状況でした。しかしながら、2016年くらいまでは、中国からの観光客の方々た多数買い物に訪れているという話は聞いていました。

 

百貨店が不調なのは伊勢丹府中店だけではなく、全国的な傾向でこの日も各地で百貨店が閉店するとの報道がありました。この原因はやはり20年間以上続くデフレが原因であることは言うまでもなく、政府の経済政策の失政であることは間違いありません。供給が需要を上回る経済が20年以上続き、勤労者の賃金は大きく減り、格差と貧困の社会になったのがこの20年間のわが国の状況です。GDPの6割を占める個人家計消費が減退しているのですから、当然物が売れるはずがないでしょう。同時に1996年に今日の日本経済と国民生活の状況を予測できた人は、どれくらいいたでしょうか。

 

今朝も駅頭でニュースを配布していましたら、市民の方に「伊勢丹の跡地はなにが入るのですか」と尋ねられました。多くの市民の方が伊勢丹がなくなり、不安に感じていることでしょう。府中市では来年1月下旬に市長選挙が行われます。その時までに伊勢丹のあとが決まっていない場合には、当然争点になります。

 

今あらためて、この間再開発事業の総括を含めて、伊勢丹建物の跡地をどのようにするべきか、市政に問われる大きな課題です。共産党や市民派陣営も、市民世論から支持されるような政策を掲げて、積極的な市長選挙での論戦をするべきと思います。

 

★結城りょう 街頭市政報告&相談会 (朝)6時前から8時まで 月曜・・西武線多摩駅、火曜・・府中駅北口デッキ、水曜・・東府中駅北口、木曜・・府中駅北口デッキ、または西武線多摩駅、金曜・・JR北府中駅歩道橋 ※雨天時は中止の場合あり (夕方)毎週2~3回、16時前後から17時前後まで 場所は府中駅周辺、今後はスーパーライフ東府中店付近

25 8月

府中市若松町2丁目、関野原自治会の夏祭り開催(2019年8月24日)

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

昨日(8月24日)、私の近所、若松町2丁目の関野原自治会が主催する、夏祭りに参加しました。今年で10回目となる同自治会の夏祭りですが、私もこの若松町2丁目の住民になって5年が経過、この夏祭りにも協力させていただいてから6回目となります。

 

今年は同自治会のシニアクラブ、「若松絆の会」が実施している焼き鳥のブースに協力させていただきました。2000本の焼き鳥を用意して、1800本は売れたとのことです。とにかくこの暑さと焼き鳥の煙は大変なものでしたが、焼き鳥を焼く作業は、学生時代のアルバイトの時に経験していましたので、なんとかやることができました。

 

この夏祭りには、近所の児童や親御さん、また若松小学校の児童のみなさんによる、よさこい祭りの実演も毎年していただいています。この若松町2丁目は最近引っ越しをされてきた方が多い地域だからこそ、こうした自治会の催し物がこれからも続いてほしいものと思います。

 

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22 8月

府中市のわがまち支えあい協議会(白糸台文化センターエリア)に参加してきました

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

先日(8月20日)、府中市が市内12の文化センターエリアで開催している、わがまち支えあい協議会の白糸台文化センター圏域の集まりに、初参加してきました。私が住む若松町2丁目は白糸台圏域になるので、顔をだしました。会合には、若松町2丁目の住民の方も参加されています。

 

すでに準備会として42回目となる会議とのことで、すでにこの協議会では毎月第3火曜日の午前11時30分から15時までの間「みんなのつどい しらいと」という地域の集まりを、白糸台中部公会堂で開催しています。この集まりには、近隣のこどもたちや大人も気軽に集える場として集いを設定しているそうです。こういう地域の方々が集う場をつくることで、住民どうしにより住みよい街づくり、様々な相談活動などへと発展させる取り組みが行われています。

こうした催しは他の文化センター圏域の「わがまち支えあい協議会」でも行われています。この白糸台圏域の集まりに参加されている若松町2丁目の住民の方は、地元の自治会においても、月2回、住民のみなさんが集まる場を開催されています。

 

私も以前、紅葉丘文化センター圏域の「わがまち支えあい協議会」に数回、参加しましたが、その後続けて参加することができませんでした。ぜひ今後は、この協議会にも参加することで、住民のみなさんによるまちづくりの課題について、学び、議員活動の糧にしたいと思います。

 

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19 8月

府中市民の小峰賢治さんが読売新聞に登場・・「病気への不安」、年金生活をどう過ごすか

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

今朝(8月19日)の読売新聞で府中市民の小峰賢治さんが登場されています。タイトルは「病気への不安」。小峰さんは血液がんになった経験があり、そのがんを食事療法で完治された方、また自らのがん闘病と完治された経験を記録に収めた方です。また親御さんの介護に伴う離職、また勤めていた会社が倒産し、倒産解雇争議を闘った労働組合のリーダーとして面がある方です。

 

 

その小峰さんが現在の年金生活について、日々どのように生活をされているのかについて記録された記事の内容となっています。記事では「現在は年金は月14万円弱受けっている。厚生年金の受給者の平均より1万円ほど少ない。50歳代に厚生年金の保険料をほぼ払えなかったためだ」。「自らの経験から、高齢者が老後の蓄えに敏感にならざるをえない心情はよくわかる」。

 

誰もがいつ陥るかわからない貧困社会ですが、小峰さんはそんななかで老後を生きる姿に、勇気を与えてくれる記事です。ぜひご一読を。

 

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16 8月

府中市民の生活相談の背景にあるもの・・20年間のデフレによる経済の低迷と「格差と貧困」

府中市議会議員の 結城りょう です。

 

府中市議会議員になり多くの市民、住民の方の生活相談などをいただきます。特に目につくのが、精神疾患になり生活苦になった状況、老々・親子間の介護相談、障害者の方の生活相談などです。その一人ひとりの方々にのしかかる生活苦の背景に日本経済の低迷、政治の失政から発した「格差と貧困」があることをあらためて認識します。

 

たとえば「介護認定が昨年まで要介護5だったのに、4になった。どこも身体は改善などしていないのに、どうしてそうなるのか」「これまで受けられていた障害者向けサービスが受けられなくなった」、「建設現場で働いていたが高齢になり現場にはいれない。収入も貯金もなく生活保護をうけたい」、またお子さんのいじめの相談もあります。「子どもが学校でいじめられているが、学校側の態度に誠実さを感じない」など多岐にわたります。

 

もちろん個々固有の理由があるのですが、どうしてもその背景にはわが国の経済が20年にわたりデフレで低迷し、国民生活全般に「格差と貧困」が広がっていることを感じずにはいられません。また今のわが国の社会は、一度精神疾患などで仕事ができなくなり、社会から「外れて」しまうと、再び社会復帰することが困難であることです。たとえば現役世代の方ですが身体を患い、仕事ができなくなり現在は生活保護を受けていますが、「もし仕事して社会復帰するとなると通院費用もかかるし、とても生活がなりたたない」と話されています。恐らく官民問わず、多くの職場で人員削減と「生産性向上」「経費削減」「利益向上」の名の下で、働く人々が「使い捨て」のような扱いをうけているのではないでしょうか。

 

日本は資本主義の経済体制ですから、ある程度の「格差」がつくことはありえるとは思います。しかしその「格差」で社会から「こぼれた」人々に手を差し伸べながら、社会復帰して働けるように手助けをするのは、政治の責任ではないでしょうか。今回の参議院選挙で山本太郎候補が「今の日本社会は、生産性によって人間の価値が図られる世の中になっている。それは生産性のない人間は必要とされない社会になってしまう」と話されていたのが印象に残りました。

 

今こそ政治の責任で、すべてのこの国に暮らす人々が、本当に安心して希望をもって生きていける社会にするために、一人の議員として決意を新たにする思いです。また私のHP、ブログなどを見て「誰に相談してよいのかわからない」という方はぜひ、私、結城りょう にお声をお寄せください。