26 7月

保育施設向けの災害時指針を独自に策定・・町田市

【読売新聞多摩版の報道から・・町田市独自でガイドライン策定】

 

今朝(26日)の読売新聞多摩版に、町田市が地震や風水害などを想定した運用指針として「町田市認可保育所、幼稚園等災害対応ガイドライン」を策定したとあります。記事では「災害発生時の初動対応や子どもを親御さんに引き渡す方法など、保育所や幼稚園などが取るべき措置を示している」とあり、市内保育所、幼稚園に配布するとのことです。このガイドラインでは「園外避難の判断に必要な被害の情報収集」「保護者、市、関係機関との連絡」などを例示し、対応の流れの優先順位、避難所の場所を把握することなど、具体的な対応策を示していることが特徴です。

 

記事によると、これまでは市の各保育施設で個別にマニュアルは策定していたとのことですが、市として統一したものを作成したのは初めてとのこと。保育所、幼稚園施設に対するこうしたガイドラインについて、国や都による保育施設向けの運用指針はないとのことです。ちなみにこのガイドラインは、災害発生からおおむね3日までを想定し、それ以後については今後検討するとのことです。

 

これは自治体独自の取り組みとして大変意義のあるものではないでしょうか。災害発生時における保育所や幼稚園の初動対応は、とりわけ特別な対策と指針が求められると思います。町田市では検討部会を設けて策定したとのことですが、ぜひこうした先進的な事例については、府中市でも検討するよう議会でも取り上げたいものだと思います。

結城亮(結城りょう)

10 7月

東京・府中市が塀の安全チェツクポイントの点検を市民のみなさんに呼びかけています

【ブロック塀の点検のチェックポイント】

 

東京都府中市では先日の大阪北部地震による塀の倒壊をうけ、HPにおいて市民のみなさんに自宅や周辺施設のブロック塀の安全点検のチェックを呼びかけています。

「大阪府北部を震源とする地震による塀の倒壊被害を受け、国土交通省は建築物の既設の塀の安全点検についてホームページで公開し、ブロック塀の点検のチェックポイントを示しましたので、掲載します。敷地内にブロック塀等を所有されている皆様におかれましては、このチェックポイントをご活用いただき、ご自宅のブロック塀の点検をお願いいたします。何か不明な点がございましたら、市の都市整備部建築指導課までお問い合わせください」。

また「ブロック塀について、以下の項目を点検し、不適合があれば危険なので改善しましょう。まず外観で1~5をチェックし、ひとつでも不適合がある場合や分からないことがあれば、専門家に相談しましょう」としています。

①弊は高すぎないか・・塀の高さは地盤から2.2メートル以下か。

②塀の厚さは十分か・・塀の厚さは10センチ以下か(塀の高さが2メートル超2.2メートル以下の場合は15センチ以下)

③控えの塀はあるのか・・塀の長さが3.4メートル以下に、塀の高さの5分の1以上突出した控え塀があるか。

④コンクリートの基礎はあるか

⑤塀は健全か・・塀に傾き、ひび割れはないか

⑥塀に鉄筋は入っているか・・塀の直径9ミリ以上の鉄筋が、縦横とも、80センチ間隔以下で配筋されており、縦筋は壁頂部および基礎の横筋に、横筋は縦筋にそれぞれ、かぎ掛けされているか。

また基礎の根入れは深さ30センチ以上か(塀の高さが1.2メートル超の場合)

※問い合わせ先・・東京都府中市都市整備部 建築指導課 電話:042-335-4476

08 7月

豪雨水害に備える府中市の対策・・「水害ハザードマップ」の活用を

【豪雨による多摩川からの氾濫を想定、市のHPで公開】
  かって経験したことのない、大豪雨で九州、中国地方を中心とする西日本地域では大変な水害の被害がでています。共産党も災害対策本部を設置して、救援活動に取り組んでいますが、被害にあわれた住民の皆さんに対して、救援活動を最優先課題として取り組むことを、政府にあらためて求めたいと思います。

ところで府中市は水害に対してどういうシュミレーションと対策を呼びかけているのでしょうか。市では「水害ハザードマップ」を作成して、HP上で公開しています。

市のHPによれば、「国土交通省は新たに、想定される最大規模の雨が降ったことにより河川が氾濫したら、どの程度町が浸水してしまうのかシミュレートした浸水想定区域図を昨年5月に公表しました。さらに、昨年9月には堤防が決壊して流れ出した氾濫流が、木造家屋を押し流したり、倒壊させたりするおそれがある範囲を示した『家屋倒壊等氾濫想定区域図(氾濫流)』と氾濫流によって護岸や土地が侵食され、建物が流失したり倒壊してしまう範囲を示した『家屋倒壊等氾濫想定区域図(河岸侵食)』を公表しました」。

「本市(府中市)では、多摩川の洪水によって引き起こされる水害のリスクや、河川が氾濫しそうになったとき、あるいは氾濫したときに、どうやって危険を察知したらよいのか、また、どうやって命を守る行動につなげていくのかといった水害に関する知識を、地図やイラストで解説した『府中市水害ハザードマップ』を作成しました」とあります。

このマップは多摩川からの氾濫を想定して、被害地域の推測や避難場所などについても詳しく記されています。ぜひ市民のみなさんも一度、HP上でこの「水害ハザードマップ」を確認し、活用されることをすすめるものです。

結城亮(結城りょう)

27 6月

富山市内で交番襲撃事件発生・・拳銃強奪で2人死亡・・元自衛官逮捕

【東京新聞1面トップ報道より・・犯行は元自衛官で普通科隊員の経験者】

 

昨日(26日)の午後2時ごろ、「富山市の久方町の富山中央署奥田交番で、男が所長の警部補の腹部を刃物で刺し、回転式の拳銃を奪って逃走。男は近くの小学校付近で工事警備員に発砲。刺された警部補と工事警備員の方が死亡するという事件が発生」しました(東京新聞1面より)。私はこのニュースを聞いたときに、「一般の人が簡単に巡査を襲って殺傷、拳銃を強奪し、その銃をすぐに扱い、人を殺傷できるものだろうか」と不思議に思いました。一般的に拳銃は安全装置なる仕組みがあり、知識のない人は拳銃を簡単に扱うことはできないのではないでしょうか。またこの容疑者は巡査を襲ってナイフで殺傷、かつ拳銃を強奪するという犯行にも及んでおり、これも通常の「素人」では、とてもできる犯行ではないと思いました。

その「謎」が今日の東京新聞を見て、わかりました。この新聞報道によれば、事件を引き起こしたのは元自衛官で島津慧大容疑者(21歳)で、殺人未遂容疑で逮捕。記事によれば、殺人容疑の元自衛官について「自衛隊関係者によると、島津容疑者は2015年3月に任期制自衛官の候補生として採用され、陸上自衛隊金沢駐屯地に勤務。昨年3月に任期満了し、陸士長で退職」とあります。

さらに注目される記事として、「(島津容疑者が入隊していた)普通科隊員は通常、小銃を扱い、素手での格闘術の訓練も行う」とあり、私の「謎」が解けました。

ちなみに私は20年以上前、富山市内で過ごした時期があり、この事件があった奥田小学校の比較的近くに居住していたこともあって驚いています。この事件の真相究明と、今後の再発防止策について待たれるところです。

結城亮(結城りょう)

20 5月

駅のエスカレーター、視覚障害者対策進まず・・バリアフリー化、国の指針改定後も

【東京新聞の報道から・・京王電鉄は国の指針改定をうけ『検討中』】

今朝(20日)の東京新聞1面、24面、25面に「2020年の東京五輪、パラリンピックにむけて、視覚障害者が駅のエスカレーターを利用できる環境を整えるよう国がガイドラインを改定したが、鉄道事業者の対応が進んでいない実態がわかった」と報じています。「駅のホームや改札口からエスカレーターに誘導する点字ブロックを敷設している例はほぼなく、『対応を始める』と答えた事業者もなかった」とあります。

また記事では「国の改定ガイドラインでは「エスカレーター利用のニーズは高く、環境の整備が必要」と初めて明記した。具体的には誘導ブロックをエスカレーターにつながるように、敷設するのに加え、エスカレーターの位置や進行方向を音声などで知らせることを求めている」としています。

 

【京王電鉄の対応は・・新たに誘導ブロックの敷設などを検討すると回答】

 

この東京新聞の取材に対して、「新たに誘導ブロックの敷設などを検討すると答えたのは、JR東日本、東急、京王の3社と東京都交通局、他の私鉄7社と横浜市交通局は『混雑時の危険性に配慮する必要がある』(京急)と回答、エレベーターや階段への誘導を続けると回答」とあります。私は4月16日付ブログ「バリアフリー先進自治体、府中の実現を」でも記載しましたが、2020年の東京オリパラは、世界中の多くの方々がわが国を訪れる機会でもあります。このバリアフリー問題では、我が国の公共交通機関におけるバリアフリー対応は、世界の先進に追いつく必要があると思います。東京新聞の報道では、府中市内を走る京王電鉄はこの問題には、前向きな姿勢ですが、今後ぜひ実行を強く求めたいと思います。健常者と障害のある方がともに支えあって、日常生活をおくれる社会にするために、私もこうした課題についても研究して、今後取り上げたいと思います。

結城亮(結城りょう)