19 10月

府中市 ごみ袋が高すぎないか・・ごみ減量の成果を市民に還元してはどうか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日、市民の方から府中市のごみ袋が高いというお声をいただきました。「先月、他県より府中市内に転入してきたものですが、府中市のゴミ袋が高額で驚きました。重要な税収で、市民に還元しているとの理解はありますが、もう少し減額する事は出来ないでしょうか?」(以上、市民の方の声)

★ごみ袋値下げ要望に審議会任せの府中市の回答

私も2011年当時、都内の中野区から府中市に引っ越してきたのですが、府中市のごみ袋の金額の高さに驚いたことを覚えています。市民の立場からすると有料ごみ袋の料金とは、事実上の「税金」的性質をもつものですから、どうしても「痛税感」をともないます。

私もこれまで市長あての予算要望のなかに「有料ごみ有料袋の価格の引き下げ」を掲げました。それに対する市の回答は「手数料については廃棄物減量等推進審議会で議論されている経過があることから、処理手数料の変更についても同審議会開催に際し、目標達成の状況や今後の見込みをかんがみ、計画の改定とともに幅広く議論いただきたいと考えています」という、審議会の成り行きに任せるというニュアンスの回答でした。

★ごみ減量の大きな要因・・有料化したことではなく、個別収集に切り替えたことではないか

この問題は、2015年9月議会で当時の目黒重夫議員(共産党議員団)が取り上げました。当時の質疑で目黒議員が「ごみ改革当時(2010年2月)と2013年(平成25年)の平年ベースになったら、ごみ改革によって約8億円の財政的貢献があると説明があった」「改革当初の5年間ぐらいはいろいろ処理がある」「あれから5年(2016年)がたつが、この質疑の答弁で3億8000万円財政的貢献とのことで、多摩川衛生組合と日の出広域資源循環組合の負担金が減った分と思う」「ごみ減量は市民の協力があって、市の財政にこれだけ貢献しているということになる」と主張しました。

また市が「有料化によってごみ減量が成功した」という答弁をしたことに対して、「有料化したことで大幅削減になったことは間違いだ。一番の理由はダストボックス(2010年2月まで)をなくして、戸別収集に切り替えたことが一番の理由だ」と指摘。「これ(有料化による)を間違えると、有料袋が高いほど減量につながるという錯覚になる」と反論しました。

この主張に対して、当時、市の答弁はダストボックスの問題点(不法投棄、ボックス周辺の通行や音、におい、管理の負担の解消)を指摘し、「市では家庭ごみの有料化、戸別収集、ダストボックスの撤去の3つを同時に実施したことが、ごみ減量成功の要因」と主張しました。ちなみに2010年の「ごみ改革」からの10年間で9892トンのごみ減量に、市は成功しています。

★ごみ袋代金は市民にとって事実上の「税金」的性質をもつ

現在のごみ袋費用は市民にすると事実上の「税金」的性質をもつものです。また直近の市の答弁ではごみ袋有料化によって、年間6億円の収益をあげているとのことです。市は、ごみ減量成功に対する市民の努力、協力に対するひとつの還元策、市民負担の軽減という点からもごみ袋価格の引き下げという還元策を市は講じてもよいのではないでしょうか。また多摩地域の自治体ではプラゴミを無料にしている市が複数あります。今後も引き続き要望していきたいと思います。

★府中市は、ごみ減量に協力してきた市民に還元を・・ごみ減量の一番の要因は、ごみの個別収集と市民の協力があってこそ

2015年9月議会の質疑を通じてわかったことは、ごみ改革から5年(当時は2016年)が経た時点ですでに、「ごみ有料化によって3億8000万円の財政的貢献を府中市にもたらされた」ことです。ちなみに茨城県の土浦市では、ごみ減量の目標達成を理由に、有料ごみ袋の値段引き下げを実施しています(インターネットの生成AIから抜粋)

土浦市のごみ袋値下げ・・① 土浦市は、2021年10月からごみ袋を値下げしました、② 2018年10月の有料化以降、市民のごみ減量努力によって排出量削減目標がおおむね達成されたため、還元策として値下げが実施されました、③ 可燃ごみ袋(45リットル、1組10枚入り)の価格は、500円から300円に引き下げられました。 

 

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ 府中市議会議員  ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合がありますが、お気軽にお声をおかけください。駅頭には朝8時までいます。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

 

31 3月

府中市 街路樹の点検、管理の診断事業費を計上へ・・府中市令和7年度予算のポイント⑭(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★路樹の点検、診断事業費として2694万円

府中市の令和7年度予算のなかに、街路樹管理費、道路など包括管理(’植栽)事業費、街路樹の点検、診断事業費として2694万円が計上されています。この費用は、大怪化、老齢化したサクラ、ケヤキなどの街路樹に対して、倒木などの事故を未然に防ぐため、樹木医による点検および点検結果に応じた診断を行い、樹勢回復に向けた剪定や伐採などの樹木管理へ活用するというものです。

★府中市の樹木は大丈夫か

府中市の場合、2019年10月の台風15号による、府中市内での被害状況(当時)時に、市の行政管理部危機管理担当名で議員に文章が配布されました。それによると、「府中市においては瞬間最大風速32,5m/秒となる激しい風雨」とし、「このことで市道の倒木が22件、施設等の破損が9件、雨漏りが12施設、公園緑道の倒木については現在調査中」とあります。また現在使用できない施設などはないとのことです。また停電については、直後に約1600軒で発生したとのことですが、数時間後には復旧をしたとのことです。

この時のような台風が直撃するたびに府中で問題になるのが、緑道の倒木被害です。けやき並木通りをはじめ、市内には数多くの木が沿道にありますが、近隣の住民の方からは「もしこの木が台風などの影響で、自分の家に倒れてきたらと思うと、恐ろしくなる。何とかならないでしょうか」という相談も寄せられています。

「ほっとするね、緑の府中」というキャッチコピーもあり、府中のシンボルともいえる樹木ですが、今後こうした樹木、街路樹の安全対策について、新年度の予算を活用して、一部伐採も実施してもらいながら、今後も適切な施策を行うことを求めたいと思います。

★日野市の樹木の枝葉落下死亡事故で、緊急の対応、業者と契約

昨年9月の東京新聞多摩版に、日野市多摩平の緑地でイチョウの枝が落下して男性が死亡した事故を受けて、「日野市は管理する緑地や公園、道路沿いの樹木について、民間業者による点検や剪定、伐採する費用として、約1億8600万円を補正予算として計上した」とあります。

同記事では「市のよると、事故直後に市職員が緊急点検した。今後実施する民間業者の点検では、人が通る場所の樹木の安全や、枝が伸びるなど早急な対応が必要な樹木を確認し、必要により剪定や伐採する」とのことです。また同記事によると、日野市は10月中旬ごろから業者と契約を結び、業務を開始、年度無いをめどに対応を終える予定で、今回の事故の原因について、専門家が調査を続けているそうです。

また昨年9月の日野市の事故を受けて、府中市議会決算委員会(昨年9月)においても複数の議員さんから、質疑がされ、市の答弁は、「日常から街路樹、樹木の点検をしているが、今回の事故を受けてさらに注視して、対策を講じる」との趣旨の答弁でした。

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19 3月

府中市 重層的支援体制整備事業費(府中市令和7年度予算のポイント⑪)・・市民からの複雑、複合的な相談に対応できる体制を構築(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市の令和7年度予算のなかに「重層的支援体制整備事業費」が計上されています。これは市の各支援機関(行政担当課)が単独では対応が難しい複雑化、複合化した事例を、多機関協働事業によりほかの支援機関との連携を調整し、市町村における包括的な支援体制を構築するものです。令和7年度は準備期間として、令和8年度から本格導入するとしています。※予算・・1274万(国から945万補助)

★重層的支援体制整備事業の活用している都内自治体は世田谷区、八王子市のみ

私は以前、市議会一般質問で府中市の社会的孤立対策の拡充について、国が実施している重層的支援体制整備事業の活用を求めました。この事業は政府が内閣府に担当室と担当大臣を配置し、肝入りで実施している事業ですが、現在は全国の市区町村の2.4%程度しか実施していません。いわゆる「手上げ事業」というもので、都内でも世田谷区と八王子市のみの実施状況です。

私はこの事業の利点について、住民からの複雑多岐にわたる生活相談に対して、自治体が「縦割り」行政を打破して、ワンストップで「総合的・包括的」に対応できるシステムを図るためにも、同制度の活用を要望しました。

★「重層的支援体制整備事業の活用を前向きに検討」(市の答弁)

◎市の答弁は⇒「府中市地域福祉計画では、複合化・複雑化した課題に対応する相談機能の充実のための施策として、『福祉の総合相談窓口の設置』を掲げ、様々な福祉分野の問題を1か所で相談できる総合相談窓口の整備を進めることで、本市における『断らない相談支援体制』の中核と位置づけ、関係課等と連携して問題解決に取り組む体制を構築する考えです」を答弁されました。また重層的支援体制整備事業の活用については、「同制度を位置付けることにつきましては、先進自治体の事例などを参考に、実施の検討をする」と前向きな答弁でした。

私は、「この事業を利用すれば、分野ごとの窓口業務などの補助金を一括して申請できるため、自治体にとっては事務的な作業が減るメリットがある」と指摘、実務上の利点もいかす価値があること。また府中市ではすでに住民からの相談窓口の総合的・包括的対応にむけて取り組む基本方針があるので、これをより良いものに具体化するためにも、重層的支援体制整備事業の活用を図るメリットを強調しました。

~今回の予算措置は以前の市の答弁を具体化したものと思われます。市民の方からの相談については、市役所内において1つの担当課だけの対応にとどまらず、複数の担当課にまたがっているものと思いますが、市役所内における複数の担当課による連携が必要となっています。今後は制度の詳細が明らかになると思われますので、またブログでも記載したいと思います。(府中市議 国民民主党、ゆうきりょう)

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19 2月

府中市(国民民主党 ゆうきりょう)都営住宅 就労不安定な若者、中年の単身者に安価な住宅提供・・府中市内にある都営住宅10戸で入居者募集(令和7年2月19日)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★就職氷河期世代などを支援、ただし入居期間は1年間の期限付き

今朝の読売新聞多摩版に、就労が不安定な若者や中年の単身者に安価な住宅を提供して自立を支援するために、府中市内にある都営住宅計10戸で、入居者の募集をしているとの記事があります。記事では「入居者は家賃負担が軽減されるとともに、都が委託するNPO法人から職探しや家計改善の支援も受けられる」そうです。

記事では「申し込めるおは昨年6月以前から多摩地域に在住する18歳以上60歳未満の単身者で、都内に3年以上居住し、月額所得が15万8000円以下などの条件がある」とし、都営住宅への入居は1年間の期限付きとするとあります。

今回の施策の理由として「バブル崩壊後の就職氷河期世代とも言われる単身者らのなかには、職探しに苦労している人も多いとみられ、都は空いている都営住宅を活用して就労や自立を目指す取り組みを始めることとした」とあります。

また記事では、借りられる住宅は2DK、または3DKで、広さは53~63平方メートル、家賃に相当する使用料は築年数などで異なり、2万1800円~2万9800円で、「入居者は就労への取りくみ状況などをポイント化して選考、面接を経て決定する」とし、入居時期は5月以降の予定だそうです。

※問い合わせは、NPO法人インクルージョンセンター東京オレンヂ 電話042-319-2010)

★就職氷河期世代とは

就職氷河期世代とは、だいたい1990年代の経済的な不景気を背景に、その時期に就職することが困難になった世代のこと。一般的にこの時期に該当するのは、1970年から1982年の間に生まれた世代(Wikipediaより)といわれています。この世代は安定した職に就けず、非正規雇用者が多いことが特徴、今日では、この世代が40代半ばから50代に差し掛かっています。

★国民民主党も就職氷河期世代対策を、政策の柱の1つにする

国民民主党はこの就職氷河期世代への対策を今実施することを政策として主張し、安定した仕事、生活をおくることが必要だと考えています。そのための具体策として、①年金受給額を増やすために、保険料をさかのぼって納めることができる仕組み、②親の介護と仕事が両立できる制度、③企業は公的機関による再就職先の拡充策などが必要などの柱を掲げています。

私も社会人になったのは1993年ですが、バブル経済がはじけた直後の就職でしたので、この世代になりますが、私より数年後の方々は大変な就職困難をされた方がたです。今この世代の生活を安定的なものにしなければ、20年後ぐらいには生活保護受給者や無年金者が急増し、社会不安の大きな原因になるはずです。(府中市議会議員、国民民主党 ゆうきりょう)

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24 1月

府中市 定額減税補足給付金(不足額給付)について・・府中市からのお知らせ(市のホームページより)

府中市議会議員(ブロガー議員、無所属)の ゆうきりょう です。

 定額減税補足給付金(不足額給付)について、府中市HPからのお知らせです。

~ 支給時期等の詳細は、現時点で未定です。支給対象者となるか等、具体的なお問い合わせについてのお答えはできかねますのでご了承ください。 詳細が決まり次第、「市ホームページ」や「広報ふちゅう」でお知らせします。
なお、制度概要については、「内閣官房ホームページ( 外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。よくあるご質問外部サイトへのリンクの「定額減税で引ききれないと見込まれる方への給付(調整給付)」(外部リンク))」において解説されています。~

1,概要・・・不足額給付とは、 令和6年分所得税及び定額減税の実績額等が確定したのち、令和6年度に実施した定額減税補足給付の額に不足のあることが判明した場合に、追加で当該納税者に給付するものです。
実施時期や給付方法等について、詳細が決まり次第お知らせします。

2,支給対象者

不足額給付(1)・・令和7年1月1日において府中市に住民登録があり、令和6年分所得税および定額減税の実績額等が確定したのちに、本来給付すべき額と、令和6年度に実施した定額減税補足給付の額との間で差額が生じた方。

不足額給付(2)・・令和7年1月1日において府中市に住民登録があり、以下のすべての要件を満たす方。
・令和6年分所得税額及び令和6年度個人住民税所得割額ともに定額減税前税額が0円
(本人として、定額減税の対象外であること)
・税制度上、「扶養親族」対象外の方(扶養親族等として、定額減税の対象外であること)
(例)青色事業専従者・事業専従者(白色)、合計所得金額48万円超の方
・令和5年度住民税非課税世帯または住民税均等割のみ課税世帯等に対する給付金(7万円)、
令和6年度住民税非課税世帯または住民税均等割のみ課税世帯等に対する給付金(10万円)の
対象世帯の世帯主・世帯員ではないこと

3,給付額

不足額給付(1)

「令和6年分所得税および定額減税の実績額等が確定した後の本来給付すべき額」と「令和6年度に実施した定額減税補足給付の額」との差額

不足額給付
不足額給付イメージ

不足額給付額(上記図C)
「不足額給付時における調整給付所要額(上記図 A)」から「定額減税補足給付額(上記図 B)」を引いた額(1万円単位)

不足額給付(2)

4万円(定額)ただし、令和6年1月1日時点で国外居住者であった方は3万円。

※問合せ先・・府中市定額減税補足給付金コールセンター、電話:0120-680-042
注記:支給時期等の詳細は現時点では未定のため、支給対象者となるか等、具体的なお問い合わせについてのお答えはできかねますのでご了承ください。

※受付時間・・午前8時30分から午後5時15分まで(土・日・祝日を除く)

担当部署・・市民税課 電話:042-335-4440

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202