14 8月

町田市の保育士確保のための事業所説明会

昨日(13日)町田市の子育て支援課の方に保育行政について話を伺いに行きましたが、そのなかで保育士確保の取り組みが大変興味深かい中身でした。町田市では昨年から近隣の大学、専門学校、市内の保育事業所との間で意見交換会を重ねたのちに、今年6月10日に市内のホテルで保育士への就職を希望する学生向けの説明会を開催したとのことです。チラシ1万枚 ポスターも作成し市内や市外の駅で宣伝したのをはじめ、52の大学、専門学校にもチラシやポスターを配布をしたそうです。

開催当日は学生80名参加、参加法人は32、60の施設がブースを設けられたとのこと。参加者については事前予約制にはせずに、宣伝と口こみで集めたとのこと。当日参加した学生さんには、市が作成した保育所のガイドブックを配布し、事業所や雇用条件の概要を説明、また参加した学生にはバインダー、ボールペンをプレゼント、ケーキやお茶でのもてなしもされたとこと。担当者の方は「この就職説明会の取り組みは、単年度では成果は出ないと思う。毎年継続していくことが大事だと思う」とし、来年以降も計画していると話していました。

 

平成25年に厚生労働省が発表した潜在保育士の数(保育士の資格を取得しながら保育士の仕事をしていない方)は、全国で約60万人いると発表しています。女性にとって保育士の仕事は、憧れる職種の上位にランキングされるほどですが、低賃金と労働条件が劣悪なために、その仕事に就くことができない方が大勢いるわけです。

保育士の待遇改善策の実施とあわせて、町田市のように積極的な保育士確保の取り組み企画を今後、多くの自治体が行うことは大変意義があるのではないでしょうか。

結城亮(結城りょう)

 

 

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