(府中市 成年後見制度 ケアマネ)ケアマネが担当する認知症高齢者の権利擁護と、成年後見制度の課題について(府中市議会議員 ゆうきりょう)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
成年後見制度のトラブルが問題となるケースについて、マスコミでも取り上げられることがあります。先日もケアマネージャー(ケアマネ)の方から、職務上発生した成年後見制度をめぐる問題について、ご意見ご要望をいただいたので、匿名で掲載させていただきます。
★ケアマネ利用者の方が認知症を発症、金銭管理ができない状態になった
認知症高齢者の権利擁護と成年後見制度の市長の申立てについて、ご相談させていただきたくご連絡いたしました。
過去に私が担当したケアマネの利用者の方で、認知症による判断能力の低下から金銭管理が困難となり、生活の維持に重大な支障を来していた方がいらっしゃいました。その方は独居で、年金収入は生活保護基準と同程度でしたが、年金支給後の短期間で金銭を使い切ってしまい、次回支給までの生活費を確保できない状態が続いていました。家賃や公共料金の滞納によりライフラインが停止し、食事も十分に取れない状況でしたが、本人は自分で生活できていると認識しており、金銭管理を含む支援を希望されませんでした。
★成年後見制度を適用したいが本人が拒否
行政や地域包括支援センターにも相談しましたが、本人が支援を拒否していることや、年金収入が一定額あることなどから、十分な支援につなげることができませんでした。そのため、成年後見制度による支援体制が整うまでの間、介護保険サービスでは補えない生活上の問題について、担当ケアマネジャーである私自身が対応せざるを得ない状況が続きました。
具体的には、公共料金の一時的な立替払い、かかりつけ医や薬局への支払い代行、食事を確保するためのサンプル品の提供など、本来のケアマネジメント業務の範囲を超えた支援も行っていました。その後、長年疎遠となっていたご親族と何とか連絡を取り、成年後見制度の申立てにご協力いただくこととなりました。
★成年後見制度につなげるまでの生活支援を、ケアマネジャー個人の判断や負担に委ねられてしまう現状はどうしたものか
しかし、申立てに必要な医師の診断書について、作成費用として20,000円を事前に支払わなければ作成できないと言われ、手続きが進まなくなる事態に直面しました。幸い、別の医師に相談することができ、本人の収入状況に応じた費用や支払時期の調整にご協力いただいたことで、手続きを進めることができました。最終的には、ご親族の協力により成年後見制度の申立てが実現し、家庭裁判所の審判を経て施設入所につなげることができましたが、入所から約2か月後にお亡くなりになりました。
今回のこうした経験を通じて、本人の判断能力が低下し、親族による支援も期待しにくい場合に、成年後見制度を必要とする方にどのように対応したらいいのか。その場合、申立費用の確保や支援体制の不足によって制度を利用できない可能性があることを強く感じました。また、制度につながるまでの生活支援が、ケアマネジャー個人の判断や負担に委ねられてしまう現状にも課題を感じています。(以上、市民の方からの声より)
★ケアマの善意に頼る状況は、ケアマネの人生をも狂わすことになりかねない
①入院・入所時の身元保証人・連帯保証人を求められる
②認知症の進行により、本人がお金の管理や契約ができなくなる
③医療行為の同意(手術や延命治療の選択)を病院から迫られる
④死後の手続き(葬儀や遺品整理)の対応者がいない
~今後は、身寄りのない高齢者は増加することが見込まれ、首長が申し立てするケースは各自治体でも増えると思われます。恐らく府中市でも数件はあるのではないでしょうか。この成年後見制度について、今回いただいたお声などをもとに、一度、議会でも質疑要望したいと思います。(ゆうきりょう)
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