30 10月

府中市立中央図書館の建設から10年、市民に活用される新たな取り組みを

【共産党議員団の9月定例会一般質問】

 

共産党議員団は9月議会の一般質問で、目黒重夫議員が府中市の中央図書館の課題について質疑をしました。PFI導入で問題になったのが民間委託業務の範囲でしたが、その結果相談業務や選書などは直営となりました。一方で貸出などの窓口業務は委託となりました。窓口業務の委託について、「単純作業は委託で十分」という考え方と、貸出カウンターは利用者と直接対面する部署で「極めて重要な仕事」、「貸出カウンターでこそ職員は鍛えられる」という考え方がありますが、目黒議員は住民要望をつかむためにも、窓口業務の重要性指摘しました。

 

また目黒議員は図書館の貸し出し現況についても質問し、答弁では17年度の市民一人当たりの蔵書数は市民一人当たり5.7冊、26市中8位。貸し出し数は8.3冊、26市中13位。さらにこの数年は来館者数、貸し出す数ともに減少とのこと。目黒議員は「図書館本来の役割は住民が読みたい、知りたい、調べたいことについての資料や情報を提供する施設であり、数に拘る(こだわる)わけではないが、もっと図書館を活用したくなる工夫を」と要望しました。またあわせてビジネス支援や子育て支援など「課題解決型図書館」の取り組みと、学校図書館と公共図書館の連携を主張しました(共産党議員団ニュース18年10月号より抜粋)。

結城亮(結城りょう)

29 10月

府中市に一般会計から国民健康保険への繰り入れ継続、払える保険料求める

【共産党議員団、9月定例会の一般質問から】

 

共産党議員団では9月の定例会で、服部ひとみ市議が国民健康保健の問題を取り上げました。都道府県化にともない、多くの自治体で法定外繰り入れの削減が行われ国保税が値上げされるなか、府中市では今年4月での値上がりは見送られました。しかし、府中市国民健康保険運営協議会に示された東京都の「国保財政健全化計画書」では、市の法定外繰り入れは約25億円で、24年度まで6ヶ年計画で削減、解消に向けた方針を策定するよう求めています。もしこれを行った場合、現行国保税の1.6倍もの大幅な値上げとなります。市は「計画書」について「数値を入れず空白で提出したが、数値目標の記載がない場合は、国から都への交付金や都から市への納付金に影響がでる」とのことです。服部市議が市財政投入を続けるべきだと質すと、「急激な負担増にならないように法定外繰り入れ解消とのバランスをとり市の役割を果たす」という答弁でした。服部市議は国が国庫補助を減らしてきたことが原因であり、公費負担を増やすことこそが財政健全化ではないかと主張しました。

 

さらに多子世帯の均等割り減免を実施して支援する考えを質しました。市は「子どもの均等割り減免は多摩26市中、数市で実施しており、必要性は認識している。市長会でも都へ要望している」との答弁。服部市議は「府中市の均等割りは29,760円。14歳までの減免で3500万円弱、第三子のみ減免では1000万円以内で可能」と試算を示し、実現を求めました。(共産党市議団ニュース18年10月号より抜粋)

結城亮(結城りょう)

29 10月

府中第四中学校の合唱部が、全日本合唱コンクールで銀賞受賞

【朝日新聞多摩版の報道から】

 

今朝(10月29日)の朝日新聞多摩版に、府中市立第4中学校の合唱部が、第71回全日本合唱コンクール全国大会、中学校部門の混声の部に出場し銀賞を受賞したと報じています。記事によると、府中4中は4年ぶりの全国大会とのことで、コルシカ島の伝承歌『ああ、なんと酷な運命か』と『エル・ハンボ』を披露されました。

記事では「運動部さながらに体幹を鍛えて培った歌声はぶれずに響いた。部長の藤田舞さん(中3)は『ホールの雰囲気が良く、とにかく楽しかった』」「指揮者の横田純子顧問は『練習通りではなく、本番で生まれる響きに自分たちで色づけしようとしていた』と、部員の成長を喜び、目に涙を浮かべた」。

府中4中の合唱部は以前からハイレベルな活動で、全国大会でこれだけの成績を得るのですから、日頃からの練習は相当なものだったと推察できます。この間も成績において、名声をえている府中4中の合唱部ですが、今回の成績はさらなる誇りとなるものでしょう。顧問の先生、部員のみなさんの活躍と健闘を心から称えるものです。

結城亮(結城りょう)

28 10月

府中市に危険なブロック塀などの撤去費と、フェンス改修費助成求める

【共産党府中市議団一般質問から】

 

共産党府中市議団は9月定例会で赤野秀二市議が、6月18日に発生した大阪北部地震で、登校中の小学生がブロック塀の下敷きになって亡くなる事故をうけて、市に対してブロック塀の撤去費用などの助成措置を求めました。

府中市では今回の事故をうけて、市内の学校施設などについて緊急点検を行い、危険な箇所についての対応を順次行っており、9月補正予算も計上されています。点検では、学校敷地外の通学路にも危険なブロック塀などが多数見つかりましたが、権利面や費用面で対応の困難さが懸念されます。多摩26市ではブロック塀などを除去し、軽量フェンスなどに更新する際の費用助成を行う自治体が4市あります。府中市でも同様に実施を求めると、「国や都の動向を注視し、情報収集に努める」として、直ちに実施する考えはないようです。

ブロック塀の耐用年数は20年程度とのことですが、家屋の外壁改修に比べて、ブロック塀の改修工事はほとんど見かけません。耐用年数を超えたブロック塀は多く存在するはずです。赤野市議は「大阪の不幸な事故で市民も危険性を認識したはずであり、改修を進めるきっかけになる。また、事前予防で危険性を除去するコストのほうが安く済む」と指摘し、ブロック塀などの撤去費用助成を重ねて求めました。(共産党市議団ニュース10月号より抜粋)

 

結城亮(結城りょう)

27 10月

フィリピンに学校給食の食器を・・府中市ロータリークラブと市が協力

【東京新聞多摩版の報道から】

 

今朝(10月27日)の東京新聞多摩版に、府中市の学校で使用されていた給食器を、府中市のロータリークラブの仲介で、フィリピン・ベンゲット州の小中学校や保育所に贈る取り組みについて報じています。

記事では「寄贈されるのは市内22小学校、11中学校で使用されていた強化ガラス、強化磁器の皿、茶碗など7種類など計11万3000個。昨年完成した新給食センターの洗浄器に対応できず、食器を入れ替えたため、従来の食器はロータリークラブと市が相談して、フィリピンの子どもたちに使ってもらうことが決まった」とあります。記事では「食器が贈られるフィリピンのルソン島北部の山岳地域は、日本の機関が農業支援しているとのこと、州は十分な栄養が取れない子どもに無料で食事を提供しているが、食器がなく袋を使うこともある」そうです。

これまでもロータリークラブではラオスやカンボジアに学校の校舎を寄贈した経験もあるとのことです。記事ではロータリークラブの村上会長は「フィリピンの子どもが笑顔に変わるなら本望」、市の関根教育部長も「処理費もかからず、有効活用してもられてうれしい」とコメントされています。

 

【市民、民間と行政が知恵をだして役立つ取り組み】

 

廃棄することは簡単ですが、これからも十分に使用できる学校の食器を、こういうかたちで世界の人たちに役に立つ取り組みは、大変有意義だと思います。ロータリークラブは地域で活躍する方々が多いだけに、行政との人脈もあります。こうした市民、民間と行政の協力は大変意義あることではないでしょうか。今後もこうした取り組みを期待したいものだと思います。

結城亮(結城りょう)

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