23 2月

(府中市議会)「フリースクールへの登校については、文科省が示す要件にもとづき、各校の校長が指導要領上、(学校への)出席あつかいするかを判断している」

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(2月22日)の市議会一般質問では、子どもの居場所の課題について、計8つの質問をしました。その質疑について連続的にブログで掲載いたします。(2回目)

★市としてもこどもの居場所づくりについて、支援計画を策定する

●ゆうき質問・・・今回のこども家庭庁による指針をうけて、市はその具体化する計画の策定をいつごろ行うか伺います。

●市の答弁⇒ 令和7年度から11年度までを期間とする「次期府中市子ども・子育て支援計画」について、「こどもの居場所づくりに関する指針」についても参考とし計画を策定していく。

●ゆうき質問・・この指針のなかでは、こどもの居場所づくりについて「既存の地域資源を活かした居場所づくり」という項目があり、そのなかには「児童館、児童遊園、公民館、図書館、学校、教育支援センター、放課後児童クラブ、公園、高齢者や障碍者の社会福祉施設などの活用が考えられる」、との指摘があります。そこで市内にある既存の地域資源を活かした居場所づくりについて、具体的に要望したいのですが、①現状の文化センターにある児童館に備えている、こども向けの遊具設備などの改善、拡充を提案しますが、市の考えを伺います。

●市の答弁⇒ 市の子ども・子育て支援計画にあるように、児童館は児童の身近な遊び場として、さらに充実を図っていく必要があると考えることから、毎年度、予算を計上し、遊具の改善充実に努めている。などボードゲームについては、文化センターによって多少の差異はあるものの、一般的に知られている人生ゲーム。、モノポリー、ドンジャラ、カタンなどバラエティーに富んだものを用意しており、多くの児童に利用されている。

★(不登校児童生徒について)学校以外の居場所については、市長部局と連携して研究していく。

●ゆうき質問・・学校の早朝における校庭開放(八王子市、三鷹市で実施)の実施や、不登校児童生徒に対し、学校給食センターに招いて学校給食を食べてもらうなどの施策を実施している自治体(八王子市)があり、学校に通学できるようになったという成果も、新聞報道にありました。府中市においても、このように他市のケースを教訓に、学校やその関連施設も活用した居場所づくりについて、あらたな検討を提案しますが、教育委員会の考えを伺います。

●市の答弁⇒ 教育委員会では適応指導教室、来年度からは「バーチャルランニングプラットフォーム」、令和7年度からは学びの多様化学校の開校など、今後も不登校児童生徒の在籍学校以外の場で、子どもを支援する体制の一層の拡充を図っていく。また学校以外の居場所については、市長部局と連携して研究していく。

●ゆうき質問・・教育委員会はフリースクールと連携してガイドラインを策定し、フリースクールへの登校を、学校への出席あつかいすることを提案したいが、市の考えを伺います。

●市の答弁⇒フリースクールについては、文科省が示す要件にもとづき、各校の校長が指導要領上、出席あつかいするかを判断している。

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23 2月

(府中市議会)「府中市は学童クラブ、放課後こども教室を実施し、不登校児童の学校復帰への支援の一環として、登校しない日であっても放課後のみの利用を認める」

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。昨日(2月22日)の市議会一般質問では、子どもの居場所の課題について、計8つの質問をしました。その質疑について連続的にブログで掲載いたします。

★「学童クラブ、放課後こども教室を実施し、不登校児童の学校復帰への支援の一環として、登校しない日であっても放課後のみの利用を認める」(市の答弁)

●ゆうき質問1 府中市内の不登校児童生徒数が増える今日、こうした子どもたちの居場所としての学びの場、コミュニケーション能力を育む場、日中を過ごす場の確保について、市の現状の方針と施策について伺います。

●教育委員会の答弁⇒ 市教委としてはこれまでも教育センターに適応指導教室、全小中学校にサポートルームを設置するなど、不登校状態にある子ども、不登校傾向の子どもなど、子どもの状況に応じた学びの場を用意し、重層的に支援環境を整えてきた。また来年度からは都教委に申請している「パーチャルラーニングプラットフォーム」の実施、令和7年度からは学びの多様化学校(不登校特例校)の開設など、不登校児童生徒の個々の状況に応じて、今後も児童生徒が適した場所で、適切な支援体制を拡充していく。また市では学童クラブ、放課後こども教室を実施し、不登校児童の学校復帰への支援の一環として、登校しない日であっても放課後のみの利用を認めるなど、不登校児童の居場所としても活用されている。

●ゆうき質問2 今回のこども家庭審議会・子どもの居場所部会による新たな指針改定を受け、市の現状の認識を伺います。(こども家庭部が答弁)

●市の答弁⇒ 今回のこども家庭庁の答申では、「こどもまんなか」の居場所づくりを実現するという理念の下、こどもの居場所づくりを進めるにあたっての基本的な視点などが示されている。現在、市では、子ども・若者の年齢やライフスタイルなどに応じて、公共民間問わず、様々な目的でそれぞれに居場所が存在しており、それらについては、当該国の指針で掲げる理念や、こどもの居場所づくりにおける基本的な視点を十分に踏まえていると認識している。

★こどもの居場所の課題については、行政部門間による横の連携が重要と考える(市の答弁)

●ゆうき質問3・・今回閣議決定された「こどもの居場所づくりに関する指針」のなかで、「地方公共団体における推進体制」との項目のなかに、「こども政策担当部署がリーダーシップをとる方法や、教育委員会がリーダーシップをとる方法など、地域の実情に応じて関係者が連携、協力できる体制を構築することが期待される」「「関係者による協議会などの会議体も置くことも考えられる」との指針があります。こうした国の指針をうけて、府中市においても、行政担当部間における連携する横断的な組織をつくることを提案するものですが、市の考えを伺います。

●市の答弁⇒ 市は子ども・子育て審議会条例にもとづき、「子ども・子育て審議会」を設置している。この審議会は事務局として、主担当である子ども家庭部に加え、福祉保健部、教育部から関係課を招集することとしている。市の「子ども・子育て支援計画」は、部門横断的に連携しながら進めていくことが重要と考えている。また市の総合教育会議では、市長と教育委員会が円滑に意思疎通を図りながら、教育行政を進めるために、福祉的な課題共有などを含め連携が図られている。

★ゆうき質問4・・・今回の指針のなかには、行政と民間との協働についてふれ、「特別なニーズのあるこども、若者には公的な関与のもとで支援を提供するなど、居場所の性格や機能に応じて、官民が連携、協働して取り組む必要がある」との指針がありますが、こうした指針について市は、どのように考えているか伺います。あわせて民間学習塾やNPO団体など民間が提供する学びの場、あるいはこどもたちが集う場の確保(構築)について、行政として積極的に支援、環境づくりをすることを提案しますが、市の認識を伺います。

●市の答弁⇒ 子育て家庭を地域で支える仕組みとして、親子が気軽に立ち寄れる場所としての子育てひろば、幅広い年齢層と交流できる場所としての子ども食堂を実施している団体を支援することで地域交流の促進や見守り体制の充実を図り、親と子の育ちを地域で支えていく。(続く)

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16 2月

(府中市)こども家庭庁「こどもの居場所づくりに関する指針」について(その2)・・・既存の地域資源を活かしたこどもの居場所づくり 児童館の充実を

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

こどもの居場所づくりについて、日頃から保護者の方からも複数のご意見をいただきます。私もぜひこの課題について2月22日の市議会一般質問で取り上げたいと考えています。政府(こども家庭庁)は昨年末、「こどもの居場所づくりに関する指針」(以下、指針)を発表、閣議決定しました。

★児童館の遊具改善など、こどもが居たいと思える居場所にしたい

この指針のなかでは、こどもの居場所づくりについて「既存の地域資源を活かした居場所づくり」という項目があり、そのなかには「児童館、児童遊園、公民館、図書館、青少年教育施設や団体、学校、教育支援センター、放課後児童クラブ、公園の活用、高齢者や障碍者の社会福祉施設、学習生活支援事業、重層的支援体制整備事業などの活用が考えられる」、との指摘があります。

そこで私は、市内にある既存の地域資源を活かした居場所づくりについて、新たな改善策として①現状の文化センターにある児童館に備えている、こども向けの遊具設備などの改善、拡充を提案したいと考えています。

★児童館の遊具改善などを求める保護者の方からの声 ⇒

①「府中市内の文化センターの遊戯室には、充分な数のボードゲームがありません。オセロ、将棋くらいです。オセロ、将棋があれば充分だと思う方もいるかもしれませんが、時は流れ、いまの子どもたちは、ファミコン世代と違って、文化センターにSwitchの電子ゲームを持ってくることができます。それを目的に集まることもあります。それが悪いとは言いませんが、複数で楽しめるボードゲームをもっとたくさん設置して、画面を見る目を休ませて、児童同士のコミュニケーションを増やしてほしいと思います」。

②「市内には不登校児が朝からひとりで過ごせる児童館がありません。共働きやシングルマザーで、不登校の児童が朝から子供だけで家庭で過ごすことも散見されます」。

③「押立町にある地域文化センターには、学校が終わった放課後の時間から遊戯室に指導員が平日在籍していて、子どもたちが集まって卓球をすることができ、またオセロと将棋の貸出や、塗り絵もできます。竹馬は外でできるようになっていて、すでに子どもたちの居場所になっています」。

④「白糸台文化センター、紅葉丘文化センターでも遊戯室には、そういった児童が過ごせる場所があると思います。ただ、ボードゲームは充実しておらず、漫画などもありません。部屋には大きなブロックの遊具もありますが、こどもが0歳の時から変わらず、その時から随分汚れていたので、10年以上経過してしおり老朽化しています。管理されてないので新しいものを購入してほしいと思います。放課後に遊戯室へ行く魅力が少ないこと、充分に体を動かす場所もないように思います」。(以上、市民の方の声より)

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15 2月

(府中市)こども家庭庁「こどもの居場所づくりに関する指針」について(その1)・・行政部門間の横の連携、官民協働の連携の方針

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

こどもの居場所づくりについて、日頃から保護者の方からも複数のご意見をいただきます。私もぜひこの課題について2月22日の市議会一般質問で取り上げたいと考えています。

★行政の福祉部門と教育部門の横の連携方針を掲げる

政府(こども家庭庁)は昨年末、「こどもの居場所づくりに関する指針」(以下、指針)を発表、閣議決定しました。この指針のなかで、「地方公共団体における推進体制」との項目のなかに、「こども政策担当部署がリーダーシップをとる方法や、教育委員会がリーダーシップをとる方法など、地域の実情に応じて関係者が連携、協力できる体制を構築することが期待される」「とりわけ福祉部門と教育部門との連携が重要」「関係者による協議会などの会議体も置くことも考えられる」との記述があります。こうした国の指針をうけて、私は市の福祉部門(こども家庭部・児童青少年課など)と教育委員会(教育部)との間で、行政担当部間における連携する横断的な組織をつくることを提案したいと考えています。

★官民協働、連携の重要性について指針で掲げる

またこの指針のなかには、行政と民間との協働、連携についてふれ、「これまで地域コミュニティや民間団体が果たしてきた役割、自主性を踏まえるとともに、特別なニーズのあるこども、若者には公的な関与のもとで支援を提供するなど、居場所の性格や機能に応じて、官民が連携、協働して取り組む必要がある」との指針があります。そこで市としてこうした官民連携の方針について、どのように考えている。また民間学習塾やNPO団体など民間が提供する学びの場、あるいはこどもたちが集う場の確保(構築)について、行政として積極的に支援、環境づくりをすることを提案したいと思います。

★教育委員会と民間学習塾が協力し「多様な学びの場の選択肢の拡充」(戸田市)

  すでに埼玉県の戸田市では、民間の学習塾と市の教育委員会が「タッグを組み不登校児童生徒を支援する『西すてっぷ』を開所」しています。「戸田市教育委員会は、大手学習塾のトライグループに業務委託して運営する、新たな教育支援センター『すてっぷ』(通称:西すてっぷ)の開所を、8月24日に発表した」とあり、「戸田市教育委員会では現在、誰一人取り残されない教育の実現に向けて『戸田型オルタナティブ・プラン』を推進」、その柱のひとつである「多様な学びの場の選択肢の拡充」の取り組みとして、戸田市西部福祉センター内に教育支援センター『西すてっぷ』を開所するとのことです。また「『西すてっぷ』では、不登校児童生徒支援というひとつのキーワードのもと、学習塾と教育委員会がタッグを組み不登校施策を強力に推進する。8月25日には開所式が実施され、同市の不登校支援の新たな拠点として、重要な役割を果たしていく」とのことです。(府中市議 ゆうきりょう)

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13 2月

(府中市)こどもの居場所確保支援策を 不登校児童生徒が一人でいつでも安心して過ごせる居場所の確保を求めたい

府中市議会議員(無所属)の ゆうきりょう です。

2月21日から開会する府中市議会の一般質問で、こどもの居場所確保の課題について取り上げる予定です。(私の質疑は2月22日、午前10時30分前後を予定しています)

★地域とのつながりが希薄化しつつある、こどもたちの現状

昨年末の新聞報道によると、政府は「こども家庭審議会、こどもの居場所部会」において「こどもの居場所づくりに関する指針」をまとめ、「遊びや体験活動、オンライン空間も定義に含める」と報じています。また同審議会の部会では「不登校の児童生徒、子どもの自殺者などが増加傾向にある一方、地域とのつながりが希薄化するなど、居場所の必要性が指摘された」とし、「居場所がないことは『孤独、孤立の問題と深く関係する』」「場所、時間、人との関係性すべてが居場所と感じるかは、本人の主体性に委ねられる」とするとあります。こうした状況を鑑み、府中市内におけるこどもの居場所確保の課題について、市に対してその具体的な施策の改善、推進を求めていきます。

①府中市内の不登校児童生徒数が増える今日、こうした子どもたちの居場所としての学びの場、コミュニケーション能力を育む場、日中を過ごす場の確保について、市の現状の方針と施策について。

②今回のこども家庭審議会・子どもの居場所部会による新たな指針改定を受け、市の現状の認識について。

★以前警察から、「不登校児は、児童館や図書館に日中外出すると市民から通報されるからしないように」と指摘されショックをうける

以前、保護者の方から伺った話のなかで「府中市の警察から、不登校児は、児童館や図書館に日中外出すると市民から通報されるからしないようにと言われたとの保護者の方がいました。これを今日聞いて大変ショックでした」というものです。

不登校の児童をもつ保護者の方は、日常公園でお子さんと朝からバドミントンやサッカーをして過ごすことが多々あるそうです。その保護者の方は「家にこもっているより、太陽の光を浴びで体を動かすことが、どんなに健康的なことか当事者でなければわからないかもしれません。ずっとこもって勉強していても、登校することも、体育もないので、体を動かす機会もありません」とおっしゃっていました。

「友だちがいる時間に外に出ても、学校へ行っていないのでなんとなく気まずかったりもします。見られたくないという気持ちも出てきます。これが母子家庭だったら、共働きのご家庭だったらどうなるのか。不登校は悪いことではない。だから不登校児童の外出は、悪いことではないことがもっと知られてほしいです」と語られていたことを、覚えています。

私も先日、国立市内にある「矢川プラス」を少し見学に行きましたが、あのような施設があれば、保護者の方は日常、お子さんを一人でも安心して過ごさせることができると思うはずです。こうした不登校児童生徒をもつ、保護者の方がたの声が、国や自治体を動かしつつある今日、こども家庭庁の新たな方針もうけて、ぜひ府中市内における、子どもの居場所確保の施策の充実について、質疑をしたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情など、また新型コロナ関係でのご要望などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp