13 3月

府中市議会予算特別委員会5日目、総括質疑・・共産党は目黒議員が高野市政を質す

今日(13日)、府中市議会予算特別委員会は5日目、5会派(市民フォーラム、公明党、生活者ネット、共産党、市政会)から総括質疑に立ちました。共産党からは目黒議員が2年ぶりに総括質疑にたち、高野市政について質しました。議論のポイントは、財政基金の有り方、公共施設利用料金有料化について市の考え、オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致に対する市の有り方、教育費の市民負担の有り方、高野市政のこの7年間の有り方など、現在の府中市政に対峙する共産党議員団の有り方を浮き彫りにする質疑をされました。

共産党議員団がこれまで指摘してきましたが、府中市は624億円という巨額積立金をしていることに対して、「過度な積立はやりすぎではないか」と主張、またオリパラやラグビーワールドカップのキャンプ地誘致にも6億円の費用投入の有り方、また府中駅再開発事業と今後の街づくりの有り方、そして高野市長が誕生して以来、行政改革と民間委託化が推進されると同時に、これまで公共サービスを無料で利用できた施策を有料化する施策(受益者負担論)と、他市並み論(他の自治体のサービス水準、有料水準にあわせる)を正面から批判。自治体による行政サービスとは何か、自治体による住民福祉とは何か、自治体による街づくりの有り方は何かということを根本的問う質疑となりました。

目黒議員の「きつい」「厳しい」言い方でしたが、他会派からはヤジもとばず聞いていました。さすが目黒議員の7期目27年にわたる経験と実績に裏打ちされた質疑となり、大変見応えのある質疑だったと私は思います。明日は予備日で、あさっての15日(木)は午前10時から本会議で最終日となります。ちなみに私が18年度市の予算案の賛否採決の討論に立つ予定です。ぜひ市民のみなさん、傍聴においでください。

11 3月

府中市議会予算特別委員会詳報(3日目)

府中市議会平成30年度第1回目の市議会の予算特別委員会の3日目が9日(金)に開催されました。私は衛生費用の問題で住民によるペットボトルの回収問題、ADEの市内設置問題、市内の空き地問題について質疑をしました。ペットボトルの回収では、府中市は現在、行政回収を行っています。そこで私は自治会や町会などによる、住民回収の方策を提案し、あわせて自治会に奨励金をだすことを要望しました。残念ながら市は包装容器リサイクル法のもと、自主回収にするとペットボトルの回収については適切な処理をされないケースもあることなどを理由に自治会、町会に回収を依頼することは困難とのこと。AEDについては市の担当課もセブンイレブンでの設置も検討はしたが、同ショップのアルバイトがAEDの使用について、人の命にかかわることにもなり、アルバイトの方々にはその使用については強い抵抗があり、現段階では難しいとのこと。空き地活用については、国の法制度化などの動きを注視し、市としては現在のところ活用方針はないとのことでした。

今回は残念ながら前向き答弁はありませんでしたが、住民の根強い要望もあることから、今後も国の動向や社会情勢もにらみながら、粘り強く要望、主張していきたいと思います。ちなみに予算特別委員会は12日と13日も開催されます。

09 3月

府中市議会予算特別委員会3日目終了

今日(9日)は終日、市議会予算特別委員会。特別委員会1日目は平成29年度補正予算案が成立(共産党も賛成)、2日目の8日から審議にはいりました。私は市の職員の府中市内在住者率向上策、若手職員の研修内容問題、高齢者の見守りと孤独死問題、貧困ビジネス問題について質疑をしました。また今日は衛生費の問題でペットボトルの回収問題、ADEの市内設置問題、市内の空き地問題について質疑をしました。市内職員在住者率向上問題では、市外に住む職員を府中市内に引っ越してくることを提案し、狛江市で行っている引っ越し助成の費用を設けて市内在住者を促進させることを提案。研修問題では、八王子市の職員研修を取り入れ、高齢化社会と少子化社会、労働力不足に備えた府中市の社会を今後、どうしていくのか、自分の頭で考えることのできる職員研修を提案、高齢者の見守り問題では、不動産協会と市の包括協定締結や民間任意団体と包括地域支援センターとの協力関係構築などいくつかの施策を提案、貧困ビジネス問題では国の法改正にともなって、市の独自の指針策定などを求めました。(今日の質疑の内容は後日お知らせします)

12日、13日と引き続き予算特別委員会が開催され、14日は休みで15日の本会議が最終日となる予定です。

06 3月

府中市議会本会議・・公民館条例改定で積極的議論(定例会11日目)

今日(6日)は府中市議会で本会議が開催され、4つの常任委員会で審議された案件についての本会議採決がおこなわれました。なかでも議論が集中したのは、私も所属して審議が行われた公民館条例の改定についてです。この条例改定のポイントは、これまで社会教育団体に登録する自主活動グループがこれまで無料で使用できたものが、有料化(減額措置あり)されることにあります。文教委員長からの報告をへて、採決を行うのですが、その際、杉村議員(自由)は質疑を行い、反対を表明。また西の議員(生活者ネットワーク)からも反対の意見表明がありました。また稲津議員(府中リベラル)からも、条例改定に対して懸念される意見が表明されました(採決には賛成)。

この間、共産党議員団も繰り返し一般質問でこの公民館有料化問題を取り上げてきましたが、社会教育団体と公民館の「そもそも論」を展開し、また自主グループ団体が公民館を無料で利用することの「大義」を主張してきました。それが議会の他会派の議員の方々にも、一定の世論を広げることができたのではないかと、私は認識しました。

また本会議場で質疑が行われるという機会は正直、あまり少ないのですが今回は杉村議員、稲津議員も積極的に論を展開し、執行部とやりとりをされたことは、市議会に論戦の流れを積極的につくるうえで、大変良かったのではないかと私は思います。いよいよ明日からは5日間(3月7,8、9、12、13日)にわたり予算特別委員会が開催され、3月15日は本会議で最終日となります。

27 2月

議員間同士の議論が活発に展開・・市議会建設環境委員会で修正案が提案されました

【議会の権威、議会側の気概を感じた修正案の提案と質疑のやりとり】

今日(27日)の府中市議会建設環境委員会において、「市立府中の森市民聖苑条例の一部を改正する条例」に対して、同委員会の杉村康之議員(自由)、稲津憲護議員(府中リベラル)から修正案が提出されました。市の提案内容は、同市民聖苑の地下駐車場の使用料金について、「自動車一台・1回1時間までごとにつき、使用料を100円として、1回あたりの使用料の上限を300円とする」というものです。

これに対して杉村、稲津両委員の修正案は「ただし入場から出場までの時間が30分に満たないときの使用料は、無料とする」とあり「使用者(喪主)は、その使用日については無料とする」とするものです。結論からすると、この修正案は否決され、原案が可決されました。杉村議員は修正案の提案説明の際、「先日の委員協議会の際、5名の委員(自民、自由、フォーラム、共産、リベラル)の全員からほぼ共通しての意見(①喪主については免状するべきではないか、②事務手続きで来場した方などのために、せめて30分までは無料にしてはどうか)があったが、行政側はこうした議会側の要望を受けて、提案内容をいっさい修正していないものを提案してきた。これは議会軽視ではないか、そうした点からも今回、修正案を提出した」とされました。

結果は否決されましたが、この審議は1時間15分ほど続き、注目したのは修正案の提案に対して、議員間でのやりとりがあったことです。私にとっては、これはなかなか新鮮な認識をうかがわせるものでした。私も12月議会の文教委員会において、修正案を提案しましたが、この時はさほど議員間のやりとりはありませんでしたが、今回は5人の委員間どうしで質問し、意見をのべあう光景が目立ちました。とかく市議会はおしなべてどこでもそうだと思いますが、行政側の提案に対して、議会側が単に「賛成」か「反対」かの討論に終わりがちではないでしょうか。つまり主導権は提案する行政側にあるのだと思います。

おりしも今、府中市議会では議会改革検討委員会が開催されていますが、こうした議員間どうしの積極的な議論は、個々の議員の資質を高めることにつながると思います。同時に行政側に対しても、議会側が積極的に修正案や条例案を提出することで、お互いが良い意味で「緊張」しあう関係になるのではないかと思いもました。

私は今回の杉村、稲津両委員の姿勢から「議会の権威」「議会の主張」を取り戻そうという気概を感じました。今回の杉村、稲津両委員の積極的な行動に敬意を表したいと思います。