14 6月

府中市 学校の健康診断はどうなっているか・・北九州市の小学校で性的行為の疑い(朝日新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★北九州市の小学校の健康診断で、医師による性的行為?複数の男女児童が被害の訴え

先日の朝日新聞に、「北九州市八幡西区の市立小学校で今月5日にあった健康診断で、複数の児童が学校医の60代の男性医師から『下腹部を触られた』などと訴えていたことがわかった。医師は、医療行為の一環で「性的な意図はない」と説明しているという」との記事がありました。

 同記事によると、この健診は2年生と5年生の計90人が受け、養護教諭ら2人も同席した。医師が胸の音を聴診器で確認し、その際、下腹部にも聴診器をあてていたとのことです。記事によると、「保護者から『子どもが性器を触られたようだ』と連絡があり、7日に学校が児童にアンケートをしたところ、男女18人が『ズボンや下着の中に手を入れられた』『下腹部を触られ嫌だった』などと訴えた。うち男児2人は『性器に指があたった』と答えた」とのです。またこの記事にありますが、文部科学省は今年1月、学校の健診をめぐり「児童生徒のプライバシーと心情に配慮することが重要」とする通知を出していました。

★府中市内の健康診断はどうなっているか

 以前もブログで紹介しましたが、市内の中学校に女子生徒さんを通学させている保護者の方から、お子さんの学校における健康診断の件で、お声をいただきましたので、再度紹介させていただきます。

★どうしてそこまで洋服を捲(まく)らなければいけないのか(中学生の女子生徒をもつ保護者の声)

中学生の子供がおります保護者です。娘は学校の内科健診が男性の先生で数年前からとても嫌がっています。学校医は短時間でたくさんの生徒の診察をしなければならず、洋服を捲ることや、聴診器をあてることなどに細かく気を使っていられないのかもしれません。

しかしながら、娘はどうしてそこまで洋服を捲(まく)らなければいけないのか、とても不信に感じているようです。みんな見られたくないのだから体操着1枚(薄手のTシャツタイプです)の上から聴診器をあてるなり、体操服の下から聴診器を入れてあてるとか、首元から聴診器を入れて鎖骨の下辺りにあてると言った診察ではダメなのでしょうか。また、女子生徒の健診については、どうして女医さんにしてくれないのかと言っています。

★学校医の方々には感謝しているが・・思春期の女子生徒の思いも知ってほしい

健診で傷などの虐待の発見ができるとか、効率の面からも今のような健診がされているのだと思いますし、嫌がっている娘から聞く話で不信に感じてしまうのかもしれません。お忙しい中、学校医を引き受けてくださり、学校に出向いて真剣に診察してくださっている医師の方々には本当に感謝しております。しかし、思春期で心身の成長も不安定でナイーブな中学生です。

女医さんが非常に少ないことは承知しておりますし、女医さんなら大丈夫ということもありませんが、女子の内科健診は女医さんにお願いしたいです。健康診断はスクリーニングなので、内科も診察できる婦人科の女医さんにも学校医をお願いするなど、柔軟な対応を検討くださればと思います。(保護者の方の声より)

~今回の北九州市の件を受けて、健康診断時における子どもたちへの対応は、大変デリケートな問題であり、一度、議会において府中市の学校健診の対応について、質疑をしたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレスyuki4551@ozzio.jp 携帯 090-4136-7642(電話に出られない場合がありますので、その際は留守電にコメントをお願いいたします)

13 6月

府中市 行政サービスに女性目線を・・江東区が専門チーム発足へ 防災、公共サービス全般に女性の視点を

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★江東区長の肝入りで女性職員の専門チームが発足

先日の朝日新聞に防災や防犯などの施策に女性の視点をいかすために、江東区が女性職員によるチーム「プロジェクト・スマイル」をつくり、初会合を開いたとの記事があります。記事では「入庁1年目から7年目の若手で、各部署からの16人が参加。『防災』『安心して暮らせるまちづくり』『公園・道路・トイレなどの公共設備』について、女性への配慮が欠けているものや、加えるべきサービスなどを議論する」とし、議論の成果は施策へ反映するとしています。

記事によると、現在、江東区の女性管理職は14.8%、大久保区長の肝入りでチームが結成され、大久保区長は4月定例会で「能登半島地震の被災地の避難所では、備蓄品の種類など女性への配慮が必要な改善点が複数あった」「女性視点のフィルターを通すことで、区の事業をより有効なものにしていきたい」と話されています。

★府中市でも審議会に女性登用の増加を目指す取り組みも

府中市においても、審議会での女性登用を促進するために、市にデーターバンクを創設しています。数年前の読売新聞の記事では、府中市では市の付属機関である審議会などに女性が参画できる環境を整備するために、「府中市女性人材データーバンク」を創設、30人程度のメンバーを募集しているとしています。この記事では現在、市にある56の審議会には委員数計832人のうち、女性は281人、登用率は約34%とのことです。記事にありますが府中市は女性委員の登用を40%以上を掲げているが、伸び悩んでいます。市としては当面40%以上の登用をめざしています。

★ぜひ防災委員のなかに女性登用を増やすべき

私も以前、議会で市の防災委員のメンバーに女性の多数登用を提案したことがありますが、こうした試みは評価できるのではないでしょうか。自治体の審議会委員というのは「敷居が高い」存在であり、一般的には馴染みがありません。しかし行政の側がこうした「壁」を低くして、募集をすることで少しでも女性の審議会メンバーが増えることは、積極的な姿勢で評価できます。ぜひこうした施策について、行政を後押しする立場で提言などしていきたいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

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12 6月

府中市「ちょこりんスポット」の復活を求める陳情(令和6年6月議会)・・ゆうきりょう(自由クラブ)は賛成、建設環境委員会では不採択へ

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

かって府中駅付近にあった、暫定的な市民向け駐輪施設であった「ちょこりんスポット」について、平成29年7月に廃止されましたが、今も市民の方々からその復活を望む声が多いです。そこで、この6月議会において、市民の方(新日本婦人の会府中支部)から、その復活を望む陳情が提出されました。

~以下、陳情内容~

★自転車の重量化で地下駐輪場に置くのが困難な状況

東京オリンピックに備え、地下駐輪場が整備され「ちょこりんスポッ
ト」が廃止され4年以上がたちます。市内を自転車で移動する者にとっ
て、「ちょこりんスポット」は大変便利で、かつ並木の景観も損なわない
ものであったと感じています。駐輪場は増え便利になったように見えます
が、子どもを乗せるいわゆる「ママチャリ」や高齢者の利用する「三輪自
転車」、「電動アシスト車」などは大変苦労しています。

平場で二段式でない駐輪場は少なく、上下二段式になっている駐輪場で
は下の段から埋まり、空いているのは上段ばかりです。また地下駐輪場
は、スロープの傾斜が険しく上り下りに車体の大型化・重量化で困難が生
じています。高齢者には危険でもあります。

★平場の駐輪場なら、もっと府中駅周辺に買いものに行くことができる

「府中はちょこりんスポットがあったから買物に行きやすかったが、今
は府中駅近くには買物に行かない」、「遠いけれど平場の駐輪場の多いスー
パーマーケットまで行かざるを得ない」という声を今でもよく聞きます。
「郵便局で切手を買うだけなのに駐輪場の空き待ちで並んでいる」とほん
の短時間でもとめられない苦情もあります。一方、夜半になると駅北側は多くの自転車が無秩序に並ぶことも目にします。「ちょこりんスポット」があったときとは違います。「ちょこりんスポット」があったときのほうが高齢者や幼い子どもを育
てながら忙しく暮らす世代に優しく整った「駅前」であったと感じます。「陳情項目、1 けやき並木甲州街道北側の「ちょこりんスポット」を復活すること」(以上)

★(ちょこりんスポットの存在が)放置自転車を無くしたことに貢献した」「市民の駐輪マナーが良くなった」(2017年9月議会の市の答弁)

市の主張では、参道は大国魂神社の所有であり、この地を市がお願いをして、臨時的に借用してもらっていたこと、市としては大国魂神社に返還することを約束していたということもあり、府中駅再開発が完了するまでの約束であったということ。またけやき並木通りの景観への障害や、通行人の安全対策という点から、市としては、ちょこりんスポットの存続には一貫してNOの態度です。

私もちょこりんスポットの存続については、2017年9月議会の一般質問において取り上げた際、市の答弁は「(ちょこりんスポットの存在が)放置自転車を無くしたことに貢献した」「市民の駐輪マナーが良くなった」と認識しています。また市民から「平地の駐輪場」を希望する声を、今も多く伺います。

自由クラブからの委員である、杉村康之議員もこの陳情に賛成の意を表明されましたが(生活ネット・奥村委員も賛成)、他委員の反対により不採択となりました。

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11 6月

府中市 自治会連合会 ・・子育て世帯、事業者への町会加入の促進を(ゆうきりょう市議会一般質問)その3

府中市議会議員(改革保守系無所属、3期目)の ゆうきりょう です。

地域社会の連帯と、地域住民どうしにおける、支えあいの自治組織としての、自治会、町会への加入率が全国的にも減少傾向です。今後の高齢社会、災害時における助け合い、日常のコミュニティーの維持は、共助の役割を高め、持続可能な社会を創造するためにも、重要課題と考え、一般質問で取り上げました。

府中市の自治会、町会への加入率は令和3年4月の54.8%から、直近調査では50.8%へ下がっています。こうした状況を放置するなら、加入率はさらに低下することが予想されます~。(その3)

~子育て世帯への加入促進には、特別の支援策を~

★ゆうきりょう質問⇒ 新興住宅に住む、子育て世帯への加入促進策について、自治会、町会が主催する子育て世帯向けの企画に対する、新たな補助制度の創設、また保育所やPTA連合会などとも連携して、自治会、町会に加入していない子育て世帯に対して、その加入を呼びかける取り組みなど、検討できないか伺います。

●市の答弁⇒ 子育て世帯向け企画に限らず、自治会などが実施する、地域の課題を解決するための取り組みに対しては、東京都の助成制度を活用することができることから、毎年、市から自治会に対し、情報提供を行っているところです。また子育て世帯の自治会加入については、府中市および自治会連合会としても課題ととらえていることから、毎年、地域の祭りや子ども向けのイベントなど各種事業を実施する際に、適時、自治会加入の呼びかけなどを実施していると伺っています。

~自治会活動の拡充のために、空き家活用策を~

★ゆうきりょう質問⇒ 独自の会館をもってない自治会、町会や、自治会活動の拡充のために、空き家活用策について支援策を検討できないか伺います。

●市の答弁⇒自治会活動への支援策として空き家を利活用していただくには、利活用を希望する団体などの要望や空き家所有者の意向などの情報収集と調整が必要となります。近隣市では、自治会活動や様々な活動での利活用を希望する団体などの意向との調整が図れる仕組みに取り組んでいるところもありますが、市では空き家所有などの多くが、今後も使用する、または賃貸、売却などの活用を考えていることから、相続手続きや市場流通するための様々な悩み事に対して相談を受けているとこです。まずはご提案のあった目的などで空き家が利活用できるか、近隣市での先行事例などを参考に、調査研究していきます。

~地域内にある事業者への加入促進で、地域活動に幅を広げるべき~

★ゆうきりょう質問⇒ 地域に存在する事業所(企業、団体など)に対し、自治会、町会への加入促進について、商工会や各種団体とも協力連携し、その加入への働きかけを検討できないか伺います。

●市の答弁⇒ 自治会は、地域内の住民を構成員とした任意団体であることから、企業や団体などの事業者を自治会の構成員として位置付けてはおりませんが、すでに市内の一部の自治会などにおいて、同じ地域内に所在する事業者が、自治会活動に協力したいとの申し出により、特別会員として加入し、連携を図っている事例がありますので、今後、地域の事業者から自治会などへの加入希望の問い合わせがありました場合には、近隣の自治会の情報提供や加入手続きなどについて、自治会連合会と連携して対応していきます。

~自治会への加入促進のために、行政、自治会連合会、不動産業界などが官民協働して取り組むべき~

●ゆうきりょうの主張要望⇒ 自治会、町内また子育て世帯については、最近では、親御さんから自宅を相続された2代目の現役世帯の家が、案外、自治会に加入してくれないという声も聞きます。一方で、こうした世帯も自治会主体の夏祭りなどには、多くが参加されるそうで、自治会との接点はあるわけです。

ちなみ若松町2丁目の関野原自治会では、増えている新興住宅に住む世帯への、町会加入を促進するため、町会役員を中心にプロジェクト班をつくり、加入促進に取り組むと伺っています。

多摩地域では町田市が、市と自治会連合会と、宅地建物取引協会町田支部、全日本不動産協会町田支部と4者の間で、自治会・町内会への加入促進に関する協定を結んでいます。新聞報道によると「両支部の会員業者が市内で住宅販売や賃貸住宅の仲介などをする際、町会への入会をすすめる」とあり、宅建業界町田支部の支部長のコメントとして「一人暮らしの高齢者も増え、我々にも危機意識がある。地域のために協力したい」と述べています。 ぜひ2回目の質疑で提案した内容について、今後、府中市が官民協働による取り組みを強めながら、前向きに検討されることを期待します。

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10 6月

府中市 自治会連合会 ・・自治会応援条例の制定、不動産協会、宅建協会との間で連携協定を締結し、官民協働で自治会加入促進を(ゆうきりょう市議会一般質問)その2

府中市議会議員(改革保守系無所属、3期目)の ゆうきりょう です。

地域社会の連帯と、地域住民どうしにおける、支えあいの自治組織としての、自治会、町会への加入率が全国的にも減少傾向です。今後の高齢社会、災害時における助け合い、日常のコミュニティーの維持は、共助の役割を高め、持続可能な社会を創造するためにも、重要課題と考え、一般質問で取り上げました。

府中市の自治会、町会への加入率は令和3年4月の54.8%から、直近調査では50.8%へ下がっています。こうした状況を放置するなら、加入率はさらに低下することが予想されます~。(その2)

★立川市では自治会応援条例を制定、自治会加入を行政としてバックアップする

~以前読売新聞に、立川市が多摩地域で初の「自治会等を応援する条例」を施行したという記事が掲載、記念のシンポジウムも開催されたとのことです。同記事では「立川市の自治会加入率が50%まで低下、条例によって加入率の上昇を目指している」とあります。

この条例のなかに「不動産仲介業者に、新たに引っ越してきた住民に対して、自治会の情報を提供するなどの協力を求めている」とし、「自治会活動の備品や子どもが参加できるイベントでの補助金制度ももうけた」とあります。またこうした条例を埼玉県所沢市も制定しているとのことです。

私は2018年6月議会で地域住民の孤立死の問題を取り上げた際、市内の不動産業者の方の話をもとに、「家賃の支払いが滞るケースの1つに、その居住者が孤独死しているケースが多々あった」ということを議会で紹介し、一人暮らし高齢者と不動産業者との関係は、とりわけ重要な意義があると指摘しました。

府中市も自治会、町内会への加入率も5割になり、自治会への加入率を絶えず引上げる努力を目的意識的に行くこと、自治会活動に対する行政からの支援策は、今後の高齢社会の進展、災害時などの非常時への備えなど考えると、必須課題ではないでしょうか。

★ゆうきりょう質問⇒ 市として自治会、町会への加入促進、活性化をめざすために、立川市や所沢市などで制定されている、「自治会応援条例制定」(仮称)について、その制定を提案するものですが、市の考え方を伺います。

●市の答弁⇒ 他自治体で制定されている同条例については、地域住民の自治会などへの加入、参加を促すことにより地域コミュニティの活性化の促進、住みよい地域社会の形成に寄与することを目的にかかげ、その実現のために住民、自治会、事業者、行政などの役割について具体的に整理されていると理解している。

府中市においても、他自治体の例にもれず、少子高齢化、核家族化、人々の価値観および生活形態の多様化の影響などから、自治会などに加入する市民の割合は減少傾向にあるととらえていることから、これまでも自治会連合会と連携して、自治会などへの加入、参加促進をはじめ、地域コミュニティの活性化支援に取り組んでいます。こうしたことから、現状、同条例制定の考えはありませんが、引き続き、自治会連合会と協働し、より効果的な施策の検討を進めていきます。

★町田市は不動産協会との間で連携協定を締結、自治会加入を後押している

★ゆうきりょう質問⇒ 一人暮らし高齢者世帯が今後も増えるなかで、地域からの孤立を防ぐために、町田市が実施しているのですが、市と不動産業界、宅建業界との間で、連携協定を締結することを提案しますが、市の考えを伺います。

●市の答弁⇒ 町田市では宅建協会、不動産協会、自治会連合会と連携協定を締結し、賃貸などの契約時に自治会加入を促すチラシを配布することで、自治会などへの加入促進を図っていると伺っています。府中市においても、転入手続きのため、窓口にお越しになられた市民に対して、自治会加入の案内をお渡ししていることから、一定の情報提供はできていると認識しており、あらためて不動産協会などと連携協定を締結する考えはありません。(続く)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールをお寄せください。 アドレスyuki4551@ozzio.jp 携帯 090-4136-7642(電話に出られない場合がありますので、その際は留守電にコメントをお願いいたします)