04 9月

府中市小中学校「 夏季における小中学校教室の室温状況とその対策を求める・・府中市議会一般質問」(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日の府中市議会一般質問で、「夏季における小中学校教室の室温状況とその対策」について、質疑要望しました。

〇ゆうきりょう主張⇒ 今年は6月から猛暑日が続き、学校の教育環境(教室)について、その悪化が懸念されます。府中市ではすべての小中学校の教室に冷房設備が完備しているものの、近年の暑さにより教室によっては、その室温が上昇し、子どもたちの教育環境が悪化しているという事例が散見されています。

この近年の猛暑により、学校教室の室内環境が著しく悪化している、という報道が多数あります。先日も市内の小学校にお子さんを通学させている保護者の方からメールで、お声をいただきましたので、以下、紹介します。

★保護者の声・・誰か児童が犠牲になる前に対策を

「府中市内のある公立小学校では、エアコンの効きが悪い教室が複数あり、最上階の4階はエアコンを19度に設定しても効かず、30度以上のようです。これは5年以上前から変わりません。今年は特に暑いので、1番日当たりのよい南側の教室は34度の日もあり、熱中症になった児童もいました。とても学習ができる環境ではないし、給食を食べる気にもなれず、みな残しているとのことでした。このままでは、熱中症の人は増えるし、重症化しては大変です。断熱改修やエアコン修理などもお願いしたいところです。

エアコンが効く、空き教室がある時は、そちらに移動して授業をしているようですが、その教室でないとできないこともあるし、毎時間の移動は難しいです。とりあえず、明日からの子供の健康を守るため、応急的に何か対策を考えてもらえないでしょうか。簡易的な冷風機など、個人的に持ち込みたいところですが、今すぐできる暑さ対策がありましたら、お願いします。この状況は、だいぶ前からのことなので、根本的な解決を望んでいます。誰か児童が犠牲になり、ニュースになってからでは遅いので、そうならないことを願っています」。(以上、保護者の方からのご意見より)

今年は6月から猛暑日が続いている、子どもの体温は大人より3度から4度程度高いと言われている。教鞭をとる先生も、30度以上の教室では大変なご苦労だと思います。そこで以下3点伺います。

★屋上面に遮熱効果のある塗料を塗布するなどして冷房効率の改善に取り組んでいる(市の答弁)

〇ゆうきりょう質問⇒ 今指摘した、劣悪な教室環境について、当面の策として、教室の室温が指針より高く、劣悪な環境にあると認められる教室は、特別の断熱改修工事などの対策を求めたいが、市の考えを伺います。

〇市の答弁⇒ 校舎の断熱性能の向上を目的として、校舎の屋上・外壁の防水改修工事を実施する際には、屋上面に遮熱効果のある塗料を塗布するなどして冷房効率の改善に取り組んでいるところです。今後も引き続き、良好な教室環境を確保できるよう、取り組んでまいります。

★昇降口などにミストシャワーを設置し、熱中症対策の充実を図っている(市の答弁)

〇ゆうきりょう質問⇒ 取り急ぎ、子どもたちの健康を守るための応急対策を検討できないでしょうか。例えば、 各校への冷水器の設置、個人の児童による冷風機の持ち込みを許可するなど。あるいは猛暑で劣悪な教室には扇風機を数台設置するなどの対策を検討できないでしょうか。

〇市の答弁⇒ ほとんど全ての普通教室には、冷房から出る冷風を効率的に循環させるための補助的な役割として、扇風機を設置しております。また、個人の冷風機の持ち込みは安全上の配慮から認めていないものの、ネッククーラーの使用や水分補給などにつきましては、積極的に認めているところです。更に、室温が高い教室につきましては、状況に応じて、空き教室へ移動して授業を行うなど、運用面の工夫で対応しております。なお、今年度は、新たに、昇降口などにミストシャワーを設置し、熱中症対策の充実を図っているところです。

★熱中症対策は学校生活の健康と安全にとって、最も重要(市の答弁)

〇ゆうきりょう質問⇒ 各学校に対して、夏の教室室温調査の実施と、その結果から対策を講じるべき教室について対策を検討してほしいが市の考えを伺います。

〇市の答弁⇒ 教育委員会は、熱中症予防対策など、学校生活における児童・生徒の健康と安全を確保することは最も重要であると認識しています。このことから、施設整備などのハード面、授業実施計画・内容の工夫や授業場所の柔軟な対応などのソフト面の両面から、学校とも協力して、引き続き必要な対策を積極的に講じてまいりたいと考えております

〇ゆうきりょう意見要望⇒ 先ほど紹介した親御さんの声にあるような、特に劣悪な環境にある教室が、市内には複数個所、あるのではないか、と思われるわけです。この際ぜひ調査して、なにか応急的な対策が必要な教室について、早急の措置を要望します。断熱改修については夏の暑さと同時に、冬場の温熱効果もあるだけに、予算をつけて進めてほしい施策であり、先ほど紹介した、心配されている親御さんの声を、受けとめて、いただきたいと思います。

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

 

 

 

03 9月

府中市職員による私文書偽装事案が起こった背景に迫る(その2)・・府中市は他の自治体より人件費の比率が低く、職員数が少ないないか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市議会第三回定例会の一般質問で、私は「市職員の諸課題」というテーマで質疑を行い、今回発覚した都市整備部職員による私文書偽装事案、またこの5月には同部の職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案をもとに、市職員管理の運用改善について質疑、要望しました。(その2)

★職員をサポートすべき管理職の仕事量が過剰となっているのではないか

都市整備部、計画課職員による私文書偽装事案、またこの5月には建築指導課職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案の発覚もありました。この間の市の報告や対策などを見て、私はその背景にあるのに、個々の職員の資質だけでなく、大きな原因として考えられるのは、現状、総体的に職員数が少なく、特にその影響が管理職にしわ寄せがきているのではないか。職員をサポートすべき管理職の仕事量が過剰となっており、処理すべき業務が滞る傾向になっているのではないか、そうした問題意識から意見、質問します。

★府中市財政・・他の自治体より人件費の比率が低いのが特徴

府中市財政の特徴の1つに、職員人数が類似団体や、近隣自治体と比較して、予算決算に占める人件費の比率が低いのが、特徴です。類似団体との比較で見ると、「人口一人あたり性質別決算状況」では、府中市が9.7%、類似団体が15.1% 近隣市との比較では、決算額にしめる人件費の比率、令和5年度数値ですが、府中市は10.3%に対して、調布市は12.3%、多摩市が13.3%、三鷹市が14%、国分寺市が12.8%という状況です。

★府中市は職員数を減らして運営してきた

またこのことは、11年前の「広報ふちゅう2014年9月21日号」にも述べられています。「行財政改革を実行して、職員数の削減や給与の減額改定、団塊の世代の職員の一斉退職、若年層の職員の比率が高まっていることなどから、平成24年度では114億円まで減少。平成24年度の普通会計歳出決算額に占める人件費の割合は12.6%で、多摩地域26市で比較しても、最も(人件費が)低い割合となっています」として、人件費抑制の成果を主張されています。

★職員によるコンプライアンス違反事案は、人件費抑制策の矛盾が表れではないか

こうした、人件費の抑制策が、その矛盾が何かの形で表面化したのが、今回発覚した事案ではないかと考えるようになりました。今回の私文書偽装事案も、当事者の職員の方は、恐らくわかっていたのではないかと。わかっていて、しかし、そうせざるえない事情があったのではないかと推察するわけです。それは管理職による書類の決裁に、時間がかかり、なかなか事務処理業務がはかどらない、などの事情があったのではないかと。その管理職の職務について、府中市の場合、課長補佐が係長を兼務しているケースが多いのも特徴です。

★係長から課長補佐に昇格しても、仕事と責任は増え残業代はなくなる

府中市の場合、係長職は残業手当がつきますが、課長補佐になると、残業手当が付かない「管理職」扱いになり、「係長兼務の課長補佐」となる方について言えば、これまで係長を務めていた方は、これまでの係長の仕事に加え課長補佐という、管理職の仕事が増え、さらに職務上の責任が問われる立場にもなります。こうして管理職の業務、心理的にも過大になり、スピィーディな業務処理がしたくても、できない、職員をフォローしたくても、する余裕がない、など複合的な、物理的な原因があるのではないか、と考えます。

推察ですが恐らく、管理職の方は、午前中、日中は打ち合わせや会議におわれて、机にむかって書類に目を通して作業をするのが、夕方の5時、5時半ぐらいから、やっととりかかれるのではないかと・・・。ある職員の方からきくと「例えば夜10時ごろ『おもや』を1階から3階まで歩いてみると管理職だけが残っています」という、職員の方からの声も伺いました。

★管理職のなり手がなく、強制的に管理職へ「昇進」させる

こうしたことも影響しているのか、職員のなかで管理職への成り手が少ないことも、以前から課題になっています。府中市では、これまで課長補佐の昇任試験は、係長を対象に実施していましたが、令和4年度から管理職登用の試験を廃止し、強制的に係長から引き上げる方式にしていたと伺っています。

もう1つ気がかりなのが、若手職員の離職者が多いのが目につき、20代、30代など若手世代が離れていることです。将来有望な若手職員が、離職されてしまうのは、府中市にとっても損失なことです。(その3 へ続く)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

 

03 9月

府中市 けやき教室(教育支援センター)への児童の送迎を、児童が独りでも通室できるようにしてほしい(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

先日の府中市議会一般質問で、「けやき教室」へ通室する児童について、府中市では保護者による送迎を義務付けていることについて、保護者からのお声をもとに、質疑要望しました。

★けやき教室への通室に保護者が送迎するのは、不可能に近い(保護者の声)

〇ゆうきりょう主張⇒ 小学校のお子さんを「けやき教室」へ通室を希望されている保護者の方から、この件でもメールでご意見をいただきましたので、以下紹介させていただきます。

~私は、府中市内の小学生の保護者です。子どもの不登校が長くなり、フリースクールなどには通っているものの、学習面では私が、家でドリル、プリントなどをさせて頑張ってきました。ひとり親のため仕事などで時間も限られる中、なんとか他に学習の機会をと、けやき教室への通室ができるよう試行錯誤しているところです。

けやき教室では、「小学生は親の送迎なしでは通えない」とのこと。私の体調不良や仕事の関係もあり、送迎は正直かなりの負担になります。不登校児の親は皆さんそうですが、今までも子どものためにと時間と労力、経済的にも多くを削って子どもの不登校対応に、充ててきました。親の送迎ができない児童は、けやき教室には通えないのでしょうか。それでは、なんのための不登校支援なのかと思ってしまいます。

ひとり親や、共働きの家庭では正直なところ、朝晩の送迎は不可能に近いと思います。他にも、送迎の問題で、けやき教室への通室を、諦めたご家族もいらっしゃるとお聞きしています。例えば文京区では個々の状況に応じた柔軟な対応で、親の送迎なしで、教育支援センターに通うことを可としているようです。せっかくの公的支援、全ての人に平等公平に行き渡るよう、切に要望いたします。(以上、保護者の方からのお声より)

私は、けやき教室の理念を生かすためにも、ぜひ通室を希望されるすべての保護者の方の期待に応えていただけないものかと、思うわけです。

〇ゆうきりょう質問⇒ そこで2回目1点伺います。けやき教室に通室する児童について、こうした保護者の実情も鑑みて、児童個人による通室を認めるべきと考えますが、教育委員会の考えを伺います。

〇府中市の答弁⇒ 小学生の通室については、通室の時刻が児童により異なるため、児童の動向を把握するとともに、安全面への配慮から、保護者の方々による送迎をお願いしているところでございます。なお、本年4月に教育センターが東府中駅前に移転し、これまで以上に鉄道を利用した通室がしやすくなったことを認識しておりますが、児童のみでの通室を許可できるか、慎重に検討しています。

★文京区では、条件をクリアすれば、児童独りによる通室を認める

〇ゆうきりょうの主張⇒ 他の自治体の事例では、都内の文京区の教育支援センターでは、児童の3年生から6年生については、以下の要件を踏まえて児童個人の通室を認めています。

①保護者との面談を数回行い、児童の発達障害の状況を確認、利用する交通機関や通室経路の確認を行うなどの、アセスメントを実施する。

②最終的には保護者から「通室の際の事故は、教育委員会は責任を負いかねること、保護者の責任を明確にする」という趣旨の誓約書を作成して、一筆取るそうです。

文京区では、こうした条件をクリアすれば、今のところ、ほぼ全員、個人の通室を希望する児童については、それを認めているとのことです。先ほど、親御さんの声を紹介したように、共働きの親御さん、なかでも、ひとり親の保護者の方にとって、常時、児童の通室の送迎をすることは困難であるのが、実情です。ぜひ前向きな検討されることを要望します。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

02 9月

府中市職員による私文書偽装事案が起こった背景に迫る(その1)・・職員数が少なく、管理職しわ寄せされているのではないか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市議会第三回定例会の一般質問で、私は「市職員の諸課題」というテーマで質疑を行い、今回発覚した都市整備部職員による私文書偽装事案、また昨年には同部職員が、公文書において、確認審査などが完了していない建築物について、嘘偽の確認済み証を作成していた事案をもとに、市職員管理の運用改善について質疑、要望しました。(その1)

★府中市は他自治体と比較して、総体的に職員数が少なく、管理職へしわ寄せがきている

今回の私文書偽装事案を受けての市の報告や、対策などを見て、私はその背景にあるのに、個々の職員の資質だけでなく、大きな原因として考えられる1つに、現状、総体的に職員数が少なく、特にその影響が管理職にしわ寄せがきているのではないか。職員をサポートすべき管理職の仕事量が過剰となっており、処理すべき業務が滞る傾向になっているのではないか、そうした問題意識から出発しました。

★多摩地域の近隣自治体と比較しても、人件費率が低い府中市

府中市財政の特徴の1つに、職員人数が類似団体や、近隣自治体と比較して、予算決算に占める人件費の比率が低いのが、特徴です。類似団体との比較で見ると、「人口一人あたり性質別決算状況」では、府中市が9.7%、類似団体が15.1% 近隣市との比較では、決算額にしめる人件費の比率、令和5年度数値ですが、府中市は10.3%に対して、調布市は12.3%、多摩市が13.3%、三鷹市が14%、国分寺市が12.8%という状況です。

★市も人件費抑制の成果を広報紙で主張

このことは、11年前の「広報ふちゅう2014年9月21日号」にも述べられています。~行財政改革を実行して、職員数の削減や給与の減額改定、団塊の世代の職員の一斉退職、若年層の職員の比率が高まっていることなどから、平成24年度では114億円まで減少。平成24年度の普通会計歳出決算額に占める人件費の割合は12.6%で、多摩地域26市で比較しても、最も(人件費が)低い割合となっています」として、人件費抑制の成果を主張されています。

★人件費抑制が職員の業務面でのコンプライアンス違反を生んだ背景にあるのでは

こうした、人件費の抑制策が、その矛盾が何かの形で表面化したのが、今回発覚した事案ではないかと考えるようになりました。今回の私文書偽装事案も、当事者の職員の方は、恐らくわかっていたのではないかと。わかっていて、しかし、そうせざるえない事情があったのではないかと推察するわけです。それは管理職による書類の決裁に、時間がかかり、なかなか事務処理業務がはかどらない、などの事情があったのではないかと。

★府中市の場合、課長補佐が係長を兼務しているケースが多いことも、管理職に過剰な業務をさせていることも、原因の1つではないか

その管理職の職務について、府中市の場合、課長補佐が係長を兼務しているケースが多いのも特徴です。府中市の場合、係長職は残業手当がつきますが、課長補佐になると、残業手当が付かない「管理職」扱いになり、「係長兼務の課長補佐」となる方について言えば、これまで係長を務めていた方は、これまでの係長の仕事に加え課長補佐という、管理職の仕事が増え、さらに職務上の責任が問われる立場にもなります。こうして管理職の業務、心理的にも過大になり、スピィーディな業務処理がしたくても、できない、職員をフォローしたくても、する余裕がない、など複合的な、物理的な原因があるのではないか、と考えます。

推察ですが恐らく、管理職の方は、午前中、日中は打ち合わせや会議におわれて、机にむかって書類に目を通して作業をするのが、夕方の5時、5時半ぐらいから、やっととりかかれるのではないかと・・・。ある職員の方からきくと「例えば夜10時ごろ『おもや』を1階から3階まで歩いてみると管理職だけが残っています」という、職員の方からの声も伺いました。

★管理職の成り手がなく、係長を強制的に課長補佐にしている

こうしたことも影響しているのか、職員のなかで管理職への成り手が少ないことも、以前から課題になっています。府中市では、これまで課長補佐の昇任試験は、係長を対象に実施していましたが、令和4年度から管理職登用の試験を廃止し、強制的に係長から引き上げる方式にしていたと伺っています。

もう1つ気がかりなのが、若手職員の離職者が多いのが目につき、20代、30代など若手世代が離れていることです。展望を失って将来性ある若手職員が離職していくのは、大変な損失です。こうした観点から再度、4点について質疑しました。(次回のブログへ続く)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

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02 9月

府中市が学童クラブでの昼食提供サービスを実施へ・・来年度からの実施をめざし、今年の冬季休業期間から試行実施へ(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★現場の指導員に負担が少ない方法での実施を要望(ゆうきりょう)

〇ゆうきりょう質問⇒ 私は昨年の第3回定例会一般質問で、夏休み中の学童クラブにおける昼食提供サービスの実施について質疑、要望しました。その際、市の答弁として「市においても、当該昼食提供に対する保護者からの要望が増えていることを踏まえ、今後、学童クラブ指導員との情報共有、意見交換を行い、実施体制等について検討してまいります」との答弁がありました。その後の検討状況と、実施の見通しについて伺います。

〇市の答弁⇒その後の検討状況ですが、市では、今日までの間、夏休みなど小学校の長期休業期間中における学童クラブでの昼食提供について、学童クラブ指導員との情報共有、意見交換を複数回行うとともに、先進自治体の取組状況などを調査し、実現に向けた準備を進めてきました。また、実施の見通しですが、今年の12月の冬季休業期間から試行的に昼食提供を実施し、(来年度からの)本格実施に向けて運用上の課題等を検証したいと考えています。

〇ゆうきりょう主張⇒このテーマについては、これまでも一般質問で、複数回取り上げてきました。以前の一般質問においては、三鷹市の手法について、学童クラブの現場で働く指導員の方々に、なるだけ負担をおわせないような手法を、参考事例として要望、提案しました。保護者の方々から大変要望の多いテーマであっただけに、市が今後実施することを前提として試行的に行うということで、期待しています。

~府中市は、市内の公設学童クラブでの昼食提供について、来年度からの実施をめざすことを答弁しました。今後のスケジュールなど(業者の選定、実施時期など)については、市から報告がありしだい、私のブログでも掲載します。(ゆうきりょう)

※ゆうきりょう が昨年9月議会で三鷹市の手法を提案要望した内容について

●ゆうきりょう主張⇒ この問題で、一番の壁は人手の数だと思います。放課後児童クラブの職員も手いっぱいの体制でやっているので、さらにこの業務も加わるとなると、これはお手上げだと、これが現状だと思います。

そこで、隣の三鷹市が今年度から、このサービスは始めたのですが、市の担当者に伺ったところ、①市は保護者に弁当業者を紹介する(弁当は1食500円前後)、②弁当の注文と代金のやり取りは、保護者と弁当業者で直接行ってもらう、③市は保護者に対して「市は弁当のアレルギー対応はしていない」ことを伝えている、④弁当の配食について、保護者の立ち合いなど、はしておらず、配食は職員と子どもたちが行う。現状、放課後児童クラブの現場職員からは、業務の負担に対する声をないそうです。

●ゆうきりょう再質問⇒ 三鷹市の放課後児童クラブのやり方を参考にした、夏休み(長期休み)の弁当昼食サービスの提供、および、配食にかかる人手確保を確保する場合において、その財源について、子ども子育て応援基金を財源にした、やり方を提案しますが、市の考えを伺います。

●府中市の答弁⇒ 学童クラブでの夏休み等長期休暇中の昼食提供において、保護者と昼食提供事業者とが直接契約し、注文や集金を行う仕組みについては、三鷹市をはじめ、複数自治体の事例を把握しており、現場で働く学童クラブ指導員の負担を過度に増やすことのない、有効な手法の一つであると評価しております。市においても、当該昼食提供に対する保護者からの要望が増えていることを踏まえ、今後、学童クラブ指導員との情報共有、意見交換を行い、実施体制等について検討してまいります。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

※府中市の令和8年度予算案への要望を募集・・・市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。 ★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス yuki4551@ozzio.jp まで

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口

※原則、朝8時まで