09 12月

府中市 府中市では子育て世帯にデジタルギフトを送付します・・物価高騰対策子育て支援事業(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

府中市では、物価高騰に直面する子育て世帯の負担軽減のために、独自の臨時的支援策としてデジタルギフトを支給します。

問い合わせ先・・府中市物価高騰対策子育て世帯支援事業事務局コール

電話0570-023-732 平日の午前9時から午後5時まで

1,支給対象・・平成19年4月2日以降に生まれ、令和7年9月1日時点で市内在住の子どもの保護者

2,支給内容・・対象となる子ども1人につき1万円分のデジタルギフト

3,支給方法・・12月5日までに、対象となる子どもが属する二次元コードをスマートフォンなどで読み取り、デジタルギフトを受けとってください。お知らせが届かない場合やスマートフォンなどをお持ちでない方は、同コールセンターへご連絡ください。

4,受け取り期限・・令和8年2月28日(土)

★詳細はHPをご確認ください。 物価高騰対策子育て世帯支援事業(デジタルギフトの支給) 東京都府中市ホームページ

★この事業は、国の物価高騰対策重点支援地方創生臨時交付金を活用しています。

※市議会議員 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※市議会議員 ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口、※原則、朝8時まで

 

 

09 12月

府中市 物価高騰の今日、小中学校の給食における米飯の提供はどうなっているか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★「給食に占める米飯の価格が3倍超に」(福岡市)「米飯提供を週3回から2回に減らす」(大阪府交野市)

先日の読売新聞多摩版に、お米の物価高騰が学校給食にも影響を与えていることを伝えています。記事では「米飯の一部をパンに切り替えた市もある」とし、「政府は来年度から小学校の給食を無償化する方針だが、止まらない物価高騰に現場では危機感が広がる」としています。

また同記事では福岡市の動向について「市は今年度、小中216校分の米飯に約13億円を投じた。22年度(約9億円)の5割増で、市立小では1食に占める米飯価格の割合が3年前の25%から32%に上昇した。市は保護者から集める給食費を据え置いており、25年度に肩代わりしたのは3年前の4倍以上となる約17億円。市の関係者は『早く米価が落ち着いていほしい』と気をもむ」と話しています。また大阪府の交野市でも、週3回から2回にお米の給食提供を減らしたとのことです。(参考、読売新聞12月6日付記事)

★栄養量と食材の質、給食の量を維持しながら(給食の)経費を節減できるようする・・府中市学校給食担当者

今年9月の府中市議会の第3回定例会(9月議会)の決算特別委員会の質疑のなかで、「令和6年度の学校給食における米不足や物価高騰への対応」を問う質疑がありました。

★府中市の答弁(給食センター副所長)⇒ 納入指定業者から十分な量の米を確保できなくなったため、公益財団法人東京都学校給食会に相談し、令和7年2月から当該団体を通じて米を調達するようにした。また、食材価格の高騰には、栄養量と食材の質、給食の量を維持しながら経費を節減できるよう、味を損なうことがない範囲で、使用する部位の変更などを行った。今後も物価高騰の状況は継続するものととらえており、食材調達の手段の多様化や献立の工夫により、これまでとおり安全、安心でおいしい給食を提供していきたい(府中市議会だより、25年11月1日号から)。

~市の答弁を伺い、物価高騰の中、予算の範囲内での対応をご苦労されていることが伺えます。今後は経費削減に努めながらも、給食予算を増額することで、味を損なうことがない給食の献立を実現するほかに、手立てはないと思われます。(ゆうきりょう)

★府中市が姉妹都市、佐久穂町(長野県)から学校給食用のお米を定期購入へ

東京新聞9月4日付ニュースによると、府中市は、「市内の小中学校の給食用として、姉妹都市の長野県佐久穂町を産地とするコメを今年10月に購入すると発表した」とのことです。「全国的なコメの供給不足と価格高騰を受け、安定的な確保のために調達経路の多様化を図ることが狙い。同町のコメ農家の支援にもつながる」として、「市は、同町をエリアとするJA佐久浅間が調達した同町産米など約4トンを購入(金額は非公表)。府中市立学校給食センターが市内小中学校33校の学校給食に使う。市は、この取り組みを来年度以降も継続する方針。同町とJA佐久浅間の協力で、府中市の学校給食向けに新たなコメの作付けもする予定」と報じています。市の担当者は「児童生徒には姉妹都市を身近に感じてもらうとともに、持続可能な給食の運営を目指す」と話しています。(参考、東京新聞9月4日付インターネットニュース)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口、※原則、朝8時まで

 

 

 

08 12月

府中市 新総合体育館は府中市の地域経済活性化、都市間競争で優位に立つ切り札になりうるか(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★府中市の新総合体育館は、大規模スポーツ施設になる

昨日のブログで令和15年度に供用開始で計画されている、府中市の新総合体育館(以下、新体育館)について、今後の見通しをどう考えるかについて、意見が分かれると思います。新体育館は5000席、面積で最大28000平方メートルを要する大きなスポーツ施設であるのが特徴です。同時に飛田給にある京王アリーナと競合する施設であり、コンサートなどの催しについては、近くに芸術劇場もあり、それとの競争があるだけに、集客が期待できる魅力的なプロやアマのスポーツ試合、観客が呼べるコンサートなどの催しものをどれだけ開催できるかがカギです。

★新総合体育館に対して懸念される点

①市民にとってのメリットとは・・府中市は新体育館は「市民がするスポーツ」と「市民が健康増進を図れる施設」もめざしているが、「見るスポーツ」との両立は可能か。また施設の興行活用と市民活用のバランスがどれだけとれるのか。

②一方で新総合体育館と似た性質の施設として、近隣には飛田給の京王アリーナが(市民利用ができる点は京王アリーナと違う)、また近くには府中市芸術劇場もあるなど競合施設があるので、競争が激しいこと。

③いったん建設すると、その後の音響設備や建物などの維持管理に通年的コストがかかる(ランニングコストの増大の懸念)

④近年の物価高騰により、建設工事事業費が今後、どれだけかかるかの見通しが、現状でわからない点も心配。

⑤新総合体育館の最寄り駅が、京王線東府中駅で徒歩15分~20分程度かかり、観客にとって微妙な距離であること。

★新総合体育館完成の8年後の日本経済、社会情勢はどうなっているか

新総合体育館については、「新たな魅力の創出により都市間競争力の向上につながる活用を図る」というコンセプトが、方針の柱の1つにありますが、プロスポーツチームの試合を多く招聘することで、府中市内に人流をつくり、地域経済活性化を図ることで、近隣市との都市間競争で優位に立つことが目的と思われます。

しかしながらここで懸念される点が、完成と共用開始が8年後(令和15年度)という点です。果たしてその8年後の日本経済と社会情勢がどうなっているか、この点は誰にもわかりません。しかし現状言えることは、あまり明るい日本経済、社会情勢にはなっていないのではないかということです。今日では急激な物価高騰が日本経済と国民生活を直撃していますが、新体育館の工事費用がどれだけ膨らむかわか、わからないという点が気がかりです。現に新体育館の基本構想段階で、予想される事業費を見込むことはできませんでした。

これだけの大型、多機能スポーツ施設を建設するにあたり、最悪の事態も想定すること、同時にそうした事態が起きた場合、どのような方針と施策を行うことで事態の打開を図っていくのかが問われます。一歩間違えば、市の借金とその後の運営コストだけが残ってしまった、市財政を圧迫するという事態になりかねません。

★大型公共工事が多い府中市で、投資的経費のさらなる傍聴で市の財政を硬直化させる懸念はないか

現状、府中市財政はどの指標を見ても合格点以上の優秀な指標数値ですが、1つだけ気がかりなのは、類似団体(財政、人口規模が同様な自治体)と比較した場合、投資的経費の割合が群を抜いているという点です。決算額構成比で見た場合(令和4年度決算)、府中市は16.8%、類似団体は8.7%という数値で、倍以上の数値です。これは現在の府中市には、大型公共工事が多く集中していることを意味します。

この原因として考えられる主なものとしては、①現在事業を行っている新市役所の建設費用、②学校施設改築事業費用の支出が膨らんでいることが考えられます(今後30年間かけて市内の学校を改築整備する予定)。さらに今後は分倍河原駅の再整備計画、市民聖苑やリサイクルセンターの改修工事費、さらに今回の新総合体育館の建設が加わるのですから、投資的経費の数値はさらに膨張します。そうなると市債(市の借金)の発行額が増えていくことになるでしょう。ここに日本経済の状況、今日的言えばインフレ物価高騰による資材単価と人件費の急膨張という要素が加わることで、市債発行額は膨らんでいくわけです。その結果、財政の硬直化(借金返済の割合が高くなり、市民向け行政サービスの削減につながる)という事態も予想されます。

★より緻密な方針と具体的施策で最悪の事態をカバーできる対策を

さきほど指摘したように、8年度の日本経済、社会経済状況がどうなっているかによります。私も府中市が都市間競争に優位に立つことをめざす点については、同意見です。同時に新総合体育館の方針と具体策について、それがより緻密で戦略的な方針に基づくものでないと、府中市の財政悪化と行政サービスの停滞という、最悪の事態に陥れる、引き金にもなりかねないことについて、最新の注意を払わなばならないと感じています。この点について、今後も政策提案したいと思います。(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口、※原則、朝8時まで

 

 

 

07 12月

府中市 基地跡地留保(浅間町)に計画予定の市立新総合体育館の基本構想の特徴・・5000人規模の大規模多機能アリーナ施設(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

現在、矢崎町にある市立総合体育館は、新総合体育館として令和15年度中に浅間町の基地跡地留保地に移転される予定ですが、その新総合体育館の基本構想が市から公表され、市議会において複数の議員の方による一般質問で質疑が行われました。

★旧総合体育館の機能にプラスして、大規模多機能アリーナがあることが特徴

①面積と規模・・25000~28000平方メートル、5000人規模収容予定、メインアリーナは5000人席 施設内にはレストラン コンビニなど多様な集客施設をいれる予定。また国立競技場第二体育館、スポルタアリーナ八王子と同規模面積

②事業費は未定、基本計画の策定と公表は令和9年度中、留保地内の周辺公園施設などの中身も同時期に発表。

③新体育館に対する市の考え(コンセプト)・・旧総合体育館の機能にプラスして、大規模多機能アリーナがあることが特徴、トッププロスポーツチームの試合を開催することで、市民に身近に感じてもらい、スポーツへの参加意識高揚を図り、同時い街のぎわいの創出と市内経済活性化をめざす。

またプロスポーツチーム(バスケット、バレーボールなど)のプロリーグの試合の需要が見込めるので、今後プロスポーツチームの意向を調査する予定。またコンサートなどのイベント開催も可能。

★新総合体育館に対する懸念

①市民にとってのメリットとは・・「市民がするスポーツ」と「市民が健康増進を図れる施設」もめざしているが、「見るスポーツ」との両立は可能か。また施設の興行活用と市民活用のバランスがどれだけとれるか。

②一方で新総合体育館と似た性質の施設として、近隣には飛田給の京王アリーナが(市民利用ができる点は京王アリーナと違う)、また近くには府中市芸術劇場もあるなど競合施設があること。

③音響設備や建物などの維持管理に通年的コストがかかる(ランニングコストの増大の懸念)

④近年の物価高騰により、建設工事の事業費がどれだけかかるかの見通しが、現状でわからないこと。

⑤新総合体育館の最寄り駅が、京王線東府中駅で徒歩15分~20分程度かかり、微妙な距離であること。

★基地留保地内に①幹線道路の新設、②自然環境保全エリア、③生涯学習センターや平和の森公園など既存施設と一体となった土地利用を検討するエリアに分割

米軍の通信施設の国への返還によりその土地利用計画が全面的に変更になった、浅間町の基地留保地跡地活用計画について、新たな基本構想が示されましたが、この活用の方向性について府中市は、①美術館通りと小金井街道を結ぶ幹線道路の新設、②オオタカなど保護する自然環境保全エリア、③生涯学習センターや平和の森公園など既存施設と一体となった土地利用を検討するエリアに分割にする計画です。

★新たな魅力の創出により都市間競争力の強化につながる活用策としての、新総合体育館の基本構想

今回の基地留保地の跡地活用にあたり府中市の考え方として、①少子高齢社会をみすえ人口構造の変化に対応した各種施策の展開に向けた活用を図る、②周辺市民の生活環境の向上、③新たな魅力の創出により都市間競争力の向上につながる活用を図るとしています。④市民交流の促進などをメインに多種多様な行政ニーズに応え、将来にわたり市全体の魅力の向上に寄与する土地利用を図る「緑豊かなまち」「スポーツタウン」「文化、芸術のまち」などのブランドイメージを高める将来を見すえた地域および市全体の活性化に資するエリアとすることを方針としています。

★基地留保地内にある通信鉄塔の解体はすでに解体作業がスタート、来年2月にかけて実施

①今年度に解体予定の通信鉄塔について、国はオオタカの非営巣期間である7月から来年2月の間で足場や養生などを準備した上で、解体工事を実施していくとのことです。なお、通信鉄塔の塗料には低濃度のPCBが含まれておりますが、解体に際し、塗料が飛散しないよう適切な対策を取りながら鉄塔を切断し、専門業者が処理施設へ運搬し処分する予定です。

★パラボなアンテナの解体も今年度中から実施へ

②次に、解体時期が未定となっていたパラボラアンテナについても、国は今年度のオオタカの非営巣期から解体作業を進めます。しかしながら、工事着手に向けて現地を再確認したところ、パラボラアンテナの塗料にも低濃度のPCBと鉛が使われていたことがわかったため、現在、有害物質を含む解体方法については検討中とのことです。市としては、通信鉄塔を解体する防衛省および、パラボラアンテナを解体する財務省ともに、有害物質の撤去の際に近隣住民への周知と影響が及ばないよう適切な対応を図ります。

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口、※原則、朝8時まで

 

 

 

06 12月

府中市 不登校児童生徒・・文科省が不登校児童生徒の教育課程について、柔軟な対応方針を掲げる(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

★不登校児童生徒の学習意欲を重視し、学習内容や授業時数を柔軟に設定できる

先日の読売新聞に「不登校 教育課程柔軟に」「文科省案 学習内容や授業時数」との見出しで記事が掲載されています。記事では「文科省は、不登校の小中学生の状況に合わせて編成できる特別な教育課程での教育活動や授業時数の方向性を、中央教育審議会の専門部会で示した」とあり、「児童生徒の学習意欲を重視し、学習内容や授業時数を柔軟に設定できるようにする」としています。

★個別に応じた教育活動で、体験活動、コミュニケーション能力を高めるトレーニングを検討

同記事によると、文科省が示した案では、「教育活動を『教科学習』と『個別の実態に応じた教育活動』に分類。教科学習は、「下の学年の学び直しや、オンライン配信の授業への参加などを設定し、一部の教科だけでも特別の教育課程として認める」とあります。この個別に応じた教育活動では「児童生徒の関心に応じた体験活動や他者との交流、コミュニケーション能力を高めるトレーニングなどを検討」するとあり、また授業時数は「校長が児童生徒の状態に合わせて柔軟に設定できる仕組みとする。年度途中でも、週単位や1日単位で授業時数や内容を見直せる方針も示した」そうです。

★現状の「学びの多様化学校」の教育編成を補完する教育活動に重点

また対象時期は、「学校を休み始めた時や、不登校からの回復期を想定。教育活動や授業時数は、学習意欲や必要な支援を個別に把握して、総合的に判断する」としています。なお記事によると、特別の教育課程の編成については現在、「不登校の児童生徒が通う『学びの多様化学校』で認められている。だが、在籍校の別室や校外で学ぶ教育支援センターでは特別な教育課程を編成できず、計画的な指導が確保されていないケースもあり、課題となっている」としています。(参考、読売新聞12月4日付記事)

~文科省による不登校児童生徒の教育活動について、新たな方針が示されましたが、なかでも「児童生徒の関心に応じた体験活動や他者との交流、コミュニケーション能力を高めるトレーニングなどを検討」「授業時数は「校長が児童生徒の状態に合わせて柔軟に設定できる仕組みとする」という内容について、大変重要です。その意味でも、自治体の教育委員会が増え続ける不登校児童生徒の教育学習の中身について、責任を負える範疇をこえており、民間との連携は必要不可欠な課題であると感じています。この点について、先日の市議会一般質問で取り上げたので、その部分について再掲いたします。

◆ゆうきりょう2回目質問② ⇒ 府中市は、フリースクールなど民間施設へ通う、児童、生徒の出席扱いの判断基準についてはどうなっているか。

◆府中市教育委員会答弁⇒ 文部科学省は、不登校児童・生徒の指導要録上出席扱いとする際の要件を示しています。具体的には、民間の相談・指導施設であっても、本人や保護者が希望するとともに、不登校児童・生徒に対する相談・指導を行うことを主たる目的としていることや、専門的知識と経験を備えた指導スタッフが指導に当たっていること、学校と緊密な連携を図って指導に当たっていることとしています。各学校では、校長がこの要件に基づき、指導要録上、出席扱いとするかの判断をしております。

★「自治体と民間事業者と連携した取組については、今後、他市の動向を注視し、研究する」

◆ゆうきりょう2回目質問③⇒ 近年、複数の自治体で、都内では板橋区、国分寺市で民間企業と連携して不登校支援を実施しているが、こうした民間NPO法人などとの連携による不登校支援の具体策を、府中市でも実施を提案したいが、市の考えは。

◆府中市教育委員会答弁⇒ 本市においては、これまで不登校児童・生徒の社会的自立をめざし、個々の状況に応じ、多様な学びの場の確保に向け、学びの多様化学校「かがやき」、全ての市立小中学校に設置した「サポートルーム」、東京都と連携した「バーチャル・ラーニング・プラットフォーム」、青少年・コワーキングスペースの利用など、様々な市独自の関連機関と連携した支援策を講じております。なお、民間事業者と連携した取組については、今後、他市の動向を注視し、研究してまいります。

◆ゆうきりょう意見主張要望

 1,教育委員会、学校と民間との連携による効果と課題について

①効果: 文部科学省の調査では、民間連携によって「子どもが自発的に学び始めるケースが増えた」「家庭とのコミュニケーションが円滑になった」といった成果が報告されています。

②課題: 公的支援と民間支援の役割分担や連携の具体的な進め方には地域差があります。

③板橋区 不登校支援を行うNPO法人と連携し、オンライン支援の試行を開始しています。

④国分寺市 不登校の子どもを支援する日本財団とNPO法人による、新たな実証事業に、国分寺市が参加。「子ども1人1人がどんな状況にあり、どんな要望があるのかを情報集約し、ニーズに応じた支援につなげる」として、「フリースクールとの連携も強化し、不登校の子どもたちがより学びやすい環境を整える」(東京新聞報道)。今後、府中市としても民間との連携による、不登校児童生徒への支援策について、ぜひ参考にすべきではないかと思い、検討のほど要望します。(府中市議 ゆうきりょう)

※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202

※ ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。市政相談、生活相談なども受け付けています。なお雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。お気軽にお声をおかけください。

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