11 4月

府中市 不登校児童、生徒・・不登校の小中生に寄り添う学習計画を、文科省が方針(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党)の ゆうきりょう です。

★学校内の居場所、学び場にいる児童、生徒の学び直しの教育を実施

今朝の朝日新聞に文科省が「不登校の小中生ごとに、学習の計画づくりや評価をできる仕組みが新設される方向」とあり、「今は学校ごとに独自の教育課程が認められている一部の特例校を除き、多くの学校では不登校の子どもの状況を十分に反映できていないという課題がある」として、「教育支援センター」学校内で教室以外の居場所や学び場として設けた「校内教育支援センター」で少した子どもを想定しているとあります(民間のフリースクールなどに通う子どもは対象外)。

記事によると「文科省案では、教育支援センターの指導員らと学校担任らが連携して、個別の指導計画を作成」「通常より授業時数を減らしたり、『学び直し』の適切な評価ができたりするようになる」としています。またそうした評価は高校入試でも活用できる方向で検討されているそうです。一方で「指導計画の策定や評価を担う人材の確保、学びの質の担保などの課題があり、具体的運用については今後議論される」そうです。

★その実現にはハードルがある・・学習計画をつくり、評価できる人を確保できるか

一方で記事(28面)では、「実現にはハードルがある」として、①子どもの受け入れ場所が十分でないこと、②教育支援センターや校内の居場所、学び場で、子どもごとに学習計画を作り、評価できる人を確保できるかどうか。「センターなどに配置される人は『教員免許を持っていない人もいる』(文科省担当者)」、③評価のありようが難しいことで、「学級で授業を受ける子どもと同列に扱わないなら、内申点をどうつけて、高校入試でどうあつかうかが課題にある。これについては「何らかのガイドラインをつくると思う」(文科省担当)。

全国的に不登校児童、生徒数が増え続け23年度は34万6000人をこえています。府中市においても児童生徒数あわせて600~700人はいると想定され、とくにコロナ禍でさらに増えたのが特徴です。

府中市でも「不登校特例校」(中学)を設置しましたが、そこで学べるのは一部で、多くの生徒が自宅、あるいは民間のフリースクールで過ごしているだけに、今回の文科省方針がどの程度徹底されるかは、わかりません。

また府中市には不登校児童、生徒の居場所として、市内すべての小中学校に「サポートルーム」がありますが、文科省方針をこのサポートルームで実施するとなると、不足している教員数の実態など考えた場合、ハードルが高いと思われます。今回の文科省方針を受けて、また府中市の教育委員会からも具体的な指針があると思われますので、議会でも質疑要望していきたいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、教育など、なんでも結構です。メールアドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします)

10 4月

府中市 むさし府中商工会議所とも連携して、米国高関税問題に関する特別相談窓口の開設を(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党) の ゆうきりょう です。

★八王子市、大田区、品川区などで商工会と連携して相談窓口開設

今朝の読売新聞多摩版に、都内の自治体で「米関税受け相談窓口続々」との記事が掲載されています。記事では「米国のトランプ政権による『相互関税』などの高関税政策を受け、多摩地区や町工場などが集積する自治体では、中小企業などからの融資や支援などについて無料で相談に応じる窓口の開設が相次いでいる」としています。

記事のなかで、八王子市が相談窓口を開設し、「八王子商工会議所内に置かれ、同商工会議所の相談員が資金繰りなどの相談に応じる」「市産業振興推進課は『今後どうなるかわからないが、コロナ禍の時に受けたような最悪の影響を念頭に置いて対応していきたい』」とあります。

また大田区でも特別相談窓口を開設「融資を斡旋したり、弁護士や中小企業診断士といった専門家を紹介したりする」としています。他にも品川区は区立中小企業センターに特別相談窓口を設置、中小企業診断士たちが対応をするそうです。

★企業城下町、府中市も早急に対応を

府中市においても、こうした対応をすぐに行うべきと考えます。府中市は東芝、NECサントリー、キューピなどをはじめとする大手製造業の企業が立地されているのをはじめ、日銀やソフトバンクのデーターセンターなどもある企業城下町でもあります。また中小零細企業、サービス企業も立地されていることから、今回の米国による高関税政策により、府中市内の企業収益構造の変化も予想されます。府中市においても、商工会議所とも連携して、ぜひ早急に相談窓口の開設を行うべきではないでしょうか。この問題について、ぜひ6月議会で取り上げたいと思います。

★国も全国に「よろず支援拠点」「価格転嫁サポート窓口」を設置へ

国においても昨年、中小企業庁は7月から中小・小規模事業者の経営上のあらゆる相談に対応するために、全国に「よろず支援拠点」として「価格転嫁サポート窓口」を開設、中小企業などに対する価格交渉に関する基礎的知識の習得、支援、価格転嫁を進めるサポート体制の充実などをあげています。この体制構築については、商工会議所、商工会などの地域支援機関に対して行い、教宣、広報支援を行っていくそうです。

私も府中市長あての予算要望書のなかに中小零細企業に対する自治体支援策について要望したことがありますが、積極的な回答ではありませんでした。府中市はむさし府中商工会議所とも日頃から、協力している関係もあり、米国関税問題とあわせて、国による中小企業の価格転嫁、勤労者の賃上げ実現にむけて、商工会議所との積極的な関与、協力連携、具体策について求めていきます。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、教育など、なんでも結構です。メールアドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします)

10 4月

府中市は日本たばこ産業株式会社と「喫煙環境整備等に関する連携協定」を締結し、喫煙マナー向上、街の環境美化の取り組みを進めています (府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党)の ゆうきりょう です。
府中市は昨年11月に、日本たばこ産業株式会社との間で「喫煙環境整備等に関する連携協定」を締結しています。この協定は、日本たばこ産業株式会社と府中市が連携し、相互に協力して官民協働による取組を推進することにより、地域の喫煙マナーの向上並びに公共の場所における歩きたばこ及びポイ捨てをなくすことを図り、もって環境美化、快適な空間及び清潔な地域環境を確保することを目的として締結したものです。

★連携事項

①環境美化に関する事項、②喫煙マナーの啓発事項、③喫煙に係る環境整備の提案に関する事項、④上記の事項のほか、目的を達成するため、協議により定める事項

ファイルダウンロード 新規ウインドウで開きます。喫煙環境整備等に関する連携協定書 (PDF:130KB)

~私もたばこのポイ捨て禁止など、街の美化に関する課題について市議会でも取り上げてきました。

★ゆうきりょう質問⇒ 西武線多磨駅周辺の環境美化対策(たばこのポイ捨対策)の現状について伺います。

●府中市の答弁⇒ 市民の良好な生活環境を確保することを目的に、まちの環境美化条例を定めており、多磨駅周辺に限らず市内全域の道路、公園など公共の場所におけるごみやたばこのポイ捨てを禁止しています。多磨駅周辺における具体的な対策としては、地域の方などが行う美化活動に対するごみ袋の無料配布と収集したごみの回収の支援のほか、パトロールを適時行い、ポイ捨て行為に対する指導などを実施していますが、一部のマナーの悪い者によるポイ捨てが行われていることは認識しています。

★ゆうきりょう質問⇒ 多磨駅周辺の環境対策について、現状、周辺住民(とくに朝日町の住民の方)の方々による善意により、ポイ捨てされている、たばこやゴミの掃除がされています。とくに、たばこのポイ捨てが多く、受動喫煙の危険性もあるが、多磨駅周辺地域について、このエリアを喫煙禁止路線にすることを提案しますが、市の考えを伺います。

~「多磨駅周辺に限らず、環境美化推進地区の拡大について検討していく」(市の答弁)

●府中市の答弁⇒ 市では、環境美化の推進を重点的に実施するエリアとして、府中駅周辺など5地区を環境美化推進地区に指定しております。環境美化推進地区は、条例で当該地区の指定要件を定めており、喫煙禁止路線は、当該地区内で喫煙を特に禁止する必要があると認める道路を指定しております。多磨駅周辺につきましては、推進地区の指定は行っておりませんが、多磨駅周辺に限らず他路線の駅周辺においても同様の意見がありますので、環境美化推進地区の拡大について検討してまいりたいと考えております。

~多磨駅は今後、「ららぽーと」が開業される予定もあり、街の美化問題は重要課題でもあります。なかでも、たばこのポイ捨て禁止は中心課題です。ぜひ府中市と日本たばこ産業との間で締結した連携協定を、実際にいかす取り組みについて、今後、市に対して要望提案したいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)

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09 4月

府中市 カスタマーハラスメント(カスハラ)防止・・都のカスハラ防止条例施行をうけ、自治体も指針の策定を(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党)の ゆうきりょう です。

★よりよい行政サービスを提供するため、職員の働く環境を守っていく(杉並区、岸本区長)

昨日の読売新聞多摩版に杉並区が来庁者などから理不尽な要求をつきつけられる「カスタマーハラスメント」に対応する職員向けの基本方針を策定してとの記事があります。

記事ではこの4月から東京都がカスハラ防止条例を施行したことをうけ、岸本区長は「よりよい行政サービスを提供するため、職員の働く環境を守っていく」として、基本方針では「警察への通報なども含め毅然と行動し組織的に対応します」「不当要求の受け入れは、たとえ上司からの命令や議員からの要求であったとしても法令違反などにつながることを職員は自覚します」など、4つの項目をあげているとあります。また区はHPで情報発信するなど、区民にも基本方針を周知してくとしています。(参考、読売新聞多摩版4月8日付)

★一方で顧客からの正当な権利は侵害しないよう、留意しなければならない

また以前の新聞記事ですが、カスハラ防止対策については、労働組合の連合東京などから要望を受けて検討会を設置、法律家、労働団体、経済団体などと議論を行い、条例の制定になりました。

この記事にもありますが、最大の課題は消費者の権利保護だったとし、「消費者が委縮したり、正当なクレームが排除されないような配慮規定が必要」「都が条例案に『顧客などの権利を不当に侵害しないように留意しなければならない』との文言を入れたのは、これらの慎重論を踏まえたもの」とあります。また同記事によると、「都議会の委員会では『正当な都民の抗議や要望とカスハラの線引きをどうするのか』といった意見がでた」とあります。

★民間の接客業からは歓迎の声

接客の現場は歓迎する声が多数で、「従業員もお客様と同じ人間、『カスハラはだめだ』という理解が広がるきっかけになってほしい」との声を紹介しています。記事ではサービス業の働く人たちを組織するUAゼンセンが6月に公表した調査結果では、「従業員3万3133人の46.8%が『直近2年以内にカスハラ被害にあった』と回答、迷惑行為については、約3分の1が『増えている』と答えた」そうです。また同記事では厚労省の有識者検討会では、カスハラ対策については、今後、企業に対策を義務づける法制化が必要と提言、対応する民間企業も厳正に対処する方針を打ち出しているとあります。

今後は各自治体においても、こうした対策方針は必要であり、市内の企業や事業所にも都の条例について周知する必要があるのではないでしょうか。ぜひ府中市においても、都の条例制定をうけて今後の対策の具体化を求めたいと思います。(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、教育など、なんでも結構です。メールアドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします)

08 4月

府中市 ケアマネジャー(介護支援専門員)へのカスタマーハラスメントを防ぐために(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう)

府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

介護現場におけるカスタマーハラスメント(カスハラ)について、マスコミなどでも話題になり、こうした労働環境が介護関係職員不足の原因の1つであるとも指摘されています。そこでインターネット上で検索すると、AIにおいて以下のように記載されています。

~介護施設におけるケアマネジャーへのカスタマーハラスメント(カスハラ)とは、利用者やその家族が職員に対して行う過剰な要求や理不尽な要求を指します。

1,カスハラが発生する原因・・①サービス利用者の親族が精神疾患を抱えている、②介護による経済的・精神的負担を感じている、③介護サービスへの理解不足

2,カスハラへの対応・・①介護記録やケアマネジャー、関係行政機関からの情報収集により、原因を探る、②サービス提供者に落ち度があるかどうかを確認する、③職員を精神的に圧迫しないよう、適切な対応を行う、④職場の雰囲気を悪化させないよう、適切な対応を行う、⑤ブログやSNSにより施設の悪評として拡散する可能性があることを踏まえ、適切な対応を行う

3,カスハラへの法的措置・・裁判所は、権利行使の範囲を超えている、企業の資産利用を著しく妨げる、従業員に過度の困惑や不快感を与える、業務に重大な支障をきたす、として違法な業務妨害とみなした判決も出しています。このため東京都福祉局では令和6年4月1日より、利用者・ご家族からのハラスメントだけでなく、職員から利用者に対する虐待も含め、ハラスメントや虐待を受けることがない介護サービス提供の環境づくりが義務化されています。(インターネット、AI検索から)

★ケアマネの約4割が過去1年でカスハラ被害 専門職を追い詰める「言葉の暴力」「過度な要求」(JOINT介護ニュース)

インターネットの「JOINT介護ニュース」によると、日本介護支援専門員協会のシンクタンク部門の調査結果の記事が掲載されています。それによると具体的な被害の内容では、「『言葉の暴力や精神的な攻撃』が最も多いとあり、『過度な要求』『根拠のないクレーム』『度を越えた電話』なども目立」として、「ケアマネが日常的なコミュニケーションの中で圧迫されている実態」があるとしています。『セクハラ』や『プライベートへの干渉』も一定数あった」とのことです。

また同協会によると、ケアマネがカスハラを受けやすい背景については、① 支援を打ち切ると利用者の生活や生命に大きな影響を与えるため、やむを得ず支援を続けがち、② ケアマネは自分に原因や責任があると考えがち、③ 専門職としての価値や倫理から、利用者を見捨てるようなことをしてはならないと考えがち、などの声もあがっていた。

同協会はこうした回答について、「介護支援専門員の価値・倫理の影響だけでなく、高齢世帯や単身世帯が増加していることなどで、介護支援専門員がより複雑で困難な状況に対応する中で様々な葛藤を抱えるといった現状も、影響を及ぼしているのではないか」と分析したとあります。

~私も6月議会でケアマネを取り巻く諸問題について取り上げたいと考えていますが、ぜひケアマネに対するカスハラ対策についても、この際質疑要望したいと思います。(府中市議 国民民主党 ゆうきりょう)~

※ゆうきりょうのブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、教育など、なんでも結構です。メールアドレス yuki4551@ozzio.jp  電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします)