02 7月

危ないブロック塀続々 2498校で確認、さらに増える見込み

【学校校舎耐震化は進むも、ブロック塀の耐震化には未着手が圧倒的?】

 

今朝(2日)の朝日新聞朝刊1面に、先日の大阪北部地震の際、小学校のブロック塀が倒壊した事故をうけて、「全国の学校で安全点検が進むなか、建築基準法に合わない疑いのあるブロック塀が2498校で確認された」とあります。これは同社が独自取材によって判明したもの。「47都道府県と20政令都市、今回の地震で災害救助法が適用された被災13市町に、基準のあわない疑いのあるブロック塀があると確認した小中校の数を尋ねた」というもの。なかでも「さいたま市は小学校103校のうち半数超の56校。市教委の担当者は『古い学校が多く、予算面で改修に手がまわらなかったことも一因』」。「大阪の交野市は小中14校のうち10校で基準にあわない疑いが生じた」とあります。

記事にもありますが、学校ではプライバシー重視の風潮もあり、プールの周囲などにブロック塀が建てられていますが、耐震化についてはもっぱら校舎が中心で、ブロック塀までは改修には至っていないのが実態です。恐らくのブロック塀の改修事業は、国の補助金がないと進まないのではないでしょうか。

府中市内にも22の小学校と11の中学校がありますが、市内のいくつかの学校の塀については大変危険ではないかと感じています。府中でもすべての小中学校の耐震化は完了しているのですが、この朝日の調査にあるようにブロック塀の耐震化は至っていないと思われます。この点、6月市議会の学校施設老朽化対策特別委員会では、この点も質疑があり、市教委は「今後調査する」とのことでした。私も担当者にこの点、再度確認し、今後の計画について、議会でも質疑をしたいと思います。

結城亮(結城りょう)

01 7月

府中市の「パブリックコメント」制度は形骸化していないか?

【「パブコメ」を隠れ蓑に市民からの意見や声を形式的に「聞く」という姿勢に反対】

 

市民のミニコミ誌「府中萬歩記」の最新号では、市民の方が府中市のパブリックコメント制度についてその形骸化したあり方に意見をのべています。それによれば、2017年度に実施したパブコメの意見提出者は「府中グリーンプラザ敷地活用方針」が昨年度は最高で18名。「第6次市総合計画後期基本計画」が3人、「第二次公共施設マネジメント推進プラン」が2人、「行財政改革推進プラン」が2人、他の計画案に対する「パブコメ」の人数も1人、3人、2人、1人、1人、0人、3人、7人。これが市が主張する「パブコメもやっているから、市民の声は施策に反映しています」という答弁の実態であると批判しています。

「パブリックコメント」(パブコメ)とは、行政に対する市民からの意見公募手続きのことをさします。それは行政機関が様々な政策を実施するために、政令や条例を定めたり、制度の改廃をおこなったりする際、事前に市民に「案」を公表して意見を、募ることです。そこで集まった意見を、市の政策実施の際に考慮することが本来の目的です。しかし、たとえば17年度の「パブコメ」制度の「実績」を見ると、市の「パブコメ制度」の実態は本来の目的から大きくかけ離れていると言わざるえません。そこには「本気で市民の声を聞こう」という姿勢は感じられません。

結局のところ「パブコメ」制度とは、これを隠れ蓑にして、「行政は市民の声を聞いていますよ」というアリバイ的な制度として、実施しているにすぎないのではないかと言わざるえません。今後は市民参加の立場から、この制度を抜本的に改革して、真に市民の声がいきる「パブコメ」制度となるよう、行政に対して厳しく声をあげていかなければなりません。引き続き私もこの制度について、検証して議会でも取り上げたいと考えています。

結城亮(結城りょう)

29 6月

高齢者の孤立防げ、広がる支援・・自治体が戸別訪問、交流拠点など

【介護サービスを利用していない世帯に個別訪問で要望を聞く・・練馬区】

 

今日(29日)の朝日新聞多摩版では、ひとり暮らしのお年寄りの孤立を防ごうと、都内の自治体で高齢者から困りごとや相談相手の有無などを聞いて支援につなげる事業が展開されているとのことです。記事では「都の在宅支援課によると、高齢者の見守りをするために職員を配置し、相談窓口を設置する補助事業を2010年度から開始。18区市町が取り組んでいる。職員が対象世帯を戸別訪問したり、地域に交流拠点を設置して高齢者に困りごとを聞きだしたりするなどしている」とあります。記事ではこの制度を利用している練馬区の活動を紹介。「同区では4月、介護サービスを受けていない区内の一人暮らしの高齢者やその世帯を対象に、職員の訪問事業を始めた。」とあり、介護支援にあたる区内25ヶ所の地域包括支援センターに社会福祉士などの資格をもつ訪問支援員を配置、高齢者の申請の有無にかかわらず自宅を戸別訪問するとのことです。

また都の補助事業を制度として取り入れいている、国分寺市の高齢者支援課のコメントを掲載し、「一人暮らしの高齢者を地域とつなげ、地域の力で支えることができるよう働きかけていきたい」としています。

 

【府中市では未実施の制度】

私もこの6月議会の一般質問で、行政と地域の支えあいと独居世帯に対する孤立死予防の施策について質疑をしたこともあり、大変関心をもってこの記事を拝見しました。この都の事業について、まだ府中市では実施をしていません。府中でも、介護保険の適用が可能でありながら、介護保険の適用を申請していない高齢者住民は多数いると思われます。行政は一般的に自分からの「申請主義」を建て前としていますが、今後急速に進展する高齢社会、また増える可能性がある孤立死対策をはじめ、行政と地域住民の支えあい施策を発展させるためにも、引き続き、私も現場の声を聞いて、行政を動かしていきたいと思っています。

結城亮(結城りょう)

28 6月

「継続は力なり」・・朝の駅頭、夕方の街頭に立って4年間、これからも頑張る決意です

【4年間で朝のあいさつは647回、夕方の辻宣伝は419回】

 

4年前の2014年6月26日に当時、勤務していた東京土建府中国立支部を退職し、翌日の朝から駅頭に立って候補者活動をスタートしました。以来4年間、当選後も朝の駅頭、夕方の街頭宣伝を定期的に継続してきましたが、あらためて数えたところ朝の駅頭あいさつは647回に、夕方の駅頭宣伝は419回になりました。私が議員になる前の候補者時代、朝は週4~5回、私がハンドマイクを握って訴えをしていましたが、議員当選後は自身で作成したニュースやチラシを配布して、あいさつをするようにしています。

また当選後も夕方は週2~3回、府中駅周辺でハンドマイクを握って市政や活動報告などを訴えています。4年間、朝と夕定期的に街頭に立っていることで、様々な住民の方から「結城さん、よく駅前で話をされていますね」などの反応をたくさんいただきます。これは本当に嬉しいものです。私は無党派層といわれる方々に、どれだけ共産党への理解と支持、結城りょうの支持をひろげることができるかを大きな戦略方針にしています。そうするととくに無党派層が多いと言われる、勤労者層、サラリーマン層の方々と日常から、「お近づき」になり、共産党や私のことをよく認識してもらうはなければなりません。そのためにも、朝の駅頭での挨拶は欠かすことができないものと考えています。こうして4年間続けていると、チラシ、ニュースは受け取ってくれない方でも、会釈をしてくれる通勤、通学の方は、どの駅頭でも本当に多くなりました。あわせて定置定点でのあいさつなので、街頭で様々な相談ごとを戴く機会もあります。

夕方の街頭での辻宣伝も同じです。駅周辺の買い物客や通学時の高校生の方々などに私の存在を知ってもらうことも目的ことと同時に、政治や市政について関心をもってもらい、考えてもらう機会になれば、嬉しいものです。

もうひとつは、これもよく有権者の方から指摘されるのですが、「政治家や議員なんて、選挙の前だけお願いします」と言って、当選したらあとは何をしているのか、よくからない、というものです。私はこのように指摘されたくないとい思いがあって、当選後も駅頭、街頭でのあいさつを続けています。

確かにこれらの活動は、地道で継続を要する労力ではあり、冬の朝は本当に寒く、布団から起き上がるのが「億劫」になるものです。しかし、これを継続してきたことは、私にとって議員としての」活力」になっていると思っています。さらに市民、有権者の方から「信頼」を得ることが出来るとしたら、これにかわる喜びはありません。私が議員でいるかぎり、この活動は今後も継続していきたいと考えています。

※朝のあいさつ・・月曜は西武線多磨駅、火曜と木曜は京王線府中駅北口デッキ、水曜は京王線東府中駅北口、金曜はJR北府中駅でいずれも午前6時30分~8時まで

夕方のあいさつ・・週2~3回程度、府中駅西口付近または、けやき並木通りで辻宣伝をしています。今後は東府中駅付近でも行いたいと考えています。

結城亮(結城りょう)

27 6月

富山市内で交番襲撃事件発生・・拳銃強奪で2人死亡・・元自衛官逮捕

【東京新聞1面トップ報道より・・犯行は元自衛官で普通科隊員の経験者】

 

昨日(26日)の午後2時ごろ、「富山市の久方町の富山中央署奥田交番で、男が所長の警部補の腹部を刃物で刺し、回転式の拳銃を奪って逃走。男は近くの小学校付近で工事警備員に発砲。刺された警部補と工事警備員の方が死亡するという事件が発生」しました(東京新聞1面より)。私はこのニュースを聞いたときに、「一般の人が簡単に巡査を襲って殺傷、拳銃を強奪し、その銃をすぐに扱い、人を殺傷できるものだろうか」と不思議に思いました。一般的に拳銃は安全装置なる仕組みがあり、知識のない人は拳銃を簡単に扱うことはできないのではないでしょうか。またこの容疑者は巡査を襲ってナイフで殺傷、かつ拳銃を強奪するという犯行にも及んでおり、これも通常の「素人」では、とてもできる犯行ではないと思いました。

その「謎」が今日の東京新聞を見て、わかりました。この新聞報道によれば、事件を引き起こしたのは元自衛官で島津慧大容疑者(21歳)で、殺人未遂容疑で逮捕。記事によれば、殺人容疑の元自衛官について「自衛隊関係者によると、島津容疑者は2015年3月に任期制自衛官の候補生として採用され、陸上自衛隊金沢駐屯地に勤務。昨年3月に任期満了し、陸士長で退職」とあります。

さらに注目される記事として、「(島津容疑者が入隊していた)普通科隊員は通常、小銃を扱い、素手での格闘術の訓練も行う」とあり、私の「謎」が解けました。

ちなみに私は20年以上前、富山市内で過ごした時期があり、この事件があった奥田小学校の比較的近くに居住していたこともあって驚いています。この事件の真相究明と、今後の再発防止策について待たれるところです。

結城亮(結城りょう)