08 10月

府中市基地跡地留保地(浅間町)・・ 高齢者の健康維持のためのトレーニング施設について、新総合体育館建設中も近隣に代替施設を(市民の声)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

現在、府中市は市の総合体育館(矢崎町)を府中基地跡地留保地(浅間町)に移し、同時に生涯学習センターの機能をあわせた複合施設の建設を計画しています。一方で、こうした計画に対して、市民の方から危惧する意見を匿名でいただきましたので、以下紹介させていただきます。

★高齢者の健康維持に欠かせない、生涯学習センターのトレーニング機能について、近隣において代替施設を用意してほしい

私は健康および体力維持のため、平日生涯学習センターのトレーニング室を週 3,4回利用しています。平日にトレーニング室、体育室、温水プールを利用してい る方は高齢者が多く、皆さん主として健康維持の目的で運動されているようです。今回の計画(案)では、生涯学習センターの既存建物は「解体に向けた取り組み」を経たのちR11解体となっています。これに対し、体育機能は「機能統合に向けた取り 組み」を経たのちR13,14に新築、R15に供用開始となっております。

★新総合体育館共用開始までの4年間は長すぎないか

近隣に は無料又は格安で利用できるトレーニング施設はなく、R11に解体されR15に供用 開始されるまでの間(4年間超)、どうやって体調維持ができるのか非常に危惧してい ます。高齢者にとって4年間の空白はあまりにも長く心配です。現在のト レーニング室の代替施設ができてから既存施設の解体を切にお願いいたします。 都立武蔵野の森 総合スポーツプラザは遠く、3時間500円と料金も高く、郷土の森 総合体育館は遠すぎますし、若干料金も上がります(¥300)。運動場所を奪わない でください。

★体育施設で最も利用者数が多いのが、生涯学習センター

また体育施設としての利用人数を見ると、最も多いのが生涯学習センターではないでしょうか。それに対し利用不可期間4年を設けることは、米軍跡地の利用計画の中で総合体育館を移転統合することが目的となり、本来の目的である健康増進が脇に追いやられてませんか?。 基地跡地(留保地)の利用計画の詳細が定まっていない、または公開されていない中で、新総合体育館を、基地跡地及び平和の森公園及び生涯学習センター跡地に股がって建築するとしてますが、おかしくないですか?(以上、市民の方の声より)

~いただいたご意見のなかで、高齢者の方々の健康増進の要望は、大変切実なものだと思います。市による総合体育館と生涯学習センターとの統合計画は、避けられない見通しですが、いただいたご要望については、ぜひ市に対しても要望をしたいと考えています。(府中市議 ゆうきりょう)

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06 10月

府中市 PFAS 横田基地からPFAS流出の可能性「東京都は(横田基地に)立ち入り調査を要請する強い権限をもつ」(防衛省関係者)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
10月6日付東京新聞に、横田基地とPFASとの新たな事態について記事が掲載されています。記事では「発がん性の疑いのある有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ汚染水が米軍横田基地(東京都福生市など)の外に漏れ出た恐れがあるとして、東京都などが4日、防衛省に対して詳細な情報の提供などを要請したことを、都が明らかにした。横田基地外にPFASが漏出した可能性を米側が認めるのは初めて」と報じています。
★基地のすべての雨水溝は最終的に多摩川に到達する
同記事では、「本紙が入手した米軍内部資料で貯水池の汚染水は昨年11月の調査で、PFAS、PFOAの合計が1リットルあたり1620ナノグラム含まれ、国が定める暫定指針値の32倍に相当」「別の資料によると『基地のすべての雨水溝は最終的には多摩川に到達する』」とされ、「基地関係者は『汚染水が土壌に浸透した恐れもある』と指摘した」とあります。
記事によると、この間、東京新聞調べによると、2010年から23年にかけ計8回、PFASの漏出事故が発生したが、都は国に調査などを求めているものの、立ち入り調査の要請に踏み込んでいないとのことです。
★基地外へのPFAS汚染の責任に米軍が言及
また記事では「日米で15年に締結した環境補足協定では、米側からの漏出事故の通報を受け、日本側はこれまでと異なり、基地外の汚染への責任に米軍が言及している。都は立ち入り調査を要請する強い権限をもつ」(防衛省関係者)。また「都の基地対策部の担当者は『立ち入り調査はいろいろな情報を見たうえで考える。基地周辺の自治体と連携して、必要な対応を求める』とした」とあります。
★府中市議会でも国に対し、PFAS調査を求める意見書が、全会派一致で可決(令和3年3月議会)、以下全文です。

「2019年5月、国連の残留性有機汚染物資に関するストックホルム条約締約国会議は有機フッ素化合物PFOAの製造・使用禁止を決議した。同年6月、東京都水道局は、有機フッ素化合物濃度の高い府中市武蔵台浄水所等の水源井戸からの取水を止めた。その後の報道等から市民の間で不安が拾っている。有機フッ素化合物は、熱にも油にも水にも強く、泡消火剤やフライパンの表面加工、撥水剤などに幅広く使われているが、自然界で分解されにくく、体内に蓄積されたガンなどの発症リスクが指摘されている。

府中市において地下水は、貴重な資源であり住民の誇りでもある。長年、井戸水保全の活動に多くの住民が関わってきた。安全性が欠かせず、汚染除去方法の確立も重要である。また、汚染拡散防止のためにも揚水の継続が必要である。よって、府中市議会は、政府および東京都に対し、次の事項について要望する。」

1、有機フッ素化合物の汚染原因を究明し、情報を開示して汚染原因を解消すること。

2,PFOA,PFOSの活性炭による除去などの方法を確立すること。

3,PFOA,PFOSの規制に伴い、代替の有機フッ素化合物が使われていることから、PFHxSなどについても検査すること。

以上地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

令和3年3月22日  あて先 内閣総理大臣、環境大臣、東京都知事

~米軍が初めてPFAS、PFOAについて横田基地からの流出を認めるという、新しい事態を受け、府中市を含む多摩地域周辺の自治体とが連携し、東京都からも国、横田基地に対して、調査と解明を強く求めたいものです。私が所属する会派、自由クラブも市長への予算要望書のなかで、この点について要望していきます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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06 10月

府中市 カスハラ対策 東京都が初のカスタマーハラスメント防止条例の制定

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

昨日の読売新聞に、東京都が全国初となるカスタマーハラスメント防止条例が都議会で成立したと報じています。

★顧客からの正当な権利は侵害しないよう、留意しなければならない

記事によると、カスハラ防止対策については、労働組合の連合東京などから要望を受けており、昨年10月に検討会を設置、法律家、労働団体、経済団体などと議論を行い、条例の制定になりました。

記事にもありますが、最大の課題は消費者の権利保護だったとし、「消費者が委縮したり、正当なクレームが排除されないような配慮規定が必要」「都が条例案に『顧客などの権利を不当に侵害しないように留意しなければならない』との文言を入れたのは、これらの慎重論を踏まえたもの」とあります。また同記事によると、「都議会の委員会では『正当な都民の抗議や要望とカスハラの線引きをどうするのか』といった意見がでた」とあります。

一方で接客の現場は歓迎する声が多数で、「従業員もお客様と同じ人間、『カスハラはだめだ』という理解が広がるきっかけになってほしい」との声を紹介しています。記事ではサービス業の働く人たちを組織するUAゼンセンが6月に公表した調査結果では、「従業員3万3133人の46.8%が『直近2年以内にカスハラ被害にあった』と回答、迷惑行為については、約3分の1が『増えている』と答えた」そうです。

また記事では厚労省の有識者検討会では、カスハラ対策については、今後、企業に対策を義務づける法制化が必要と提言、対応する民間企業も厳正に対処する方針を打ち出しているとあります。

今後は各自治体においても、こうした対策方針は必要ではないでしょうか。ぜひ府中市においても、都の条例制定をうけて対策の具体化を求めたいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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05 10月

府中市 PFAS 横田基地からPFAS流出の可能性、米側が認める、東京都が公表へ(東京新聞)

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。
★8月30日の豪雨で横田基地からPFASを含む汚染水が流出の可能性か
今朝の東京新聞に、横田基地とPFASとの新たな事態について記事が掲載されています。記事では「発がん性の疑いのある有機フッ素化合物(PFAS)を含んだ汚染水が米軍横田基地(東京都福生市など)の外に漏れ出た恐れがあるとして、東京都などが4日、防衛省に対して詳細な情報の提供などを要請したことを、都が明らかにした。横田基地外にPFASが漏出した可能性を米側が認めるのは初めて」と報じています。
 同記事によると、東京都が10月3日、米側から得た情報として、防衛省北関東防衛局から情報を伝達された。都のホームページによると、「8月30日の豪雨で、横田基地の消火訓練エリアからPFASを含む泡消火剤が入った汚染水約4万リットル以上がアスファルト上に漏れ出して一部が、施設外へ出た可能性が高い」とのことです。また記事によると、東京都と基地周辺の6市町でつくる連絡協議会が4日の口頭要請で、「立ち入り調査をする場合には全面的に協力すること」などと防衛省に求めたと伝えています。(東京新聞より)

★府中市が市内の井戸について、PFAS調査を実施へ、都や近隣市とも連携、情報発信を図る

9月に開催された府中市議会の決算委員会の審議で、補正予算案のなかに、「環境対策費」の名目で、有機フッ素化合物であるPFAS、PFOA対策の予算が約400万円ほど計上されています。この予算について、他会派の議員(生活者ネットワーク、奥村さち子議員)が質疑をされ、そのなかで以下の内容について、市から答弁がありました。

①調査箇所の対象・・公共井戸の9ヶ所、市の管理湧水2ヶ所、災害協力井戸37ヶ所

②調査の理由・・令和元年度の多摩地域におけるPFAS調査において、高濃度のPFASが検出され、事態を重く見た環境省も対応方針を策定、市としても国や都、近隣市とも連携しながら、市独自の調査をすることとした。これまでも、府中市の浄水場においても、国の基準値を超えてPFASが検出されたところもあり、市民からも不安の声があがっていたこともあり、今回の補正予算となった。

③市は今回の調査については、市の独自財源で実施、都の調査補助金もあるが、その調査の中身には該当しないため、都の補助金は活用していない。今回の補正予算で実施した結果をうけて、近隣市や都とも連携し、情報の発信を積極的に行っていく。

★国分寺市民への調査では基準値の約3.7倍にあたるPFOSが検出される

以前ですが、朝日新聞1面、2面のトップで、「PFAS 国が対策強化へ」「健康への悪影響指摘」との記事が掲載されています。記事によるとこの間、米軍基地や工場周辺など各地で有機フッ素化合物(PFAS)について、国が対策強化に乗り出すとし、海外の動向も参考に対策を講じるとあります。

また同紙の2面では多摩の市民団体が30日に記者会見を行い、多摩地域の浄水所や井戸水から基準値以上のPFAS、PFOAが検出されたことをうけ、独自に調査を行った結果を公表。「多摩地域で採決希望者約600人を募り、87人分の結果を公表、うち国分寺市の65人で見ると、PFOSとPFOAが血液1ミリリットル中に含まれる量は平均22.8ナノグラムだった。調査方法が多少異なる可能性もあるが、環境省が21年に全国119人を対象に調べた際は平均6.1ナノグラムで、その約3.7倍にあたるという」とあります。

この原因をめぐっては米軍の横田基地から「12年に同基地内で推定800ガロン(約3000リットル)の泡消火剤が漏出した記録がある」とし、米軍基地がある沖縄でも基準値を超えるPFOSが検出されていることを報じています。

PFOS、PFOAとの関係性が指摘される在日米軍基地ですが、記事によれば「日米地位協定が壁になり、米軍基地内への立ち入り調査ができない現状」とのことです。また米国内ではPFOSの汚染問題で集団訴訟も起こっているそうです。

★府中市の武蔵台浄水所でもPFOSとの関係が指摘されていた

この問題については府中市内にある武蔵台浄水所からも、基準値を超えるPFOSが検出されたことが話題となり、市議会でも取り上げる議員さんもいました。また私も20年11月に市長あてに市として独自の調査、また国や都に強く調査を働きかけるよう、緊急要望書も提出した経過があります。

また府中市議会でも「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決され、国や都に提出された経過もありました。今日の朝日の記事をうけて、ぜひ府中市としても市民団体の方々などとも協力をして、PFOS、PFOAの原因調査と対策をするべきと考えます。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市の武蔵台浄水所の水質汚染問題で市と協議しました・・市は主体的に東京都と国へ市民の健康守るための行動を – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市の浄水場の飲み水は安全か? 2019年には有機フッ素化合物(PFAS)が検出・・国立市議会では、東京都に住民の血液検査を求める意見書を可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※ゆうきりょうの参考ブログ⇒ 府中市議会で「水道水源井戸の有機フッ素化合物汚染の原因究明と汚染除去を求める意見書」が全会派一致で可決 – 市民派無所属 府中市議会議員 ゆうきりょう (r-yuuki.jp)

※府中市議会議員 ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市に対するご意見、ご要望、苦情などありましたら、お気軽にメールなどお寄せください。アドレス yuki4551@ozzio.jp

04 10月

府中市 市が管理する枝葉剪定の緊急点検を要望(府中市長への予算要望から)・・日野市の枝葉落下死亡事故をうけて

府中市議会議員(改革保守系無所属)の ゆうきりょう です。

★東村山市が日野市の枝葉落下事故をうけて、市が管理する樹木を緊急点検実施へ

先日の東京新聞多摩版に、東村山市は市が管理する公園、緑地など245地点の樹木163本を点検した結果、85本が直ちに剪定や伐採が必要と判断されたと発表したそうです。

記事では、日野市の緑地で9月、イチョウの枝が落下して男性が死亡した事故をうけて緊急点検した結果、9月17日~25日に実施、1163本中497本が「異常なし」だった一方、581本が「維持管理や外観らの診断が必要」、85本が「直ちに剪定、伐採が必要」と判断されたそうです。

記事では「市によると、伐採と剪定が必要とされたのはコナラ、サクラなどの樹木で、一部が枯れるなどして枝が落下するおそれがある。市は緊急性の高い木から順に、剪定や伐採などを進める」としています。

★府中市でも早く対応を求めたい

今回の事故を受けて、9月に開催された府中市議会決算委員会においても複数の議員さんから、この問題について質疑がされ、市の答弁は、「日常から街路樹、樹木の点検をしているが、今回の事故を受けてさらに注視して、対策を講じる」との趣旨の答弁でした。私もこの事故の重要性を鑑み、会派で提出する市長あての予算要望書のなかの項目の1つに加え、市の対応を要望したいと思います。(府中市議会議員 ゆうきりょう)

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