29 9月

明日、府中市議会本会議最終日

明日はいよいよ、府中市議会9月議会の最終日。午前10時から本会議を予定しています。さて昨日まで続いた決算委員会では、保育所の待機児童の問題が、各会派から意見要望が多数だされました。昨日の決算委員会では、共産党から服部議員が質疑にたち、認可保育所に入所できなかった児童数を質問したところ、認可保育所への申し込み数は5515人、そのうち入所できた児童数は4795人で、差し引き720人が認可保育所を希望しながら、入所できていない実態が答弁されました。府中市の今年度の待機児童数は296人となっていますが、これは認可保育所に入所できなかった720人の児童数から、認証保育所に入所した児童数や育児休業中の親御さんの数を除いた数字が、296人ということです。

小池知事になり、待機児童の解消にむけ補正予算も組むという会見も先日ありました。共産党都議団が再三要望してきた、未利用の都有地の活用はじめ、正規保育士の待遇改善策、乳児の死亡事故が発生して問題になっている、認可外保育所への指導検査の実行などについても、小池知事は年度内に実施するとのことです。

府中市は待機児童数が多いワーストクラスの自治体です。思い切った集中策を講じることなしに、不名誉なワーストの中から脱することはできないでしょう。引き続き、私も共産党議員団も待機児童解消と認可保育園増設、正規保育士の待遇改善をいったいで求めていきたいと思います。%e4%bf%9d%e8%82%b2%e6%89%80%e3%82%a4%e3%83%a9%e3%82%b9%e3%83%88

28 9月

府中市議会決算委員会5日目

今朝は東府中駅であいさつ、午前9時30分から16時まで市議会の決算委員会に出席。さて9月2日から始まった府中市議会の9月定例議会も大詰め。今日は市議会で平成27年度決算の総括質問が行われ、共産党市議団からは服部議員が質疑にたちました。服部議員は、この間、府中市が570億円弱のお金を基金にため込む一方で、3大事業(新市庁舎建設、大規模給食センター、府中駅南口再開発事業)に対しては、当初予想を上回る多額の税金を注ぐ一方で、行革の名による市民住民に対するサービスの削減を行う現市政を批判しました。

私の感想は、この議会の審議を通じて、今府中市はこれから発展するかどうかの分岐点にあることを感じました。他会派の議員の質疑のなかで、過去5年間において府中市に転入してきた住民が3万人いる一方、他の自治体に転出した住民も2万7千人近くいるとのことで、府中市への住民定着が弱い実態も報告されました。いま、府中市は「中心市街地活性化計画」を政府から認定をうけ、今後大規模な市街地周辺の開発事業を展望しています。その一方で、先日ブログにも書きましたが、週刊東洋経済による伊勢丹府中店の業績不振の記事に見られるように、府中駅周辺に魅力と集客力がなくなっていることを、私は肌で感じます。府中の街を今後、どのような方向で発展の展望を描くか、党派を超えて真剣に取り組むべき課題です。

総括質問で他会派からも質疑が行われ、今週金曜日午前10時から市議会の本会議で平成27年度決算に対する賛否が行われる予定です。

府中市庁舎

27 9月

府中市議会決算委員会4日目

今朝は府中駅北口であいさつ、午前9時30分から19時まで市議会決算委員会に出席。今日の質疑は、衛生費、土木費、消防費、教育費などについて審議しました。私は、昨日に続き質疑を行い、教育費関係について、小中学校の教員の労働安全衛生対策について質しました。労働安全衛生法で定められている、すべての学校には、安全衛生委員会の設置および、安全衛生医の配置(教員が50人以上の学校)、または衛生推進委員(教員が50人未満の学校)を配置する件について質問しました。

府中市の小中学校の場合、教員が50人未満の学校がすべてのため、衛生推進委員を配置する義務を負いますが、現在のところ、配置している学校はゼロとのこと。労務管理は副校長が行っており、教員の超過勤務や安全衛生については体制ができていないとの答弁。教員の超過勤務の管理や心身の相談体制が取れていない現状については、現場の教員の方から聞いていましたが、すこし驚きました。私は、その改善を求めると同時に、教員の労働管理や健康管理の問題については、学校内にで早急に確立を求めました。

この問題はいずれ、一般質問でも取り上げ、府中市教育委員会に早急に、体制確立を求めたいと思います。明日は朝から、各会派による平成27年度決算の総括質疑を予定しています。府中市庁

26 9月

府中市議会決算委員会3日目・・総務費、民生費、衛生費で要望

今朝は西武線多磨駅であいさつ、午前から夕方まで市議会決算委員会に出席。私は総務費、民生費と衛生費で質疑を行いました。総務費では、選挙啓発関係でただし、投票率向上のために市が行う施策として、投票日当日の努力が大切なこと。具体的には広報車カーの運行や防災無線での呼びかけを提案しました。市は防災無線については目的外使用となるので、懸念を表明しましたが、私は以前、府中市でも実施し、他の自治体では行っていることも指摘しました。民生費では、生活困窮者自立支援制度について質し、H27年度から実施している同制度について、今後の運用改善のために一定の段階で報告分析書にまとめて欲しいと要望。そこには、府中市特有の生活困窮の中身があるはずだと指摘し、その実施をもとめました。それに対し市は、手引きを作成すると回答がありました。衛生費では、公園の遊具改善を求め、とりわけ古い公園の遊具については、優先的に改善を要望しました。決算委員会もあと2日、頑張ります。府中市庁舎

24 9月

「社会を変えた情報公開」・・市民が議会、行政を糺す力をもつ時代

富山市議会における、政務調査活動費のデタラメな使い方により、自民党系や民進党系の議員が軒並み辞職、近く補欠選挙が行われることになりました。この問題で市民とともに、追及の先頭に立ってきた共産党富山市議団の活躍が、連日報道されています。

さて、私はこの政務調査活動費や、行政の情報公開を求める市民の声という点で思い出しました。それは、今年に4月に出版された「社会を変えた情報公開」(花伝社、杉本裕明氏著)という著作です。私はこの著書が出版された今年4月の段階ですぐに購入し、読みました。著書の杉本氏は朝日新聞の記者をへて、現在も市民の目線から地方政治や行政に対して、情報公開を請求、ジャーナリストとして活躍されている方です。この杉本氏は府中市内に在住をされているとのことで、府中市議会議員の政務調査活動費の情報公開を請求し、その結果とそれに対する疑念と感想についても、この著書のなかで触れています。また府中市の新市庁舎建設にかかわる、業者選定過程の問題点についても記されています。

杉本氏はこれまでも、原発放射能汚染、いじめ自殺事件、産業廃棄物の不法投棄、カラ出張と談合、特定秘密保護法の問題など、隠された情報を追及されてきました。私は、市民オンブズマンと市民たちが、誰にでもできる情報公開の威力を、この著作で心底、知る思いがしました。

 今回の富山市議会の政務調査活動費の事件は、今後、全国の地方議会議員にその影響を大きく与えていくことでしょう。私はこの著作を読み、やはり市民、有権者に対して誠実に、そして自らも情報公開を積極的にすすめる議員でなければならないと、あらためてその思いを強くしました。杉本裕明氏のこの著作、今日の情勢にマッチした著書です。興味深い内容ですので、ご一読を勧めます。

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