府中市 ケアマネジャー(介護支援専門員)の職場環境の改善を求めたい・・その1(府中市議会議員 国民民主党 ゆうきりょう一般質問)
府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。
★なぜケアマネは減り続けるのか・・市はどう分析しているのか
先日の府中市議会一般質問で、府中市における介護支援専門員(ケアマネジャー)の課題と対策について質疑をしました。現状、介護支援専門員(ケアマネジャー)の不足が問題になっています。この府中市においても毎年、地域包括支援センター圏内において、約1000人単位で高齢者が増えている事態があります。同時に介護保険を利用する方はケアマネがマネージメントをしないと、介護保険を使えない仕組みにあり、介護を必要とする絶対人数が増えているのに、ケアマネが少なくなる事態は、憂慮すべき事態であるとの認識を、国も自治体も真剣に考えるべきと考えます。こうした問題を踏まえはじめに1回目以下、4点質問しました。
★ゆうきりょう質問①⇒ 平成30年から直近における、市内のケアマネジャーの人数の推移について伺います。
★府中市の答弁⇒ 「平成30年から直近における、市内のケアマネジャーの人数の推移」について、各年度3月31日現在の数値について、平成30年度は、180人、令和元年度は、 167人、令和2年度は、 159人、令和3年度は、 152人、令和4年度は、 150人、令和5年度は、 143人、令和6年度は、 142人です。
★ゆうきりょう質問②⇒「ケアマネジャーが減少している原因の分析、またケアマネジャーの労働環境、賃金実態についての認識」を伺います。
★府中市の答弁⇒ ケアマネジャーが減少している要因といたしましては、まず、対人支援職であることから身体的・精神的な面での負担が大きく労働環境が厳しい一方で、業務に対する社会的評価が低いこと、少子高齢化による労働人口の減少に伴い求職者数全体が減少していること、また、デジタル化の遅れにより業務が非効率で過重な負担が生じていることなど、複合的な要因によるものと分析しております。
ケアマネジャーの労働環境につきましては、超高齢社会の進行に伴い、高齢者が抱える課題が多様化、複雑化してきており、ケアマネジャーには法定業務にとどまらず、多様な相談が寄せられ対応が求められるなど、その業務範囲の広さと責任が増大しております。さらに、業務範囲の拡大に伴い、管理や連携にかかる業務といった対人的な援助ではない事務に時間を取られるなど、厳しい状況に置かれているものと認識しております。また、ケアマネジャーを含む介護職員については、収入の大部分を占める介護報酬が公定価格であり、以前よりは給与面の処遇改善が進められているものの、いまだ他業種と比べると増額に繋がりにくいといった実態がある。
★ゆうきりょう質問③⇒ ケアマネジャーはその本来業務以外に、介護利用者の方から、どのような「業務」を要望されているか、市としてそれを具体的につかんでいるか伺います。
★府中市の答弁⇒ 市内のケアマネジャーで構成される府中市居宅介護支援事業者連絡会において、「郵便や宅配便等の発送、受取」、「書類の代筆・代読」、「救急搬送時の同乗」、「部屋の片付け・ゴミ出し」、「身寄りのない方への入院中・入所中の着替えや必需品の調達」等の本来業務外の業務を利用者から要望されたことがあると伺っております。
★ゆうきりょう質問④⇒ 市が現場のケアマネジャーの声、意見を聞く機会はあるのか伺います。
★府中市の答弁⇒ 本市では、毎月、開催される府中市居宅介護支援事業者連絡会に市の担当者が出席し、事業所の代表及び、ケアマネジャー本人との意見交換を通して、現場からの意見を吸い上げ、現状の把握と課題の整理を行っているところでございます。また、令和6年度は、同連絡会においてケアマネジャー不足に係る意見聴取を目的とした意見交換会を開催し、いわゆる一人ケアマネの現状や医療連携の課題等について共有いたしました。今後も引き続き府中市居宅介護支援事業者連絡会と調整し、同様の意見交換を行う場を設けるとともに、必要な支援について検討してまいります。(その2へ続く)
※ゆうきりょう のブログをご覧になった方で、府中市への要望などお寄せください。福祉、街のインフラ、防災、産業、環境衛生、学校教育など、なんでも結構です。 アドレス yuki4551@ozzio.jp 電話090-4136-7642(電話にでない際は、留守電にお名前をお願いします) 住所・・府中市紅葉丘2-6-3、メイプルタウン吉野D202