09 4月

明日(10日)に「分倍河原まちづくり提案書」についての意見交換会が開催されます

府中市が今後の都市開発の要と位置付けている、JR・京王線の分倍河原駅周辺のまちづくり計画について、周辺住民や市民の目線から市に意見を提言しようという目的のもと、「分倍河原まちづくり提案書」についての意見交換会が開催されます。この意見交換会は、分倍河原の周辺自治会などが参加している「分倍河原駅周辺まちづくり協議会」がおよそ2年間の協議結果を、高野市長あてに提出を予定しています。そこで市では現在、分倍河原駅周辺の対象地域に、提案書の概要が全戸配布されており、4月16日までの予定で意見募集が行われています。

意見交換会では、安心と安全のまちづくりのために「提案書」を学びあい、8月までのとりまとめ作業を予定し、提案書をよりいっそう充実させたいと考えています。そこで「学びつつ語り、学ぶ『意見交換会』を開催するとのことです。っ参加については、周辺地域住民の方はもちろん、対象地域の内外にかかわらずどなたでも参加できるとのことです。

私は昨年7月14日付ブログで「分倍河原駅再整備と周辺の街づくり成功のために」でも記載しましたが、街の開発の成功は駅や周辺設備の利用者、市民のニーズをどれだけ掴んで、施策に反映させるかがカギとなると思います。府中市もこの分倍河原の開発を成功させるために、副市長として東京都から職員を招聘し、迎え入れいているほどの熱のいれようです。共産党議員団では昨年の議会の一般質問で、赤野議員がこの問題を取り上げていますが、再度、市民の方々からの意見や要望を踏まえて、議会でも主張していきたいと思っています。

意見交換会の開催日時・・・明日4月10日(火)、午後7時~9時

場所・・片町文化センター第一会議室

結城りょう

07 4月

府中市のごみ資源カレンダー未配布問題の業者、葛飾区でも

【毎日新聞ネットニュースの報道から】

 

今日(7日)の毎日新聞のインターネットニュースでは、府中市のごみカレンダー配布もれについて続報を報じています。ニュースでは「東京都府中市で今年度版『ごみ・資源物の出し方カレンダー』の配布漏れがあった問題で、市は6日、カレンダー5万冊の増刷を決めた。『届いていない』と連絡を受けた世帯に郵送するか、直接投函(とうかん)する。届くまでには最長2週間かかる見通し。増刷費は印刷だけで約500万円だという。市はごみ出しカレンダーの配布を新宿区の業者に委託していた。業者は昨年の指名競争入札の結果、約130万円で初めて請け負った。業者は3月中に計約12万3000戸に配り終える予定だったが、市民からの苦情をきっかけに、多くの世帯に届いていないことが発覚。市への苦情や問い合わせの電話は、6日までに1万件以上寄せられている」。

 

【葛飾区でもごみカレンダーの未配達が2279世帯 府中市と同業者】

 

さらに毎日新聞のネットニュースでは、「葛飾区でも資源とごみの収集カレンダーが、2000世帯以上に配られていないと発表。しかも府中市と同じ業者に配布を委託していたとのこと。区の環境部によると、1月22日から1カ月間で約24万5000部を配布するはずだったが、当初から『カレンダーが届いていない』との連絡が寄せられた。6日午後2時半現在で1327件の連絡があり、区によると、少なくとも2279世帯に配られていないという」と伝えています。ネットニュースによれば、府中市の場合でも、この業者は『3月中に全部配った』と主張しているが、苦情を受けた地域は市全域にわたり、中には1軒に6冊配られたケースもあったとのこと」。

 

このニュースを見る限りこの委託業者は、相当「いい加減な」業者であることは間違いないでしょう。ではなぜ指名競争入札において、このような業者にカレンダーの配布業者として委託してしまったのでしょうか。低下価格を追求した結果こうなったのか、それとも他に理由があったのか。市議会としても追及しなければならないと思います。ちなみに府中市のごみカレンダーは地域別に16種類あり、市のホームページからデータをダウンロードできるとのことです。

※府中市のごみ減量推進課の問い合わせは(042ー335ー4400)」

結城りょう

 

04 4月

子ども食堂2200ヵ所超、民間支援、自治体も補助制度広がる

【今朝の朝日新聞、毎日新聞が1面トップで報道】

今朝(4日)の朝日新聞1面トップ、7面において、全国に子ども食堂が2286ヵ所広がっていることが掲載されています。朝日の記事では「地域交流の場として認知度があがったことに加え、『子どもの見守りの場』として期待する自治体からの補助金が開設を後押ししていることが背景にある」と分析しています。記事にもあるように、子ども食堂は、貧困家庭や孤食の子どもに食事を提供する場として、2012年ごろから設立されました。記事によると「運営主体はNPO法人、民間団体、個人など多様」です。「だれでも利用できるようにすることで、『貧困の子どもが行く食堂』という印象が薄まり、地域交流や子どもを見守る環境が生まれやすくなる」と記事にはあります。また朝日7面には「子ども食堂ネットワーク」の釜池事務局長のコメントもあり、資金繰りや安全対策、人材や場所の確保などについて、草の根から組織されている姿が伺えます。「貧困対策だけでなく、高齢者や困難を抱える人がほっとできる地域の居場所として息長く育ってほしい」と語ってます。

【結城りょうの視点・・地域の草の根からの運動と組織、地方議会でも論戦してさらに広がりを】

 私は昨年12月14日付のブログで「子ども食堂、支援する・・共産党都議団の要求に小池都知事が答弁」でも記載しましたが、東京都でも子ども食堂運営補助金を予算化するなど、行政支援も行われるようになりました。府中市議会でも一般質問において、共産党議員団だけでなく他会派の議員の方も、市として子ども食堂への支援策の要望を取り上げています。府中市内にも現在、3ヶ所の子ども食堂がありますが、東京都の補助制度も創設されることから、今後市に対しての支援策を求める要望を強めなくてはなりません。この記事にもあるように、子どもの貧困対策としての場から、地域住民が集い、地域コミュニティーを広げ強める場としての、子ども食堂の存在に大いに期待し、私もぜひ議会でも要望したいと思います。

結城りょう

03 4月

あれっ?まだ府中市ごみカレンダーが届いていない!・・市役所に苦情600件

【カレンダー配布委託業者のミス?】

今朝(3日)の毎日新聞多摩版に、府中市が毎年3月中に各世帯に配布している、ごみ・資源分別を示したカレンダーが、相当数の世帯に配布されていないことが記事に掲載されています。実は私も住民の方から複数相談がよせられ、昨日市のごみ減量課に問い合わせをしたばかりでした。記事では3月26日ごろから苦情がよせられ、この2日間で寄せられた苦情は600件にのぼるとのこと。理由としては「委託業者3月上旬までに計約12万3000世帯に配るはずだったが、相当数の配布漏れがでており、4月になっても18年度版が届いていない状態」とのことです。また記事では「市は『苦情は市全域から寄せられており、配布漏れの地域や世帯をまだ特定できていない。連絡していただければ再配布します』と話している」とあります。

※問合せ先・・府中市ごみ減量推進課 電話 042-335-4400

【結城りょうの視点・・委託業者丸投げでは済まない市の責任を問う】

ちなみに新年度(2018年度)からゴミカレンダーを配布する業者が新しくなっています。新業者は昨年、市の競争入札で落札した業者です。なぜこうした事態になったのか、その選考基準も明らかにして、再発防止を万全にしなければなりません。この問題の責任について、市は単に委託業者の責任にするだけでは、再発を防ぐことはできないのではないでしょう。私に相談を寄せた住民の方は「市の担当者に問い合わせたところ、委託業者の責任にして、自分たちにあまり反省がないように感じた」と感想を漏らしていました。市民の立場にすると、市が直接配布しようと、委託業者が配布しようと、早期、正確に配布してくれさえすれば良いわけです。「委託業者丸投げで、後は知りません」では市民には通じないものです。市は今回の事態をしっかり総括し、私も再発防止を求めたいと思います。

結城りょう

02 4月

府中駅に公衆トイレ開設・・市民の要求運動実る

【5年がかりの運動が議会と行政を動かし、実現した府中の駅公衆トイレ】
 5年以上にわたり府中駅に公衆トイレ設置の運動を進めてきた、市民団体「府中駅バスターミナルに公衆トイレを作る会」のみなさんの要望が実りました。そこで同団体の方から、メールをいただきましたので紹介いたします。
 昨日(4月1日)、京王府中駅ショッピングセンター1階のリニューアル完成にともなって一階店舗内に男女公衆トイレ。けやき並木側エスカレーター横に24時間対応の「だれでもトイレ」がオープンしました。これは、私も事務局に参加した「府中駅バスターミナルに公衆トイレを作る会」が2013年から署名や市長要請を行い、14年6月議会では全会一致で建設促進の陳情が採択され、5年を費やしてようやく開設にこぎつけたものです。
 一方、グリーンプラザ閉館に伴い地下の公衆トイレと1階のだれでもトイレを含めたトイレが閉鎖され、高架下2階東モールのトイレもリニューアルのため閉鎖されています。男女トイレの利用時間は午前7時から午後10時30分まで。しかしバスターミナル側からは店舗開店の10時までは入れません。7時から利用できるルシーニュ側に設けられている入り口は19センチの段差があり、注意の立札はありますが転倒事故が心配されます。
 どのような公衆トイレを設置するかはその街の文化の成熟度のバロメーターとも言われており、街づくりの基本に据えられているバリアーフリー、ユニバーサルデザインを踏まえた「府中市福祉のまちづくり条例」が生かされた高齢者や障がい者にも使い勝手の良いトイレになるよう引き続き取り組みをおこなっていきたいと思っています。(府中市民・Tさん)
 私は昨年の第3回定例議会の一般質問で、府中駅公衆トイレの問題について質疑を行いました。その時の質疑においても、京王ショッピングモール内にできた、男女別公衆トイレの利用時間問題では、市民のみなさんから「利用時間を拡大してほしい」との要望が寄せられていることを紹介しました。市の言い分は「京王さんの理解を得ないと、利用時間拡大は難しい」とのことでしたが、ぜひ今後は京王電鉄という、しかも府中駅という、広く市民の方々に利用される公共性をもつ産業であり、公共性を有する場所であるということを踏まえ、さらにサービス向上を求めていきたいと思います。
結城りょう