02 9月

(府中市 シルバーパス)高齢者に対する社会的フレイル予防策として、シルバーパス購入費用の助成策を求めたい (府中市議会議員 ゆうきりょう)

 府中市議会議員(国民民主党所属)の ゆうきりょう です。

昨日の府中市議会一般質問で、高齢者に対する社会的フレイル(社会的孤立)予防策として、シルバーパス購入費用の助成策を求めて一般質問をしました。

フレイル予防策については、府中市もこの間、介護予防センターを開設、地域の文化センターなどでも様々なフレイル予防の施策を実施されてきました。この間、高齢者のフレイルをめぐる社会環境という点では、2020年4月からのコロナ禍においては、高齢者の方が外出を控えるようになり、フレイルの進行が指摘されました。またコロナ禍があけた今日では、今度は物価高騰による高齢者の外出意欲が削がれているという現状が指摘されています。

★コロナ禍、物価高をうけて高齢者の行動に変容・・外出を控える要素が増える

コスモヘルス株式会社が今年5月に実施した高齢者向けの調査によると、

①「物価高を受けて、あなたの節約行動は変化しましたか?」との問いに、「変化した」が67.8%と答えており、物価高が多くの人の行動変容を促していることが分かりました。

②続けて「物価高をうけて、あなたの節約行動はどう変化しましたか?」の問いには(複数回答可)、「特売、まとめ買いが増えた」が58.7%、「外食デリバリーの回数を減らした」が45.4%「日用品の購入頻度を減らした」が37.2%などの回答内容があり、明らかに高齢者の日常行動が抑制されつつある実態が指摘されています。

こうした生活の変化は、知人との交流減少、外食や趣味などの「不要不急の外出・出費」をさらにカットすることで、社会的な孤立状態になり、運動不足や認知機能の低下から要介護の状態への、重度フレイル化への進行につながる高齢者が、私たちの目には見えない形で増えているのではないかと推察されるわけです。

★府中市独自の「見えないフレイル層の実態調査をするべき」(ゆうきりょう)

「効果的な実態把握の手法について検討」(府中市)

①ゆうきりょう質問⇒ そこで伺いたいのは、府中市における高齢者のフレイル対象者の把握方法、および現状の捕捉率についてです。また、高齢者が行政の支援や地域の「通いの場」に繋がっていない、いわゆる「社会的孤立状態にある高齢者」のフレイル実態を、市は現在どのように把握しているか伺います

①府中市の答弁⇒ 要介護・要支援認定を受けていない70歳から90歳までの節目年齢の方に対し、「心と体の健康チェック」を送付し、フレイル状態の把握に努めております。社会的孤立状態にある高齢者を含め、市内全体の捕捉につきましては、難しいものと認識しておりますが、「心と体の健康チェック」の未回答者に対する地域包括支援センターによる訪問をはじめ、民生委員や地域住民による見守り活動などを通じて、情報の収集に努めているところでございます。

②ゆうきりょう質問⇒ そこで健康寿命の延伸と将来的な介護給付費の抑制という観点から、「見えないフレイルのリスク層」に焦点を当てた、市独自の「高齢者フレイル実態調査」を実施すべきと考えますが、市の考えを伺います。

②府中市の答弁⇒ 社会的に孤立している方ほど調査の回答を得ることが難しく、対象者全体の実態を正確に把握することは難しいものと認識しております。このため、地域包括支援センターによる実態把握のほか、地域の見守りネットワークを最大限に活用しながら、より効果的な実態把握の手法について検討してまいります。

★「単なる高齢者福祉の施策という視点だけではなく、持続可能な高齢化会に向けた財政戦略として、シルバーパス購入費用助成を」(ゆうきりょう)

「他自治体の取組や効果等も参考にしながら、効果的な施策について研究」(府中市)

③ゆうきりょう質問⇒ 今日の物価高騰の影響がもたらす、高齢者のフレイル予防策として有効なのが、70歳以上の方の外出を促進する強力なツールが、東京都のシルバーパスではないかと考えます。ただこのシルバーパスは住民税課税世帯の負担額(年1万2,000円)は決して軽くはなく、これが理由で購入を断念する高齢者も少なくありません。そこで都内の荒川区では、高齢者の健康寿命の延伸と、地域社会につながることによるフレイル予防を目的に、所得制限なしでパスの購入費を独自に助成し、実質負担1,000円とする施策を、25年度からスタートさせました。

単なる高齢者福祉の施策という視点だけではなく、持続可能な高齢化会に向けた財政戦略として、この東京都のシルバーパスの交通費助成の効果を、市はどのように分析されているか。

③府中市の答弁⇒ 交通費の助成は、高齢者の外出や社会参加を支え、フレイル予防や生きがいづくりにもつながるものと認識しておりますが、これのみをもって医療費や介護給付費の抑制に直接つながるかどうかについては、明確な判断は難しいものと考えております。そのため、財政戦略としての効果についても、見極めは難しいものと認識しております。

④ゆうきりょう質問⇒ 府中市における高齢者の移動支援策、同時にフレイル予防策として、荒川区のようなシルバーパス購入費補助を導入すべきと提案しますが、市の考えを伺います。

⑤府中市答弁⇒ 高齢者の移動支援につきましては、外出機会の確保や社会参加の促進につながるものであり、フレイル予防や介護予防の観点からも重要な要素であると認識しております。一方で、支援が必要な閉じこもりがちな方には、地域における通いの場や地域活動への参加を促す取組自体が大切であると考えております。

したがいまして、まずは既存の介護予防事業や地域活動への参加促進の取組を着実に推進しつつ、他自治体の取組や効果等も参考にしながら、効果的な施策について研究してまいります。

★「高齢者を地域社会に参加を促進させるための、足を運んでもらうための具体的な手立て、物質的保証する必要」(ゆうきりょう主張要望)

高齢者を地域社会に参加を促進させるための、足を運んでもらうための具体的な手立て、物質的保証する必要があるのではないかとの問題意識から、伺いました。ちなみに荒川区(22万6千人、26万世帯)がこの事業(シルバーパス購入費用の補助)に投じた予算(25年度)は、3000人が対象で、予算にして約5,300万円、区の担当者の話では「2024年8月に要支援、要介護認定者が、区内で初めて1万人をこえた」そうで、「コロナ禍の行動制限にともない、筋力低下や心の状態の悪化などフレイル状態になる高齢者が増えた」と分析されたそうです。

このことに危機感をもった、荒川区では「この事業でパスを幅広い区民に持ってもらうことで、外出や運動の機会を増やし、健康な心身を維持してもらいたい」「歓迎の声が寄せられている」と話しています。これだけ見ると新たな財政負担に見えます。しかし、高齢者がバスや電車で積極的に外出を促進させ、認知症予防やフレイル予防につながることで、将来的に介護給付費や高齢者の医療費が膨張するスピードを中長期的に緩やかにするための「予防的投資」として、意義ある施策と考える。府中市においても、前向きに検討する価値があるのではないか。(ゆうきりょう)

※「府中市の来年度(令和9年度)予算案について、市民のみなさんから要望を受け付けております。9月20日ぐらいまでにメールでお寄せください。匿名希望でも結構です。

★要望内容の例・・街のライフライン(鉄道駅、バス停車場、道路、信号、カーブミラー設置、公共施設など多数)、市の福祉制度に関すること、小中学校に通うお子さんに関すること、幼稚園、保育所、学童保育、介護、障害者福祉、公共行政のサービスに関することなど、なんでも結構です。※ただし要望内容によっては、私のほうで整理修正、あるいは取捨選択する場合もありますが、どうかご了承ください。 メールアドレス   yuki4551@ozzio.jp  まで

※府中市議会議員 ゆうきりょう の朝の駅頭市政報告は、原則、毎朝下記の予定で行っています。駅頭では「市政通信」を配布しています。お気軽にお声をおかけください。ただ雨天時や、自身の都合により中止の場合もあります。

月曜日・・西武線多磨駅東口

火曜日・・京王線多磨霊園駅南口

水曜日・・京王線東府中駅北口

木曜日・・西武線多磨駅西口

金曜日・・京王線多磨霊園駅北口、※原則、朝5時~8時まで

 

 

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